SCP-XXX-JP


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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPのその特性につき、この店を外部や一般人と隔離する必要はないと考えられています。経営者は一般人であり、今までSCP-XXX-JPが利用客や近隣住民に対し一定範囲のアノマリー的異常性を伴った事象を起こしたことがないためです。エージェントを派遣し、月に1回、店主に来客状況についての調査を要請します。また店内に財団のデータベースに接続されている監視カメラを2台から3台、設置してください。20歳未満の職員は収容の担当に着くことができません。

説明: SCP-XXX-JPは東京都██区に存在する、玩具や小種の食料品を取り扱う一般的な商店です。二人の男性店員が経営していますが、二人には異常性は確認されていません。そして男性店員二人はこの店の異常性を理解していませんでした。

SCP-XXX-JPは13歳以上、20歳未満までの人間に認知されないという反ミーム的異常性を備えています。12歳以下や20歳以上の人間は何の違和感も感じずにこの店を利用します。しかし、13歳から19歳までの人間はこの店を認知できず、地図上で発見できない、近くを通り過ぎても気づかないといった現象に陥ります。店の写真やウェブサイトを提示すると、数秒後にこの店に関する記憶が消去されます。また、12歳までこの店を利用していたがその後にここの存在を忘れ、20歳すぎにふとこの店を訪れ存在を思い出したという利用客のケースも確認されています。

対象: SCP-XXX-JPの店員大谷

インタビュアー: エージェント・西内


<録音開始>

西内: これから簡単な質問に答えていただきます。この店の異常性に関して、ということになりますが、差し支えなければ多くの情報をいただけるとありがたいです。

大谷: 大丈夫です。隠すようなこともないのでね。話の内容によってはこの店が何らかの形でなくなる…なんてこと、ないですよね?

西内: それについては保証させて頂きます。

大谷: こんなよく分からない、正直怪しい組織にいろいろ喋るのも怖いけど…わかりました。協力させてください。

西内: どうして、一部の年齢層の利用客が居ないことに気がついたのですか?

大谷: いつも商品を入荷してる企業から、アンケート実施して欲しいって連絡が来たんだよ。1週間ぐらいやってたんだけど、客が小学生と大人しかいなかったんです。それがずっと続いて…中学も高校も割と近くにあるんですけど、もしかしてうちの店の悪い噂とかがあるんじゃないかって心配になって。兄弟がいる小学生の子に、お兄ちゃんがなんか変な話してた?って聞いたら、最近はここについての話はしてない。って言うんです。

西内: そうですか。

大谷: でもはっきり覚えてる。昔って程でもない前には普通に中高生の子もいたんだ。僕けっこうお客さんと話すんですけど、最近まで来てたのに中学に上がったとたん来なくなる子もいるんですよ。少し寂しくて。逆に前はあまりいなかった20歳過ぎの人が店にたくさん来るようになって。最近変だなーと思ってたら、ちょうど昨日、あんたらが来たんですよ。

西内: はい。あれは別の調査でしたが。

大谷: 西内さん、あの時持ってかれた██、あんた達がSCP-████-JP1って呼んでたやつ、あれは今回の話は関係ないんですかね?

西内: ないとは言いきれませんが…詳しくは話せないことになっています。

大谷: そっすか。あの…今日インタビューうけた後に申し訳ないんですけど、そんなに不思議な事でもないと思うんですよね。他の店探してもありそう。中高生になってカードゲームに飽きただけってことも、有り得るんじゃないですか?

西内: そうですね、仮にこの店に異常性がなかったとしても、その具合を調査するのが我々の仕事です。

<録音終了>

(インタビュー終了後、大谷にはクラスB記憶処理を施した)

補遺: インタビューから█ヶ月後、SCP-XXX-JPに16歳前後の男子学生が継続的に確認され、調査することになりました。エージェント・西内がコンタクト、その男子学生とのインタビューを試みました。

<録音開始>


▇▇: (酷く怯えた様子で)おじさん、僕は万引きなんかしてません。本当です。

西内: 落ち着いて下さい。あなたが万引きをしたなんて思っていませんし、私が聞きたいのは別の事です。

▇▇: 本当ですか…?それじゃぁ、何の用で?

西内: あの店は、訳あって通常の中高生の年齢は行けないはずなのですが、

▇▇: それって…存在を忘れてるとか、そういう話ですか?

西内: 心当たりがありますか?

▇▇: はい。僕カードゲームが好きで、小学生の頃から友達と通ってたんです。なのに、気がついたらそのメンバーみんながそんな店知らない。って言うんですよ。連れて行ったこともあるんですけど、気づいたら居なくなってて、そのあとはぐれた、今どこ?って電話が来たりして…

西内: なぜ自分だけが知っているのか、心当たりはありますか?

▇▇: いや…その

西内: もしくは、自分だけが関わっているあの店との間の出来事はありませんか?

▇▇: あるといえば…あります。話せない内容では無いですけど…

西内: お聞かせ願います。我々にも、店にも重要な情報となり得るので。

▇▇: …12歳の誕生日の前日に家出したんです。親と揉めて。でも行く宛がなかったから、閉店の少し前くらいにあのカードショップに這入って、机の下に隠れてました。レジやってた店員さんが寝てて…そのまま日付を越えて、僕も寝ちゃってたんですけど、店員さんに見つかって。そしたら不法侵入と万引きを疑われて警察に通報されました。凄く嫌な過去です。万引きはしてなかったので許してくれたんですけど、母が泣きながら警察の人に謝ってて。

西内: そのあたりの出来事で、この大谷という店員と関わりましたか?(顔写真を提示する)

▇▇: いや、もう片方の、章田って名前の店員さんです。僕は二人には許して貰えて…中学に上がった後は少し行けてなかったんですけど。

西内: なぜその後に、店を訪れなかったのですか?

▇▇: …ママ友って言うのかな。母の周りの人達に嫌な噂が広まってたらしくて…詳しい内容は教えて貰えなかったんですけど…僕が思うに、家出して万引きした、とかその辺の内容が、悪く広まったのかもしれないです。だいぶ酷いことを言われ続けたみたいで、母は、体を崩して入院し、今年の始めに死にました。当の本人なのに何も出来なかったのが本当に悔しくて…

西内: そうでしたか。

▇▇: 少し話それてすみません。それで…あの店に中高生の人が来ないのは、僕がせいなんでしょうか。僕はあの場所が好きです。お母さんが居なくなっても、あの二人の店員さんは僕にとても優しくしてくれます。僕は…また店に行ってもいいんですか?

<録音終了>

██氏のエピソードをもとに調査したところ、██氏の母親が死亡したことやSCP-XXX-JPの店で起きた事件は事実であることは判明しています。しかし、SCP-XXX-JPの異常性が発現した事との因果関係はわかっていません。
また、現在他にこの店を認知でき、利用する13歳以上20歳未満の人物が確認されていないことから、██氏の方になんらかの異常性が備わっているという仮説が提唱され、██氏をSCP-XXX-JP-αもしくは新たに番号を割り振って財団管理下に収容することが考案されています。



ステータス未定義の下書きリスト



批評中下書きリスト



批評中断状態の下書きリスト



批評が終了した下書きリスト

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