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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:
現在、SCP-XXXX-JPはサイト-81██内に、数本の空のカセットテープと共に収容されています。実験行為については後述する条件の下、行ってください。

説明:
SCP-XXXX-JPはメーカー不明、長さ28.6 幅43.5高さ14.5cm重さ4.7kgの銀色の古びたテープレコーダーです。一般に普及しているものと大差はなく、素材にも異常性は見られません。しかし、カセット挿入口の開閉、再生、以外の操作については何の挙動も見せず、内部に何らかの故障があると考えられています。分解調査はSCP-XXXX-JPを破壊する可能性があるため実行されていません。

SCP-XXXX-JPの異常性は、保存済みまたは空のカセットテープを人間が再生した時に現れます。再生ボタンを押してから約2秒後、ボタンを押した本人(再生者)と同様の声により次のような旨の文が再生されます。
「私は████(再生者の名前)です。
私は████年██月██日に、████(死因)により死亡します。」
死因は非常に明確に再生され、その状況を容易に想像することが可能です。尚、音声は再生者が日常的に最も使っている言語で再生されます。

SCP-XXXX-JPの再生者は再生内容に示される通りに死亡することが確認されています。また、その死を回避しようとした場合、回避可能であることが確認されており、再度再生した場合その内容に変化があります。回避に必要な行動には未だに明確な答えが得られていません。

発見経緯: SCP-XXXX-JPは20██年1月17日に██県██市の小規模リサイクルショップにて発見されました。従業員が倉庫の確認の際当該scpを発見し、製品の状態を判断しようと再生したところ異常性を確認、その後財団職員に回収されました。

補遺1:Dクラス職員を用いての実験によって、当該scpの有用性が示唆されています。SCP-XXXX-JPでは死因が明確に再生され、またその回避が可能であるため他のscpの収容を容易にする可能性があります。実験内容については実験記録を参照してください。

実験条件:SCP-XXXX-JPによって死因を示された人間は、その内容によっては精神異常を起こす場合があるため、できる限り健康で寿命が長いと判断できる人間に実験をさせてください。また、SCP-XXXX-JPは外見上古いように判断できるため、破損の可能性を危惧し不必要な利用は避けてください。Level3以上の職員の許可の下、実験が可能です。

以下に記録されている実験は有益であると考えられるものをまとめたものです。

実験記録-01 SCP-XXXX-JP 20██/██/██

対象:研究員A

実験内容:研究員Aが再生ボタンを押し、反応を観察する。

実験結果:研究員Aのものと思われる声で「私は████(研究員Aの本名)です。私は20██年██月██日(実験日から約60年後)に██県██市の病院で、妻、息子、娘に看取られ老衰します。」と再生されました。

考察:かなり明確に死因が示されることがわかりました。この再生内容が何らかの意味を持つものだとして、実験を進めていきます。

実験記録-03 SCP-XXXX-JP 20██/██/██

対象:Dクラス職員(以下D-12887と称する)

実験内容:D-12887が再生ボタンに押させ、反応を観察する。

実験結果:D-12887のものと思われる声で「私は████(D-12887の名前)です。私は20██年██月██日(実験日から2日後)に宿舎で自らの首を縄で絞め死亡します。」と再生されました。実験後D-12887の精神は非常に不安定になり、2日後宿舎にてD-12887が自らの首を縄で締め死亡しているのが確認されました。

考察:再生内容が現実のものとなる可能性が示唆されます。再生内容によっては被害が考えられることから、不用意な実験は控えるべきでしょう。

実験記録-05 SCP-XXXX-JP 20██/██/██

対象:Dクラス職員(以下D-12888と称する)

実験内容:4日後SCP- への侵入を予定しているD-12888に再生ボタンを押させ、反応を観察する。

実験結果:D-12888のものと思われる声で「私は████(D-12887の名前)です。私は20██年██月██日(実験日から4日後)に、SCP-████の[削除済み]で死亡します。」と再生されました。数日後に死ぬことを認識したD-12888はSCP-████への侵入を拒否し、半狂乱になったためD-12888のSCP-████への侵入は中止となりました。

実験記録-06 SCP-XXXX-JP 20██/██/██

対象:D-12888

実験内容:再度、D-12888に再度、再生ボタンを押させる。

実験結果:D-12888のものと思われる声で「私は████(D-12888の名前)です。私は20██年██月██日(実験日から約20年後)に、██県██市の病院で膵臓癌で死亡します。」と再生されました。

考察:死亡理由を取り除いた場合、別の死因が示されることが分かりました。

補遺2:SCP-XXXX-JPを利用すると、実際に行動せずともその死因が判断できるため、死者を出さずにその他SCPに対する実験の結果を予測できる可能性があります。何を基準に示される死因が変わるのかが未解明であるため、今後も実験を引き続き行っていく予定です。



ステータス未定義の下書きリスト



批評中下書きリスト



批評中断状態の下書きリスト



批評が終了した下書きリスト

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