SCP-1735-JP - 黒き月は飢えているが？【キメタマコンテスト参加 / ケウォノバーズ】

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クレジット

タイトル: SCP-1735-JP - テレの刻参り
著者: ©teruteru_5、MAKOdot-、Yukko
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-1735-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

説明: SCP-1735-JPは動画投稿サイト"Youtube"(以下、Youtube)にて確認されているアカウントです。アカウント名は"テレワーク呪術講座"というものであることが判明しています。SCP-1735-JPのアカウント保持者を特定する試みは機器のエラーによって、アカウントを凍結・制限する試みはプログラムのエラーによって全て失敗に終わっています。

SCP-1735-JPは毎日2:00 - 2:30までの間に書けてYoutube上にて動画配信を行います。配信内容は不明な地点の神社の境内内に存在する木を映し出しているというものです。木には五寸釘によって藁人形と推測される人型のオブジェが打ち付けられています。

配信開始から10分が経過した時点で、配信画面には"コメント欄に貴方の恨みを書き込みください"というテロップが表示されます。この文字列からは認識災害兆候が確認されており、閲覧者の抱く恨みの感情を増幅させる効果があることが判明しています。

この時、動画のコメント欄には認識災害の影響を受けた人物による大量の書き込みが行われます。書き込み内容は多くの場合において特定個人に対する恨み節であることが判明しています。以下は書き込み内容の一部抜粋です。

記録1735-JP.1

書き込み内容: 浮気した彼氏に罰が下りますように。

記録1735-JP.5

書き込み内容: いじめてくるヤツらくたばりやがれ！

記録1735-JP.14

書き込み内容: あのクソ上司二度と会社に来んなや！

これらの書き込みの内容の多くはおよそ4日後に未知の要因によって実現することが判明しています。実現後の対象に対する調査の結果、多量のクラスA呪術痕が確認されています。このことから、類感呪術に関連する異常であると推測されています。

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SCP-1735-JPは初期は呪術的手段による連続殺人事件としてカテゴライズされ、調査されていました。しかし、その調査過程において"被害者に共通点がない"ことから無差別的殺人であるとの考察がなされました。その上で近年頻発するインターネットを用いた呪殺手法¹を含む調査を行った結果、SCP-1735-JPとして指定されるYoutubeアカウントの特定に至りました。現在、SCP-1735-JPのアカウント保持者の特定が急がれます。

補遺1735-JP.1: 状況悪化

2020年現在、SCP-1735-JPの行う配信内容の同時接続者数は最高で1,006人を記録しています。これは現在進行形で急速に増加しており、将来的には世界規模のDK-クラス: 呪術的蔓延シナリオの発生に繋がるとされています。

同時接続者数の増加背景には、近年のオカルトブームがあるとされています。近年は娯楽の一部として心霊スポット来訪などの行動が頻繁に確認されるようになっています。その中、一部のオカルトマニアがSCP-1735-JPに関連する情報を発信、その結果、新感覚の娯楽としてニーズを満たしたことで急速にSCP-1735-JPの配信への同時接続者数が増加したものとされています。

補遺1735-JP.2: 事案発生

2021/04/05、SCP-1735-JPの行う配信の同時接続者数が3,000人を記録しました。該当配信中における書き込みは4,000件以上を記録しています。

しかし、書き込みが4,500件を超えた時点で、画面に映し出されている木が突如として倒壊しました。この原因は判明していないものの、映像内の呪術強度はクラスIIIを記録していました。その後、倒壊した木がライブカメラに直撃し、配信は途絶する形で終了しました。配信の終了直前、数フレームのみ画面上には三つの白い点が等間隔で描写されていました。これが何を示すのかは不明です。

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赤いところはめちゃくちゃ不安なので重点的に修正お願いします。テレワーク丑の刻参り要素があれば原型なくして構いません。

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  teruteru_5 30 Oct 2022 06:30

  下記メンバーに対して編集を許可します。

  • MAKOdot-
  • Yukko
  • teruteru_5

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  連絡はDiscordのDM (ID: teruteru_5) までお願いします。

  Syutaro 31 Oct 2022 12:36

  + 批評

  すいません、あまり面白味が伝わってきませんでした。NVすると思います。ただ、全体的な雰囲気としては結構好きです！

  1.目新しさがあまり感じられませんでした。人の魂が何かに入ってしまったり、儀式や呪いのルールを破った結果しっぺ返しを喰らう、という話は結構多いと思います。（割と古来からあるイメージです）
  　
  2.一部疑問が残りました。一つ目は、SCP-1735-JP-Bによってウィスプ・ジャックの頭部が置換されるまでになぜ1か月かかったのか、という点です。何かハロウィーンの伝承に関係のあるものだったら私の知識不足です。ごめんなさい。

  ハロウィーンの儀式失敗から置換までに１か月かかったという事は、もしもその間にウィスプ・ジャックのメンバーが精霊との交信等の儀式で危険な目に遭った場合、ハロウィーンの儀式は失敗しているけれどもカブの中の魂は身代わりにされる、という状況になってしまうんじゃないかと思います。

  二つ目に、カブを骸骨に見立てたいのであれば、わざわざ街のカボチャをカブに変えなくても、自前でカブを用意して加工してしまえばいいのではないか、という点です。

  インタビューからは、カブを頭蓋骨に見立てたい事は分かりましたが、街のカボチャをカブに変えるプロセスがどうして大事なのか、が読んでいて分かりませんでした。

  3.細かい点ですが、インタビュー中の言動が気になりました。インタビューログ1735-JP.2で、「じゃあ今の君はあのカブに宿っていた魂だったと。」とあります。

  「今の君」という表現は、その後の丁寧語とそぐわない印象を受けますし、「今の」は要らないのではないかと思います。また、「だった」という表現も噛み合っていないと思います。個人的には、「じゃああなたはあのカブに宿っていた魂だということですか。」というような表現の方が後と合っているのではないかと思います。

  最後に「これぐらいの仕打ちはしとかねえとな。」とありますが、この場合、頭部との置換はSCP-1735-JP-C達が意図的に起こした事というニュアンスになる気がします。それで合っていたらごめんなさい。

  MAKOdot- 05 Nov 2022 16:02

  コメントありがとうございます。
  そして、丁寧な批評を頂いたのにも関わらず、最終的に全く違うSCPを書くこととなってしまい申し訳ありません。頂いた意見は今後の執筆の参考とさせていただきます。ありがとうございました。

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利用ガイド

1. portal:7178014 (30 Dec 2020 05:31)

Footnotes

1. 呪術的効果を持った画像や儀式の効果をインターネットを用いて拡散し、被害を出す手法。例として"呪いのビデオ"などが該当する。