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クレジット
タイトル: SCP-XXXX-JP - 流星
著者: KcammmLi, Pope3pape does not match any existing user name
作成年: 2023
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized(暫定的)
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは非収容状態にありますが、オブジェクトの特性上SCP-XXXX-JPは流れ星であると認識される可能性が高い事から積極的に収容は行われません。
SCP-XXXX-JPの天文現象としての振る舞いに疑問を抱いた人物には、一般的な収容規定に従い該当の人物に記憶処理が施されます。
説明: SCP-XXXX-JPは██県を中心とする地域で2022/09/01よりほぼ毎日夜間1にのみ観測される花火(または白色光そのもの)です。SCP-XXXX-JPは地上1500m付近で出現し、白色の発光を続けながら自由落下し地上1000m付近で消失します。この発光の照度は常に変動し、直視した際「眩し過ぎるわけでは無いが視認しやすい」程度になっています。出現の兆候は観測されれていません。
このSCP-XXXX-JPの異常プロセスの外観は「流れ星」に酷似しており、視認者はほとんどの場合「奇麗である」「美しい」などと認知します。これが何らかの認識汚染によるものなのか、単に流れ星と認識した結果の反応であるのかは不明です。
補遺1: PoI-1214のアトリエから回収された文書 (日付)██県██市において、PoI-1214のアトリエと見られる家屋が発見されました。以下はPoI-1214の捕縛を目的とした突入調査の際に発見された、SCP-XXXX-JPとの強い関連が推測される文書です。
企画案
タイトル: 兄貴に宛てた流れ星
必要素材:
- 火薬 適量(当てはある)
- その他花火の打ち上げに必要なもの(その筋のやつに聞く) 適量
- ミーム付与技術
- 耐火性の袋(手紙が燃えないように)
要旨: 流れ星みたいな花火。俺が書いた手紙をくっつけて、毎晩空に打ち上げる。どこかにいる兄貴に届くことを願って。
意図: 実のところ、これは企画案なんかじゃない。コンテストに出すつもりもないし、そもそも不特定多数の人間に見せびらかすつもりで作ったわけじゃないんだ。でも、性に合うのは普段使ってるこのテンプレートだから、とりあえずこれに沿って書いてる。
兄貴が失踪してから1ヶ月が経った。失踪なんてばかだと、俺はいまでも思ってる。兄貴の芸術なんてこれっぽっちも理解してない一部の奴らに、「盗作だ」って言われただけなのに。パロディとパクリの違いがわからない奴らなんかのために、兄貴が傷つく必要なんてなかった。
兄貴の作品は、エッジが利いてて鋭くて、いつだって俺の憧れだった。会って間もなかったときに、いっしょに見た流れ星を今でも覚えてるよ。あのあとアレを、最高傑作を作ったときの兄貴がいちばん輝いてた。戻ってきてくれ。またいっしょに兄貴と作品が作りたい。
2022/12/23追記: 兄貴。今どこにいるんだ?手紙は届いてるよな?明日の朝、兄貴を探しに旅に出るよ。どうか待っててくれ。
補遺2: SCP-XXXX-JP発生地点で回収された文書群 以下はSCP-XXXX-JP発生地点付近で発見された市販の封筒に封入された文書の書き写しの内、重要度が高いと判断されたものの抜粋です。PoI-1214の証言によりPoI-1214が文書内で"兄貴"とされる人物に対して書かれたものであると判明しています。
回収日時2022/09/01
兄貴へ
今日やっと作品の調整が完了した。この流れ星が俺が作ったって分かるのは兄貴しかいないよな。だからこれに気づいて早く戻って来てくれる事を願ってる。
兄貴が戻って来てくれるまで毎日打ち上げるからな。
フタゴ
回収日時2022/09/06
兄貴へ
そろそろ火薬の仕入れ先のジィさんに顔を覚えられた。つまりは仲良くなったって事だな。
よしみで教えてもらったんだが今月の13日に███で花火大会をやるらしい。それで職人の中にはミームの達人てのが来るらしいんだ。それは兄貴だったりしないかと思ってよ、行ってみることにしたぜ。
ジィさんには感謝するよ。
フタゴ
回収日2022/09/08
兄貴へ
偶然、本物の流れ星を見た。思い返せば返すほど作品の粗が気になってしょうがなくなる。
改良すべきか…もし兄貴がやるならミームを操って上手くやるんだろうなあ。
フタゴ
回収日2022/09/14
兄貴へ
昨日はヤバかった。忘れてるかもしれないけど例の花火大会だ。何がヤバいって作品の質の高さも確かにそうだったが、そんなのはアレがあったからには重要じゃないんだ。最後の最後、トリの花火の作者が自殺型の殺害ミームをぶち込んだ馬鹿だったんだ。俺は兄貴のミームで鍛えられてるっつぅか、こういうのには慣れてるから一晩気が狂う程度で済んだが、一緒に来た火薬の仕入れ先のあのジィさんは…駄目だった。為になる話色々聞かせてくれたのに残念だ。
それと今日で火薬が切れるから新しい仕入れ先を見つけるまで暫く打ち上げれなくなる。畜生。
フタゴ
回収日2022/09/27
兄貴へ
やっと新しい火薬の仕入れ先が見つかった。爺さんトコと比べてあったかみも何も無いが安くて助かる。
それと、これを読んでるって事は言わなくても解ってるだろうが場所を変えてみた。前の場所で打ち上げ続けても多分…多分何も変わらないだろうし、新しい仕入れ先から近いからな。
追記:そうそう、昼間は昔のアトリエが近いからそこにいるぜ。間違えんなよ。
フタゴ
回収日2022/09/28
兄貴へ
人気につかない場所で打ち上げてんのは兄貴も知ってるはずだ。それでも、打ち上げ場所に来た奴がいた。ガキの癖してオレが財団の連中かもとか疑って名乗っちゃくれなかったけどな。お互い様だぜ。
アイツは昨日の花火を見て来たらしい。兄貴にしか分からない筈だったのに。どうして分かったか聞いたけど、自分のアートでミームをよく使うから耐性があるんだとさ。
こいつは気のいい奴ですぐに仲良くなったんだ。一緒に花火を打ち上げて、その後一緒におでんを食べた。
食ってる時、何でこういう活動をしてるのか?って聞いてくるから兄貴を探してるって俺は言ったらさ、なかなかコイツはお人好しで手伝いたいって言ってくれてよ。色々聞いてみると始めは見当違いって感じだったけど果てには兄貴っぽい奴の話をした。██辺りで見たような気がするそうだ。"気がする"ってのはミーム関連が得意な兄貴相手なら逆に見込みがある。反ミームが得意なら反ミームで身を守っているってスンポーだ。そうだろ?
しかしよ…なんで██なんだ?師匠にはまだ顔見せできねえって兄貴なら言うと思ってたんだけどよ…一体何の用なんだ?
フタゴ
回収日2022/09/29
兄貴へ
██はそれなりに遠いから今日はちょっと準備期間だ。行くのは明日だ。早く会いたいが不備があったらいけないからな。オレ、多分分かったんだけどよ、兄貴、きっと探偵連中に依頼すんだろう?贋作の疑いを晴らすために。あんなん頼るのは金持ちボンボンか裏の連中だけだ。やめとけ。絶対やめとけ。ガチでやる気ならオレも一緒だぜ。
昨日のアイツ…作品の売り込みとか色々外回りは兄貴に任せっきりだったから正直他の奴らの事はよくわからねえ。けど良い奴だ。あっちでも調べてくれるつってたし。でも一つだけ怪しいとこがある。経験にするとかなんとか言ってアイツは流れ星の作り方を聞いてきたんだ。勿論これは兄貴との初めての作品のソレだから教える訳ないんだけどな。オレらのもんだ。
フタゴ
回収日2022/09/30
兄貴へ
俺の花火は見てくれたか?これでもまだ来ないってんならこっちからどこだろうと探しに行こうじゃねえか。
フタゴ
補遺3: SCP-XXXX-JPに類似する異常現象の観測 2022/10/01にSCP-XXXX-JPと異常性が一致する光源が観測されました。同時刻のPoI-1214収容施設の監視カメラ映像は対象の収容が正常に行われていたことを示し、PoI-1214に対する再びの所持品検査、警備職員へのインタビュー、監視カメラ及びその映像の点検/検証などが実施されましたがそれらの結果も同様にPoI-1214が少なくとも自身では当事案に関与していない事を示しました。
対象は2022/10/01から本項目執筆時現在までの間、毎日発生しています。対象の収容体制についてはSCP-XXXX-JPと同様のプロトコルが適用されます。
PoI-1214に対し当事案の映像提供を伴う尋問が行われましたが結果は黙秘に終わりました。なおこの尋問後からPoI-1214が自身の収容違反を試みる傾向が強く見られるようになりました。PoI-1214の収容体制の強化が検討されています。
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- portal:8207850 (22 Aug 2022 22:39)
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拝読しました。
起承転結自体はしっかりできていると思います。しかし、その上でそれぞれの展開にあまり大きな起伏が無かったように思います。また、展開自体も自分の予想を越えるものではなく、ちょっと苦い良い話風で終わってしまった印象です。
まず、話の中心にいるのがAWCY所属のキャラクターですね。その動き方があんまりヘッドカノンと合わなかったです。AWCYは己の人生をアートに注いでいる皮肉家たちという印象を持っています。なので、こんなにきれいなキャラを態々AWCYで染める必要がないなと思いました。やるとしたら、兄はAWCY所属で弟はそのことは知ってるけど無関係、兄を探すために見様見真似で超常に触っていくようにした方が彼の健気さが印象的になるかなと。元からAWCYの人間はあんまこんなことしないかなあと思います。
そして、この記事の大部分を担ってる手紙パートですが、知らないキャラが知らないまま何かやってるなという風に読めてしまい、あまりキャラの心情に共感することが出来ませんでした。それは全てをただ語るだけで済ませているため、読者に発見や気づきを与えることが出来ていないためです。全てを語ることは設定を出す上で一番やりやすい方法であります。ですが、「このキャラは何がしたいんだろう」、「この行動は何に繋がるんだ」という疑問を浮かべることができません。例えば、このパートに入る前に彼のやったことの痕跡を出して、何をしてたんだろうと想像させる間を作りたいですね。
オチ自体もそこまで衝撃があるものではありませんでした。手紙でフタゴが前に進んだと思ったら、それとは別の軸のオチでちょっとズレたものでしたので少し驚きはありましたが。丁度手紙とオチの間にあるはずのフタゴ確保の描写がカットされているため、「彼が何をして兄に辿り着く前に財団に捕まったのか」がわかりません。そのため、補遺2と3の間が上手く繋がらず、悪い意味の驚きでした。現在の記事は起承結で転が抜けてる状態ですね。
以上から、所々の魅せ方の工夫や、展開の作りの甘さが見受けられます。どう展開を組んだら最も効果的なのか考えてみましょう。
拝読致しました。
リビジョン26時点での批評です。
面白かったです。しかし財団が手紙の内容を理解した上で、花火が手動であると分かっているはずなのに"兄貴"に対しての何らかのアプローチを考えていない財団に対し違和感を感じました。それにより現状NVという評価となります。
記事作成頑張ってください。