読みたいやつ
画像ソースメモ
- 白菊:名前不明/Rossella Sommaruga CC BY-SA 2.0
- ミーム殺害エージェント:Large-scale structure of light distribution in the universe.jpg/Andrew Pontzen and Fabio Governato CC BY 2.0(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6d/Large-scale_structure_of_light_distribution_in_the_universe.jpg)
アイデア保管庫
- SCP-014-JP-JD/妄言症: エージェント宇津美。メタ認知ができる少女。O5に終了され、ジョークオブジェクトであるというカバーストーリーが流された。
- SCP-XXXX-JP/だから特別収容プロトコルを検閲するなとあれほど…: そこらの怪物。特別収容プロトコルが物語改変で消されてる。そのせいでK-クラス。
原則として特別収容プロトコルは検閲を掛けてはいけません。
- エージェント育良[SCP記事の文体とは]より
特別収容プロトコルを検閲してはいけません。
- マッケンジー博士[「SCPのよくある落とし穴」講座]より
"特別収容プロトコル"の内容は何も検閲しないようにしてください。
- 財団日本支部公式研修ガイドハブ[書き方について]より
下書きメモ
死人の妄言
「コーヒーまだあったっけ…あ、あったあった」
淹れたてが入ったマグカップ片手に、庭に咲く何の異常もない一輪の白菊を見る。
最近は朝に飲まないと目が覚めない。昇進すると仕事が増えて疲れが溜まる、というのは本当のようだ。
「立花先輩!」
思えば数ヶ月前、雛倉ちゃんに大声で起こされたのが始まりだった。
「まだ寝てるんですか!今日は大事な新任管理官の選考の日だって言ったでしょ!」
「え…それ8時からでしょ?まだ6時だよ…」
「口答えしない!早く起きてください!」
時計に表示される2015年1月4日、6時14分の文字。サイト-8141付近には特に重大なインシデントの予測もなく、管理が大変なKeterも収容していなかった。だからほとんどの職員が、"招集されたらすぐに仕事に着く"という条件付きで正月休みプロトコルの対象になっていた。だが束の間の休みも終わり、後輩の怒号で目覚める始末。つくづく財団はブラックだ。
かく言う私は、完全にだらけきっていたのでこの時間に起きるだけでも正直キツい。起き上がるだけでも体が重く感じる。まるで正月太りでもしてしまったかのように。
そう。してしまったかの"ように"。まさか実際にしている訳はない。うん、きっとそう。
…本当だ。
案の定、雛倉ちゃんと一緒に会議室に着いた時には、私たち以外に誰もいなかった。
しばらく時間を持て余していると、1番最初に部屋に入ったのはカナヘビさんだった。
「おう、育ちゃんと結愛ちゃんやないか。あけおめやな!正月休みは楽しめたんか?」
「あけましておめでとうございます。まぁ、そこそこって感じですね。ずっと寝てましたけど…」
「なんやすっかり肉付きよくなっとるやないか。ちゃんと運動した方がええで〜。なんてな、はは」
このトカゲもどき野郎、塩漬けにして食ってやろうか。今年初ブチ切れをした私は、それを表に出さぬように軽く受け流す。怒りを隠せてなかったのは、後から雛倉ちゃんに、私が手に爪を食い込ませるくらい拳を握りしめていた事を指摘されてから気付いた。
「ほんなら、今期のサイト-8141管理官を順に発表していきまーす」
サイト統括のカナヘビさんが順番に名前を呼んでいく。研究管理官、収容管理官、人事管理官、総務管理官…聞き馴染みのある名前もあれば、あまり聞いた事のない名前もある。財団程の巨大組織ともなれば、日本にあるたった1つのサイトでさえ、その人員は多岐に渡る。
そんな中、最も聞き馴染みのある名前が私の耳を突く。
「エージェント管理官は、立花育子。代行は雛倉結愛」
「うわぁ…」「ほんとですか!?」
連動しているかの如く、私が肩をがっくり落とすのと同時に雛倉ちゃんが立ち上がる。雛倉ちゃんは目を輝かせて昇進を喜んでいるが、私は何て事をしてくれたんだという気持ちを前面に出して机に突っ伏す。
「ほんまや。あ、そうそう。エージェント管理官とその代行はGoIのスパイ義務があるんやったな。今スパイが必要なのは…PAMWACか」
「マジですか!?」「えぇ…」
今度は反対に、私がキラキラ立ち上がって雛倉ちゃんが沈んでいった。10代の頃によく職員たちのパソコンを盗んではパムワク板に書き込んでいたが、とうとう財団からの正式な命で書き込めるとは…!
「ははは、2人とも元気やな。よし、就任会議は以上!統括からの言葉も別にいらんやろ。ほな、確保、収容、保護ってことで、解散!」
私は自分の書斎でwktkしながらパムワク板のVIPを見ている。財団に雇用されてから長らく、謹慎を避けるために見ていなかった。もちろん異常行為があったら取り締まらなければならないし、あの時とは違うが、それでも少女時代を思い出すようで気分がいい。いつかPAMWAC関連の指令とかも来るのかなぁ。
思い出す、なんて事に浸っていると、丁度似たようなタスクが私に伝えられる。
「先輩?記憶処理行きますよ」
私は雛倉ちゃんに連れられて、サイトの廊下を歩いている。
「記憶処理って、私たち何かミーム汚染受けてたっけ?」
「違いますよ。先輩は管理官、私はその代行になったじゃないですか。それでクリアランスレベルが4に上がったので、これまで処理された4未満の記憶を再起させるんですよ。カナヘビ先生の話聞いてなかったんですか?」
雛倉ちゃんが冷ややかな目で見てくる。妹のように可愛がってあげている先輩にその目は何だ!最近雛倉ちゃんは反抗期じみた言動が増えている。子どもの頃にそういった事が出来なかった事情は察するが、にしても冷たすぎないか。
それより、記憶処理で消された記憶って残ってるんだ。という事はどこぞの魔法学校みたいに、瓶に収容された記憶を神秘的なふるいにかけたりするのかな。
…なんて妄想も虚しく、液体化された記憶を注射器で体内に入れただけだった。だが不思議な事に、注入された液体が血液に溶けて体内を巡る感覚と共に、消された記憶がどんどん蘇る。なんだか危ないSCiPの記憶や、ミーム汚染を起こしかねないやつなど色々。だがそんな中に、私は興味深い記憶を見つけた。
「ちょ、引っ張らないでくださいよ!」
そう叫ぶ雛倉ちゃんの腕を鷲掴んで、私は自分の書斎に入る。私が開きっぱなしで放置している間にレスバトルが行われている雑談スレを閉じて、SCiP.NET.JPにアクセスする。丁度私の登録情報が更新されたようで、レベル4以下の報告書全てにアクセスできるようになっていた。
私はその中のXXXX番目の報告書を開く。
SCP-XXXX-JPは、認識災害を引き起こす白菊です。
「ねぇ、雛倉ちゃん。これ覚えてる?」
「え?あぁ、これですか。宇津美先輩のお葬式で私が確保したやつですよね!」
なんだか雛倉ちゃんがドヤ顔をしているが、私はそれを微笑んで見ている気分ではなかった。
宇津美ちゃんは私の幼馴染で親友。私の厨二病SCiP時代には仲良くしてくれていた。よく自分たちの妄想を語り合ってたっけ。彼女が話していたのは、"この世界を操る神様"についてだったかな。
私が厨二病を卒業Neutralizedした後も彼女はずっとその話をしていた。私はその事に引く訳でもなく、むしろ彼女の話を楽しみにしていた。だがある日、彼女は任務か何かでサイトを出ていったっきり帰ってこなくなった。何の用事だったか、最後に何を言っていたかは覚えていない。
もちろん私は突然の事に驚き、悲しんだ。でも、私たちは財団職員。いつその命を失うか分からないんだ。そう自分に言い聞かせ、責任をもって彼女を弔おう、そう思った。
でも、友好GoIの手配したお坊さんのお経を聞いている時に私は、いや、参列していた皆が聞いたんだ。はっきり「ほら、やっぱり」と、彼女の声で。最初は嬉しかった。彼女の声がまた聞けて。でも、生前してくれていたような彼女の話を聞いているうちに、参列者の困惑した顔を見てるうちに、あぁ、これはきっとアノマリーなんだろうなって。そうして見つかったのが、このXXXX-JPだった。
空想科学部門のオリエンテーション
よう、諸君。
君たちがここにいるという事は、"空想科学"に分類される報告書を読んだのだろう。そしてそれらは、おおよそ君たちの理解を超え、信じる事が出来なかったはずだ。
XXXX-JP?4006の本物の報告書?或いはもっと壮大な、3812や演繹部門管轄のオブジェクトだろうか。そして…クリアランスの高い者は"ある提言"を読んだのかもしれない。
最後の言葉の意味が分からない者は忘れてもらって構わない。この部門にいればいずれ知る事になる。
この部門にいればと言った通り、今日から君たちは晴れて空想科学部門の一員だ。さぁ、拍手!
…あれ、皆は突然の部署異動は嫌いか?
まぁそんな冷めた顔をしなくてもいい。ここは激務に追われる監督評議会でもないし、冷酷に必要悪を見極めるメンタルブレイク委員会でもない。ただ単に"空想"フィクションを研究するだけの部門だ。
クリアランスの低い職員の間で、"財団三大無能部門"と揶揄する噂話をよく聞く。
倫理委員会、非現実部門、そして我々空想科学部門だ。この中にも入団当初、感じの悪い先輩から"妄想科学部門"という呼び方を聞かされた者がいるんじゃないか?
ある程度のクリアランスを持つと、倫理委員会の重大さが分かってくる。非現実部門も我々の理解は及ばないものの、財団に必要不可欠だから今の今まで残っている。では我々空想科学部門は?存在しないものを研究して何になる?
その答えは簡単さ。我々が研究するのは存在しないものではない。確実に存在するものだという事。
遅くなったが、我々のモットーをご紹介しよう。おい、スクリーンの電源を入れてくれ。
ジャン。我らの神を殺す。
あはは、やっぱりな。これは今やオリエンテーション恒例の一発ギャグなんだよ。
…だが、ノンフィクションなんだ。まぁ聞いてくれ。
世界シミュレーション仮説をご存知だろうか?あれ、今期の新任にはこっちはウケなかったか。
そう、この世界は全て上位存在が作ったシミュレーション、ゲームであり物語ストーリーである、という事。
あぁ、ようやくウケた。
面白いジョークだが、もしこれがジョークではないと言ったら?
例えば君たちは今、目の前の新任研究員の1人が、拳銃を持って暴れている景色が見えるだろう。何て言ってるんだ?ふむ…「私を博士の座から引きずり落とし、こんな下らないオリエンテーションを聞かせるとは何事か」。なるほど、一理あるな。
そして君たちは不思議に思うはずだ。
あぁ、暴れている君は続けてもらって構わないよ。
なんで自分たちは立ち上がって逃げられないのか、なんで弾丸が額を撃っても死なないのか、なんで彼の拳銃から放たれる弾丸がBB弾なのか。
残念ながらこのオリエンテーションは極秘で、会場の中にエージェントはいない。外には数人いるが、防音のせいで中の状況は一切分からない。
だが不思議な事に、俺が3カウント数えると、エージェントが入ってきて暴徒を抑えてくれる。
3、2、1。
ビンゴ。さぁ、そろそろ分かったかな?
これが我々の仕事だ。いやいや、エージェントが入るタイミングを予想する事じゃなく。
驚くなかれ、この物語オリエンテーションは全部"神様"の描いたストーリー通りなんだ。元博士が暴れだしたのも、弾丸が全部BB弾なのも、君たちが暴動の中でじっと座りながら俺の話を聞いていたのも。
我々の仕事は、弾丸がBB弾ならそのままにし、逆に小さな拳銃から放たれるのが大量のクソトカゲだったり、入ってきたエージェントの全員が殺戮半神だったりした時には、トカゲを鉛玉にし、アベルを人間に戻す事。まさか身をもって"物語改変"を受けて、今更俺の言う事を笑う奴はいないだろう。
確保、収容、保護。アノマリーを捕まえて、しまい込み、人類を守る。ご存知財団の理念だ。
だが我々の相手は確保出来ない。収容もほとんどは無理。そもそも我々の相手は、この世界が存在出来る"要因"であり、本来"絶対的に逆らえないもの"だ。アノマリーですらない。
では我々は何の為に仕事をするのか。そこの君、分かるか?
…気にしなくていい。最初から分かる奴なんかいない。
答えはズバリ、"財団、そして物語を保護する事"。決められたストーリーの編集を防ぐ事だ。財団が危険なアノマリーを確保した物語、財団が世界を救った物語、或いはXK-クラスシナリオが起きた物語だって、無闇な改変に晒してはならない。
どうして?世界を守るのが財団の使命なはず?確かにその通りだ。世界を守りたければ、バッドエンドを積極的に編集してしまえばいい。
だが考えてみてほしい。我々の死闘を娯楽と楽しむ奴らが、ただただ平和な物語を好むと思うか?飽きられ、削除ボタンでゴミ箱行きにはならないのだろうか?
我々は物語の結末を知り、それまでの過程を遵守する義務を負う。もし2000が起動して世界が救われる結末があり、起動前に世界を滅ぼすオブジェクトの収容違反が何らかの運命から外れた因果で防がれたら、我々が収容違反させなければいけない。もちろん我々の首が飛ばない方法でな。そう、2つの意味で。
もう一度簡単に言い換えよう。我々は、世界を守る為にK-クラスシナリオをこの手で起こさなければならない時がある。物語の矛盾と破綻を防ぐ為に。
我々は"世界"ストーリーを守る為に、"財団の全て"スポイラーを知る必要がある。認識災害を起こす報告書、O5のたった1人しか知らないとされている報告書、最高機密の報告書でさえ全てだ。
そしてもちろん、こんな話を部門外の職員に知られる訳にはいかない。我々は"世界"ストーリーを守ると同時に、真実を一般職員から隠蔽しなければならない。
神を殺すなどと謳っているが、目的を果たす為なら、我々は時に"神"と時に協力する。全ては決められた運命を保護し、理不尽を防ぎ、結末エンディングを迎える為。"神"を我々の都合で操る為ではないのだ。
もちろん、"神"が我々の世界を理不尽に破壊し、虐殺し、物語を崩壊させるなら、我々の手で"神"と闘う時もあり、その為の研究にも日夜明け暮れている。
おっと、そろそろ時間か。これまでの話を聞いて、自分にはやる自信がないと思った者は申し出てくれて構わない。記憶処理を施して解放する。
それで、辞退する者は…ははっ、ほとんどか。
なら、最後に1つだけ話をさせてくれ。腰が痛いかと思うが、すぐに終わる。
K-クラスシナリオの物語では、一切救いのない物語も存在する。2000を含んで地球ごと破壊されたり、宇宙が消滅したり。もちろん我々はそのような物語も保護する。
それは何故か。
簡単だ。物語は、誰かの心の中ヘッドカノンで、必ずハッピーエンドになるように出来ている。全部が全部絶望まみれではない。誰かの中で生きている世界は、生きているんだ。
我々はそれを追い続ける。世界が滅ぼうと、宇宙が消えようと、財団職員の全員が諦めようと、どこかに存在するハッピーエンドを求め続ける。
希望を捨てるな。我々は空想科学部門として、全てのエピローグの句点が打たれるまで、世界ストーリーを諦めてはならない。
我々はいつの日か真の結末ハッピーエンドが訪れるまで、闘い続ける。
…以上だ。それで、辞退する者は何人だったか?
あぁ、随分減ったな。さっきは0より多かった気がするが。
では改めて、空想科学部門へようこそ。財団の明日がどっちかは、我々が決めるのだ。
ん?何だ新人。早速質問か?
何故俺がそんな事を知っていたのか。どうして空想科学部門は、真実に気付けたのか。
…さぁな?
SCP-3140-JP 再臨せし奈落の悪鬼
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-3140-JPは、サイト-8141の人型アノマリー収容チャンバーに収容されます。SCP-3140-JPが活発化して脱走を試みる事を防ぐ為、定期的にSCP-3140-JPと対話し、精神状態を安定させてください。この際、対話を試みる職員は"魅了"チャームに対する耐性が無ければいけません。SCP-3140-JPが予期せぬ能力行使を行った場合、サイト-8141へ機動部隊が要請されます。
説明:SCP-3140-JPは、解離性同一性障害を疾患している10代の少女です。また、症状に加えて以下の能力を有している事が実験により解明しています。
- "邪気眼"クリアボヤンス - レベルV霊的実体1を目視で認識できる。
- "黒剣舞"ダークフェンサー - 剣による攻撃でレベルIV破壊耐性を無効化する。
- "念雹凍"エターナルブリザード - 現実改変によって任意の物質の温度を、融点まで下げる。
- "奈落翼"デスエンジェル - 自身の肩甲骨から黒色の翼を生成し、その翼で空中を飛行する。
- "魅了"チャーム - SCP-3140-JPの表情を視認したヒトに服従を強制させるミーム汚染。レベルIII以下ミーム耐性のヒトに曝露する。
尚、これらの能力の名称は、"魅了"に曝露したエージェント立花が命名しました。現在、曝露から解放されたエージェント立花による名称変更の申請は、今後の記録、実験等の複雑化を考慮して却下されています。
SCP-3140-JPは、"アニメキャラクターと結婚するための研究計画局"のメンバーだと思われる存在によって召喚されているところを、エージェント雛倉により発見されました。召喚士は不明な方法でその場から消失した為、現在捜査が行われています。
戦闘が予想されましたが、エージェント雛倉が対話により確保しました。当時の映像は補遺1を参照してください。
補遺1:映像記録3140-JP
映像:SCP-3140-JP確保記録
録画者:エージェント雛倉
日付:2014/█/██
[ログ開始]
エージェント雛倉: 未確認…いやあれ未確認か?…のアノマリーを発見。PAMWAC構成員に召喚された模様。召喚した本人は消失。これよりアノマリーの確保を試みる。
SCP-3140-JP: [困惑した様子で立っている]あれ、ここどこ…?私何して…
エージェント雛倉: お嬢さ〜ん。ちょっと私と一緒に来てくれないかな〜?
SCP-3140-JP: [突如体が跳ね、俯く。直後人相が変わり、エージェント雛倉を睨む]何奴だ…我の血を拝むを望むならば、此処で貴様は凍てつき屠り去られる。
エージェント雛倉: うわ…昔の先輩のインタビュー記録とそっくり。あーえっと…[対象に手を伸ばす]
SCP-3140-JP: 我に触れるな![対象の左手に凝固した水分子が剣状に生成される]
エージェント雛倉: あ!"黯念寒結剣"クリスタルフォースセイバーだ!先輩の魔導書に書かれてたな…懐かしい…
SCP-3140-JP: は…何を…?
エージェント雛倉: えーと…[軽く咳き込む]高潔なるアザナエル様。下賎なる私共は、貴女様の素晴らしき御力の秘密を知りたいのです。ですから、不躾だとは存じますが、私に着いてきて頂けますか?
SCP-3140-JP: ふむ…我の神技の名を言い当てるとは。その心意気は本物と見る。汝の願い聞き入れよう。
エージェント雛倉: よし!少々お待ちください![7秒間の沈黙、足音が鳴る]あ、えー、アノマリーの確保に成功しました。対象をサイト-8141に連行します。ログを終了します。
[ログ終了]
終了報告書: SCP-014-JP-Jとの異常性の酷似が見られた。関連性の研究と召喚士の捜査を求める。
補遺2:インタビュー記録3140-JP
対象: SCP-3140-JP
インタビュアー: エージェント立花
付記: エージェント立花がSCP-3140-JPに初めて接触した記録。エージェント立花はレベルVミーム耐性を持っているにも関わらず、"魅了"に曝露した。原因は現在調査中。
[録音開始]
エージェント立花: [小声で]ときめいちゃダメ、ときめいちゃダメ、私は卒業したんだ…[声の調子が戻る]あぇっ!?録ってる!?あ、あーえっと、これよりインタビューを開始します。
SCP-3140-JP: 独りで何言ってるんですか…?
エージェント立花: あ…ごめんね██さん。それで早速なんだけど、アザナエル様に代われるかな?
SCP-3140-JP: はい、分かりました…[体が跳ね、人相が変わる]…用か、人の子よ。
エージェント立花: アザナエル様…!やっとお会いでき…あぁじゃなくて!えっと、この世界にいらっしゃった経緯ってお分かりですか?
SCP-3140-JP: あぁ、その事か。何やら眼鏡をかけた中年の人の子によって呼び出されたようだ。奴は我と婚姻の契りを交わそうなどとほざいていたが…あの女が来るや否や消えていなくなった。
エージェント立花: なるほど…では次に貴女様の御力についてお教えください。
SCP-3140-JP: いいだろう。まず我は黒き翼と邪を視る眼を持つ。これは過去の我の"主"が、我を下界に堕とす刻に与えた。
エージェント立花: ほうほう…[声が若干震える]
SCP-3140-JP: 次に、下賎の者は皆我の顔を見るや否や我に服従する。この美貌がそうさせるのだろう。
エージェント立花: 確かに…とても美しい御顔をしてらっしゃいます!
SCP-3140-JP: そうだろう。そして何より恐るべきが、氷魔の念とアーサー王の剣技だ。"ラグナロク"では我が剣を振るい、かのタイタンの軍勢を我独りで沈めたものだ。
エージェント立花: [興奮した声で]素晴らしい!何という御力でしょう!貴女様ならあのアベルさえも…
エージェント雛倉: [インタビュー室に駆け込む]ストーーーップ!!先輩!先輩しっかり!あぁ駄目だ目が完全に…インタビュアーが予期せぬミーム汚染曝露をしました!これにてインタビューを終了します!
[録画終了]
終了報告書: インタビュアーはインタビュー終了後、"無駄に格好付けた"能力の名称を繰り返した為、Aクラス記憶処理を施された。現在対象の異常性を便宜上、インタビュアーの主張したもので呼称している。インタビュアーのEuclidSCPとしての再評価は、記憶処理後の本人の言動を考慮して却下された。
結論から言うと召喚は成功したが結婚は無理だった
キレてほしいのはヴェール屋に見つかった
多分財の者 流石に俺までしまわれるのはごめんだったからテレポで逃げてきた
スレ落としていいよ
補遺3:インシデントログ3140-JP
ガチのマジで上位物語層のVIPPERだけど質問ある?
こ の ホ ス ト は 存 在 し な い
サイトルール 第3章第3条第7項:スパム的コメント投稿の禁止
SCP-JPのサイトルールではスレッドを一覧の上に移動させる目的の「あげ」「age」などのような意味を持たない投稿をする事は禁止されています
また>>9はVoteポリシーで定められた「著者に基づくVote」に該当しておりサイトルール 第3章第2条第1項:記事の内容に基づかないVoteの禁止に違反しています
旧Tw█tterのリプ欄みたいなものだと思ってくれていい
これ伝える為に下にスレ立てたようなもんだから質問してくれてありがと
「巣で█ね」は現実のVIPで猛虎弁なんJ語で書き込むと言われる言葉で意味は「巣なんJにだけ留まってそこで█んでろ」
エセ関西弁、ワイ、ニキ、ンゴ、クレメンス、イッチ、パッパマッマヌッコ等のワードをVIPに書き込んだ日にはボコボコに叩かれる
ちな現実のなんJは人が少なくなったせいで過疎って今は更地になってる
ステータス未定義の下書きリスト
批評中下書きリスト
批評中断状態の下書きリスト
批評が終了した下書きリスト