円環の中に


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オブジェクト番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの自宅(以下、SCP-XXX-JP-1)から半径2kmの範囲に鳥獣対策用に偽装した高さ2.0mの電気柵が設置されています。また、電気柵には1Aの電流を通電させてください。最低4名の猟師に扮した職員が巡回を行ってください。一般人が侵入を試みた場合は拘束の上、記憶処理が施されます。なお、周辺の市町村にはカバーストーリー"熊の出没"が流布されます。
SCP-XXX-JPにインタビュー、及び生活必需品の供給を行う際は最低3mの距離を維持してください。SCP-XXX-JPに接触することは現在禁止されています。生活必需品の供給には全て無人機を使用してください。SCP-XXX-JPに関する全ての実験は現在凍結中です。

説明: SCP-XXX-JPは長野県██郡██町に居住している56歳のモンゴロイド系の男性です。また、SCP-XXX-JP-1に接触した人物は消失します。また、対象がSCP-XXX-JPに接触した場合、人型実体(以下、SCP-XXX-JP-2)出現し、対象はSCP-XXX-JP-2を殺害したいという非常に強い衝動に駆られます。

SCP-XXX-JPが財団の注意を引いたきっかけは███キャンプ場失踪事件でした。この事件では最終的に30代の男女計██名が失踪しました。警察の捜査ではキャンプ跡は荒らされた形跡がなく、鍋は調理中のままであったことや、テント内に貴重品などが放置されていたことが判明しました。また、1北緯██度・経緯██度の地点にピンが止められた地図が置かれていました。なお、この地点一帯では過去に█件の失踪事件が発生していることが確認されています。

一般にはカバーストーリー"土砂崩れ"が流布され、キャンプ客は死亡したと報道されました。初期調査のために財団職員が派遣されましたが、同様に消失したと推定されます。

なお、現在までSCP-XXX-JP-2の顔の識別は成功していない為、更なる実験が検討されています。映像記録XXX-1を参照してください。

実験記録XXX-1

対象: D-5346
日付: 20██年9月█日
実施方法: 対象をSCP-XXX-JPに接触させる。また、対象に指令室と通信可能なビデオカメラとヘッドセットを所持させる。

結果: 対象がSCP-XXX-JPに接触した後、SCP-XXX-JP-2が出現。対象はSCP-XXX-JP-2の追跡を行うがSCP-XXX-JP-1に侵入した直後、信号が途絶した。また、SCP-XXX-JP-2の顔は不明瞭で識別は不可能であった。

分析: SCP-XXX-JP-1内部は電波を遮断するようです。次回実験時は有線の使用を推奨します。

実験記録XXX-2

対象: D-7543
日付: 20██年9月█日
実施方法: 対象をSCP-XXX-JPに接触させる。この際、対象に指令室と通信可能なヘッドセットとGPSを所持させる。また、ビデオカメラは有線に変更している。

結果: SCP-XXX-JP-2が撮影されるが、やはり顔部分のみ識別が不可能であった。対象がSCP-XXX-JP-1に侵入した直後、信号が途絶。ビデオカメラのコードは扉が閉まる際に"抜け落ちる"様にして切断された。10月█日現在、対象の信号のみがSCP-XXX-JP-1の出入りを繰り返している。この回数は計[編集済み]回にのぼる。

分析: SCP-XXX-JP-1内部の電波の遮断性を再確認する為にGPSを持たせましたが、位置情報の異常に関しては現在調査中です。

後日、無人探査機による調査が行われ、20██年8月█日に消失したエージェント██のビデオカメラがSCP-XXX-JP内部で発見されました。以下は回収された映像記録の書き起こしです。

映像記録XXX-1

<ログ開始>

<00:00~01:24>
エージェント██が未舗装の道路を歩いている。SCP-XXX-JPを発見し、質問を行う。

<01:25~01:30>
SCP-XXX-JPの背後にSCP-XXX-JP-2が出現する。

<01:31~04:30>
エージェント██はSCP-XXX-JPとの会話を強引に切り上げ、SCP-XXX-JP-2を追う。

<04:31~13:16>
SCP-XXX-JP-2は扉の前で立ち止まり、エージェント██の方向を振り返る。約32秒間、両者は身動きを取らず、硬直し続ける。また、SCP-XXX-JP-2の顔は不明瞭であり、個人の識別はできない。SCP-XXX-JP-2がノブを捻り、SCP-XXX-JP-1に入る。エージェント██がこの後を追う。

<07:01~8:47>
SCP-XXX-JP-1内部が映される。内部には直線の廊下のみが存在し、照明や窓は存在していない。携帯式懐中電灯を使用しても、入り口から突き当りは暗さのため視認できない。また、壁には”私はどこにいる?”といった落書きが2箇所確認される。エージェント██は突き当りまで到達し、扉を通過する。

<8:48~9:12>
先程通過したものと外見が同じ廊下が映される。ただし、落書きが3箇所に増加している。エージェント██は歩調を早め、次の扉を通過する。

<9:14~21:00>
約11分間でエージェント██は計[データ編集済み]個の扉を通過する。また、廊下の形状は██個目の扉を通過した時点から均整を失い、酷く歪んでいる。落書きの個数は扉を通過するたびに増加し、新しく██箇所に”私は常に私とともに”という落書きが現れる。この間、複数の足音が常に録音されているが、SCP-XXX-JP-2に接近している様子は見られない。エージェント██は35秒間立ち止まった後、突然振り返って一度通過した扉を開ける。

<21:01~35:15>
カメラが突然振り落とされる。何かを懇願する声の後、鈍い衝撃音が[編集済み]回録音される。

<35:16〜40:00>
カメラが拾い上げられ、SCP-XXX-JP-2が映し出される。SCP-XXX-JP-2は身動きを取らない。扉のノブが捻られ、SCP-XXX-JPと会話するエージェント██が映される。

許してくれ。我々は異常性の調査のためにDクラスが必要だったんだ。
                          ー████博士

補遺: 音声解析の結果、記録されたSCP-XXX-JP-2の音声はエージェント██のものと完全に一致しました。また、映像記録の分析ではSCP-XXX-JPと接触した対象は、恒常的なループ状態にいる可能性が指摘されています。



ステータス未定義の下書きリスト



批評中下書きリスト



批評中断状態の下書きリスト



批評が終了した下書きリスト

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