(改造版)骨の折れる男

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Eucld

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準的な人型実態の収容房において、標準的な手順に基づいて収容を維持してください。SCP-XXX-JPは現実改変能力を有するため、収容房には必ず2基以上のスクラントン現実錨を設置してください。また、SCP-XXX-JPが骨折による痛みを訴えた際には、即座にヒューム値の変動を確認してください。
SCP-XXXX-JPが収容下で死亡した場合、解剖を行い骨組織標本を保存して下さい。

説明: SCP-XXX-JPは「宮崎翔太」という38歳の日本人男性です。やせ型の成人男性であり、身長が180cm、体重が56kgです。遺伝子情報を解析した結果、異常性は見られませんでした。
SCP-XXX-JPは自らの意思によって現実改変を行うことが可能です。現実改変能力は1/30hm程度と推定されています。

SCP-XXX-JPは現実改変能力を行使する際に、自身の骨が骨折します。自身のヒューム値を増大させる際、その数値が大きければ大きいほど生命維持に重要な役割を果たす個所の骨が骨折し、その骨折の度合いも大きくなります。本人の申告によれば2Lの水を同量のコーラに変化させた際には左手の中指及び人差し指の単純骨折と鎖骨の亀裂骨折が生じますが、A4サイズのコピー用紙10枚を100枚の一万円札に変化させた際には肋骨すべての複雑骨折及び左足の大腿骨の粉砕骨折が生じたとしています。

SCP-XXX-JPの骨を検査した結果、SCP-XXX-JPの骨の内部のヒューム値が非常に高いことがわかりました。SCP-XXX-JPの骨が骨折した際、この現実性が体外に流出し、現実改変能力を行使できるものと推定されます。
この特性により、自身の骨を現実改変能力を用いて強化あるいは治癒させるためには骨を折ることが必要となる為、実質的には自身の骨を強化することはできません。

この現実改変能力を行使する際に生じる骨折は、本人の申告によれば、通常の骨折よりも強い痛みを感じます。この骨折は、通常の骨折に比べて非常に速く治り、SCP-XXX-JPが後遺症を負うことはありません。
SCP-XXX-JPの現実改変能力によってこの痛みを緩和する場合には、より複雑に骨折するため、実質的に痛みの緩和はできません。

以上の特性から、SCP-XXX-JPは能力の行使については非常に消極的であり、能力を行使する実験に対しても非協力的です。

SCP-XXX-JPの周囲の現実性を観測した結果、呼吸や飲食を行う際に周囲の現実性を体内に取り入れていることがわかりました。このようにして体内に取り込んだ現実性を骨折した部位が吸収することで、異常な速度での骨折の治癒が生じていると考えられます。骨折をしていない場合には、骨の内部に現実性が蓄積されるものと考えられています。

発見経緯: SCP-XXX-JPは、2020年8月19日に東名高速道路上で生じた交通事故の際に確保されました。当該事故の警察への通報の一部に、「大事故が起こったが車がゼリーになった」という趣旨の発言があったことが財団の関心をひいたことで、機動部隊が派遣されました。この時、事故による死傷者はありませんでしたが、上半身が180度曲がっているSCP-XXX-JPが発見されました。SCP-XXX-JPを財団が設置している病院に搬送し、検査を行ったところ、全身の骨が粉砕骨折していること、異常な速度で骨折が修復されていることが確認され、SCP-XXX-JPは確保されました。

補遺1:
以下はSCP-XXX-JPに対して行われたインタビューログです。

インタビュアー: 骨川博士
<録音開始>
骨川博士: それではお聞きしていきます。あなたがこの能力、つまり骨折と引き換えに望むままに物事を書き換える力を手に入れたのはいつですか?
SCP-XXX-JP: 多分小学校のころかな。それ以前かもしれないけど、自覚したのは小学校5年生の時だ。
骨川博士: なぜ自覚したのですか?
SCP-XXX-JP:小テストがあったんだ。算数の。それで、点数がすごく悪かったんだ。だから、「もっとテストの点数が高くなればいいのに」って思ったんだ。そしたら急にわき腹がすごく痛くなって、その場に座り込んだんだよね。で、先生に保健室に連れて行ってもらったら、肋骨が折れてるっていって病院に行くことになった。それで病院につくころにはもう痛くなくなってて、検査をしても大丈夫だった。なんかおかしいと思ったんだけど、そのまま家に帰って、悪い点数のテストを母親に見せようとしたら元々27点だったテストが、89点になっていたんだ。その時が初めてこの能力を使った時だな。
骨川博士: そのような能力があることを知って、どの程度能力を行使しましたか?
SCP-XXX-JP:それはもちろん、小学生の考えることだからちょっとしたことだったよ。2Lペットボトルに水道水をいれて、それをこっそりコーラに変えた。そしたら左手の中指、それから人差し指がばっきり折れて、ついでに鎖骨にヒビはいったんだ。うずくまって、何十分かたってようやく骨がくっついて痛くなくなって、コーラはぬるくてまずかった。それ以降、できるだけこの力は使わないし、使いたくもないって思ってた。痛いし。
骨川博士: それ以降は、今回大規模に能力を行使するまで使わなかったのですか?
SCP-XXX-JP:いや、正直にいうと時々使った。どうしても遅刻しちゃいけない用事に寝坊したからワープした。両足が折れて立てなくなったけど気合いで間に合わせたこともある。あとは…これはよくないんだが、どうしても金が必要になったからA4のコピー用紙を100万円に変えたこともある。
骨川博士: 何枚くらいの紙を100万円にしたのですか?
SCP-XXX-JP:多分10枚くらい。「この紙が100万円の札束になってくれ」って願って、望み通り紙がスッと札束になった瞬間、いままでで一番キツい痛みが襲ってきた。時々能力を使ったから、大体どの辺がどれくらい折れたかわかるんだが、多分な、肋骨全部と左足の太ももの骨が粉砕骨折した。肋骨はともかく、左足は見てわかるくらいぐにゃぐにゃになってたからな。正直、死ぬかと思った。
骨川博士: あなたの能力と代償については概ね理解できました。それでは、今回の事故についてお伺いします。現場では大型のタンクローリーが1台、トラックが3台、乗用車2台がゼリー状になっており、乗用車はあなたが所有するものだということが判明しています。そして検査結果から、あなたはおそらく能力行使の代償として、全身の骨を粉砕骨折していることがわかりました。なぜこれほど大規模な能力行使をしたのですか?
SCP-XXX-JP:それは簡単なことだ。普通に事故に巻き込まれそうになったからだ。ドラレコは残っているのかな?一応説明すると、タンクローリーがふらつき始めてな。「あっ、これは居眠り運転だな」って直感的に思ったんだ。ヤバくなるまえに抜かすか、どうにかしようと思ったら追い越し車線も前も後ろも運悪くトラックに囲まれてしまったんだ。ヤバいなと思って抜け出そうと思ったんだけど、結局タンクローリーが左にブレて壁にぶつかって横転。巻き込まれてトラックが横転、前を走る乗用車が縦に回転してすっ飛んでいって目の前には吹っ飛んで来たトラック。もう死ぬと思った。だからとっさに「ソフトにぶつかれ!オレ含めて死人がでないようにしろ!」って願った。そしたら周囲の車がゼリーみたいになって、運転手たちもそこに着地したから無事だったらしい。「助かった」と思った次の瞬間、激痛。そういうわけ。
骨川博士: ありがとうございました。他に能力行使に関する何かはありますか?
SCP-XXX-JP:そうだな…。あー、まぁ、昔大学時代に彼女が欲しいと願ったら骨盤が折れたことがあったっけな。
骨川博士: それは大きな代償となりましたね。
SCP-XXX-JP:文字通り、立てないくらいの衝撃だったさ。

補遺2:
2021年9月4日、SCP-XXX-JPが収容されているサイト████にカオス・インサージェンシーが襲撃を行いました。カオス・インサージェンシーの目的はSCP-XXX-JPの誘拐であったとみられ、SCP-XXX-JPの収容セルを破壊し、スクラントン現実錨を停止したうえで、共に脱出することを要求しました。以下は当時の音声ログの書き起こしです。

音声ログ
襲撃者: いいから俺たちと共に来い!折角この錨も止めてやったんだ!能力を使って俺たちとともにワープするんだ!こんなところに閉じ込められたってなんもできやしない!一生このクソどものおもちゃにされるだけだ!
SCP-XXX-JP:うーん、まぁそれが嫌といえばウソになるが、別に今の暮らしも満足してるしな。働かなくても生きていけるってのは天国だぞ。
襲撃者: クソっ、そういうタイプかお前は。まぁいい、ならばこうだ。今お前はここに閉じ込められている。そして外出の自由や娯楽の自由はないな?
SCP-XXX-JP:ないな。あ、でもDVDは見せてもらえるぞ。こないだスティーブマックイーンが主演のさ
襲撃者: (さえぎって)DVDなんかじゃなくて、映画館に見に行ってもいいようにしてやる。俺たちはここの連中とは違う。好待遇を用意してやろう。メシのランクもベットのランクも上げてやるし、娯楽だって与えてやる。
SCP-XXX-JP: あまりに好条件だな。代償は、どうせあるんだろ?
襲撃者: 代償、まぁそうだな。少しだけお前の現実改変能力を貸してほしいんだ。
SCP-XXX-JP: 絶対嫌だ!それならここにいる方がマシだ!
襲撃者:骨折するくらいの痛みも耐えられないのか?ほんの少しだぞ。
SCP-XXX-JP: 嫌だね。お前にはわからないんだ。能力を使った瞬間に体内が砕ける音がするのが!折れたのが分かった瞬間、クラクラするあの瞬間の気持ち悪さが!痛みが!いてぇんだよ本当に!
襲撃者: …よしわかった。ならここからは交渉じゃない。お前を奪取する。おいお前ら。錨を再起動しろ。それごと持っていく。
SCP-XXX-JP:な、俺を連れて行こうってのか?ふざけるな!俺は行かねぇぞ。
襲撃者: いいや、来るんだよ。錨を
SCP-XXX-JP: なら先にお前らが消えろ!あああああああ!!!クソっ!!そんな無理かよ痛ってえええええ!!!!
襲撃者: な…クソ、動かねぇ。お前らもか畜生…
SCP-XXX-JP: あああああああ!!!あああああああ!!!ひいいいいいいい!!!あああああああ!!!クソっ!!
(ログ終了)

機動部隊が駆けつけたところ、地面に倒れ込んでいるSCP-XXX-JPと顔以外をコンクリートで固められて拘束されているカオス・インサージェンシーの構成員3名が確保されました。

スクラントン現実錨を再起動した後、検査を行った結果、肩甲骨の亀裂骨折と右脛骨の単純骨折、鼻骨の粉砕骨折が確認されました。これらの骨折はSCP-XXX-JPの現実改変能力行使に伴うものと推定され、3時間以内に治癒しました。

SCP-XXX-JPはこのインシデントに関するインタビューに応じて以下のように答えています。

「いや、本当に骨の折れる出来事だったよ」


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