下書き『育成の水』


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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト811の多目的実験室に置いてある水瓶の中に保管してあります。警備には二人の武装警備員を使用します。肌に触れた場合は触れた部分に中和剤の軟膏を塗布する必要があります。

説明: SCPーXXXーJPは5ℓの異常性のある無色無臭の軟水であり、そしてSCP-XXX-JPは未知の方法で水瓶の中には常に5ℓの異常性のある軟水で満たされています。
過去にSCP-XXX-JPが紫色や赤色に変色した事や、Dクラスを使用して味があるか調べた時、誤って肌に触れた研究員が[削除済み]して死亡した事案があります。
SCP-XXX-JPは実験に携わる研究員はその点を理解している必要があります。

実験記録154回目 - 日付19▇▇/▇▇/▇▇

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPを200㎖をビーカーに入れ熱を与える実験。当時新人職員を3名参加させる。

結果: 温度が100℃で沸騰、新人職員達は真剣な表情でSCP-XXX-JPを見ている。

分析:SCP-XXX-JPは普通の水と同じ様に沸騰した事に対して新人研究員達はそれぞれ沸騰時に臭いがしなかった、沸騰で飛び散った水滴に異常性がないか、液体から気体に変わった際の変化等それぞれの意見を言い始めた。

今回は新人職員達の間で激しい議論が繰り広げられた。 ▇▇▇担当研究員

実験記録161回目 - 日付19▇▇/▇▇/▇▇

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPを鍋に3ℓ入れ冷蔵庫に5時間入れる実験。当日新人職員を6名参加させる。

結果:5時間後、冷蔵庫から取り出した凍ったSCP-XXX-JPを新人職員達に見せる。

分析:実験後、新人職員達にそれぞれ報告書を書かせてみる。殆どの報告書に『水の様な』と言う表現を用いていた

経験が浅かった頃の昔を思い出す。 ▇▇▇担当研究員

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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト811の多目的実験室に置いてある水瓶の中に保管してあります。警備には二人の武装警備員を使用します。そして水瓶の中に入っているのは只の軟水である事は担当研究員・サイト管理者・O5が知っています。他の職員、特にサイト811に配属された新人研究員達には有機物に接触すると異常性が発生する水の様な液体であり、肌に触れた場合は触れた部分に中和剤と偽り軟膏を塗布する必要がある様に説明し

    説明: SCPーXXXーJPは5ℓの異常性のない軟水です。SCP-XXX-JPは新人研究員の実験訓練に使用します。
    SCP-XXX-JPを使用する理由としてサイト管理者とSCP-XXX-JPの担当研究員との間で新人研究員に実践を用いた実験をさせる機会を儲け経験を積ませたいとの話し合いがありました。
    しかし、危険性の低いSCPを用いた実験でも新人研究員を損失する可能性は少なからずあります。
    話し合いの結果、只の水を異常性のある水と説明して実験を行い事に決定しました。
    水である理由として着色や香水等を用いて異常性があるように偽装出来る手段が豊富である点と白衣等の衣類に浸透しやすい点です。特に肌にSCP-XXX-JPが触れてしまった時に慌てず対処出来るか、慎重に対応出来るか、この先様々なSCPと携わる事で必ず必要な能力を培うのが目的です。

    補遺: SCPーXXXーJPは新人研究員の育成目的に使用し実験後は担当研究員が消費した分のSCP-XXX-JPを補充して水瓶の中が5ℓになる様に補充して下さい。

    若者や経験が浅い者達には共通して結果を焦る者達が多い、その結果何も出来ず恐怖に蝕まれ惨く死んでいった者達を知っている。その中には私の友人達もいた。
    人的資源は有限であり無限ではない、ではどうするべきかと考えた我々は早い段階で様々な異常性を知り、覚え、そして地に足を着けしっかりと歩んでいく事が重要なのだと自覚して貰う必要がある。
    それは今この時を生きている我々しか出来ない事なのだ。
    恐怖と戦い散っていった英雄と同じ位、今を懸命に生き英雄を越え恐怖と戦い続ける戦士も我々人類には必要な存在なのだ。 O5-4

    レベル4クリアランスID:***-***-***-***

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        - 日付19▇▇/06/23

        今回のSCP-XXX-JPを用いた実験では実験中に多目的実験室内から硫黄の様な臭いが発生、SCP-XXX-JPの異常性が発生した為、研究員は速やかに部屋を退室してセキュリティに緊急連絡する予定だった
        目的は新人研究員達がこれらの手順を冷静に行えるかの観察であった。硫黄は私が当日隠し持っていた臭い袋で偽装する筈だった。
        だが出来なかった。
        問題が起きてしまった。それは実験当日にSCP-XXX-JPの軟水が赤く変色していたのだ。
        前日確認した時は確かに何時も通り透明な軟水だった。それに多目的実験室のカードキーは私とサイト管理者しか持っていない。サイト管理者に確認したが入っていないと言っていた。入室履歴を確認したが最後に入ったのは前日の私だ。
        誰かの悪戯目的か、又は別の目的で多目的実験室に入ったのが考えられるが問題点は其処ではない。私は当日の実験を中止してSCP-XXX-JPの赤い液体を調べた。それは人間の血液だと判明した。そこでも問題が起きた。血液の持ち主が・・・私の弟のものであったのだ。
        私の弟は既に亡くなっている6年以上前に交通事故に巻き込まれてだ。既になくっている人間の血液が5ℓも入っているのはSCPオブジェクトではその事自体は珍しい事ではい。
        問題点はSCP-XXX-JPには本来異常性がないのにも関わらず異常性が発生した事だ。至急調べる必要がある。
        私はこの事をサイト管理者に伝え緊急チームを召集した。召集されたメンバーにSCP-XXX-JPは本来異常性はなく新人研究員達の育成目的で偽造されたSCPなのだと伝えられている。
        サイト管理者が同サイトに収容されている他のSCPオブジェクトの影響も考えられる為、慎重に行う様に言われた。無論そのつもりだ。
        初めにSCP-XXX-JPを水瓶から取り出した。その際に一人の研究員が水瓶の底に文字が書かれていると言った。
        他の研究員も勿論私も水瓶の底を見た。
        ”あの人の魂の所に帰りたい”
        と文字が掘られていた。魂とは何を表すのかは不明だが原因究明に繋がるかも知れないと判断して水瓶の方も調べる事になった。
        現在も異常性の追求は続けられている・・・そして私はこの日誌を作成しながら何処か違和感を感じていた。

        - 日付19▇▇/07/02

        SCP-XXX-JPの異常性発生から一週間以上経過したが犯人の特定も原因も未だに特定出来ていない。そして私が感じている違和感は日に日に何処か恐怖に近いものに変わりつつあった。
        それはSCP-XXX-JPの方にではなく、水瓶の底に掘られていた文字にだ。あの人とは誰なのか、魂とは文字通りの意味なのか、そして何処に帰りたいのか分からない。

        - 日付19▇▇/07/09

        原因が未だ判明しないまま更に一週間が経過した。私は気分を変える為に今日はSCP-XXX-JPが入っていた水瓶について話す事にした。
        あの水瓶に私が若い頃にとある店で手に入れた物である。その店は壊れた家具や電化製品を修理する所謂修理屋の店だ。代々続く歴史の長い老店であり独特の雰囲気のある店だ。家から近い事もあり私は何度か足を運び自然と店長とは顔馴染みになった。
        そして私はその店の店長は物を直す事と物を創る事が好きなのだと知った。
        趣味で壺や家具等を自作して自身で使う、それだけなら何ら変わりない趣味の範囲だ。だが私が興味を惹かれたのは自作した物に一言入れるという事であった。
        私は店長に好奇心から自作した物に文字を入れる理由を聞いてみた。店長は
        「こうして文字を入れると愛着が出るんだ。自分で作った物も誰かに貰った物もな、物を大切に長く使う事を心情にしている私の家系に受け継がれてる習慣なんだ。”命を吹き込む様に物を作り、最後に文字という名の産声をあげさせる”ってな」
        と答えた。
        私は店長の人柄とその話に感動したのは今でも覚えている。
        そして店長は現在水瓶を作成していると言った。私は思わずその水瓶を譲ってくれないか頼んだ。店長は笑顔で了承してくれた。
        その際に店長に
        「何か入れて欲しい言葉はあるかい?」
        と聞いてきた。私は水瓶の底の裏側に”一日一善”と入れて欲しいと頼んだ。
        数日後に完成した水瓶を受け取り自宅に飾る事にした。そして年月が過ぎサイト管理者と新人育成の件で話し合いSCP-XXX-JPを保管するのみ自宅から水瓶を持って来た。ただ飾るよりもこうして使った方が良いと当時思ったからだ。
        その店には頻度は減ったが今でも気が向けば足を運んでいる。当時の店長は病で他界して今は孫が跡を継いでいる。
        若い10代後半の男性だ。当時の店長の生まれ変わりじゃないかと思う位仕草も話方も似ていたのを覚えている。
        この一件が落ち着いたら久し振りにあの店に行こうと思っている。

        - 日付19▇▇/▇▇/▇▇

        これは音声録音だ。今から記録する事が財団に伝わる事を祈る。
        私達はどうして今まで気付かなかった。
        異常性があったのは血液に変化した水の方では無かった。
        水瓶の方だった。水瓶の底にあった文字が変化していた。
        ”ゆるさない”
        と言う文字に変わっていた。そして未知の方法で水瓶から水が溢れ始めた。溢れた水はまるで触手の様に私達に襲い始めた。
        顔を水に包まれて溺れる研究員、触手に触れた途端全身の水分が蒸発してミイラの様に干からびるセキュリティ、触手から飛び散る水滴に接触してみるみる凍る壁
        私は何とか地獄を抜け自室に何とか逃げ延びた、今壁の向こう側では悲鳴と水の音が絶えず聞こえる。
        サイトも封鎖されて外に出る手段もない、そして同サイトに収容されている複数のオブジェクトも収容違反を起こすだろう。
        機動部隊が自体の収束に全力を尽くしてくれるだろう。その頃には私は既にこの世にいないだろう。
        何故ならドアの隙間から水が染み出てきているからだ。
        以前に記入した修理屋を調べてみてくれ。推測の域だがそこにSCP-XXX-JPが異常性を持った原因があるかも知れない。

        その後銃声の音が発生して記録が終わっている。
        サイト▇▇▇▇は複数のオブジェクトの収容違反が発生し、収束するまでに▇▇▇▇人の職員と一般人が犠牲となりました。
        目撃した複数の一般市民は一時的に拘束して記処理を施し解放しています。
        現在エージェントが記載のあった修理屋を捜索中です。
        水瓶をSCP-XXX-JP-1として捜索を続けていますが見付かっていません。O5-4の権限にによりオブジェクトクラスをKeterに変更されました。

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          提示確認中…
          …………提示確認完了

          エージェント▇▇▇報告書 - 日付20▇▇/03/18

          私は▇▇▇担当研究員の記録にあった修理屋と思われる店を発見しました。店の中は独特の雰囲気のある店でした。
          店の中には数人の職人が作業していました。私は近くにいる職人にこの店の店長は誰か聞きました。職人は一番奥で作業しているのが店長だと答えました。店の奥では20代後半位に思われる男性が家具を修理していました。
          私は店の置く足を進めました。店長は私に気付くと作業を止めて挨拶しました。私は挨拶を返し店の中を見ても良いかと聞いた。
          人柄が良さそうな印象を受ける店長で、店長は笑顔で「どうぞ」と言ってくれた。私はまだ記録のあった修理屋とは断言出来なかったので暫く様子を見る事にしました。
          そしてそこで私は自身の眼を疑いました。
          収容違反を以降発見されずにあったSCP-XXX-JP-1と形状が似ている水瓶が置いてあったのです。
          水瓶の中には5ℓ程の水が入って数匹の金魚が泳いでいました。
          私は店長にこの水瓶の事を聞いてみました。
          店長は「それですか、それは私の祖父がある人に譲ってくれと頼まれ譲った水瓶です。数年前突然店前に置かれたいまして、『事情により返却いたします。誠に申し訳ありません』と張り紙が貼られて」
          そう言って店長は水瓶の傾け水瓶の底の裏側を私に見せました。
          そこには”一日一善”と言う文字が掘られていました。
          私は確信しました。この水瓶は間違いなくSCP-XXX-JP-1なのだと、私はこの時点で財団に連絡しようと思いましたが、突然背後から背筋が凍る程の悪寒と視線を感じました。
          振り向くとそこには壁があるだけで棚には壺や絵が入っている額縁があるだけでした。
          店長は私が棚に飾られている壺に興味があると勘違いした様で「申し訳ありませんがあれらは非売品です」と答えた。
          私は言い表せない何かを感じながら何故かと聞いた。すると店長はあれらは自分の自作だあり売り物ではないと答えた。
          私は彼に自分も物作りに興味があるので参考に見せて欲しいと伝えました。自分でも何故その様な事を言ったのか分かりません。店長は了承してくれ棚に飾ってある額縁を手に取って私に見せてくれました。
          私は額縁を受け取り眺めていると額縁の裏側に文字が書いてあるのを発見しました。
          ”第10作品記念”
          私は彼にこれはどう言う意味か聞きました。彼は照れ臭そうに
          「これですか、家に代々受け継がれている習慣です。こうしてその時の心情や書きたい文字を書くと愛着が沸いて大切に使おうと思えるんです。それは文字通り私が作った10作品目でその記念に書きました。」
          私は何処か彼に好感を感じ職務を忘れ他の作品も見せて欲しいと頼みました。彼は足下に置いてある小さな壺を見せてくれました。
          「これは先日完成した物です。味噌入れにでも使おうと思いまして、此所に”美味しくなれ”と掘りました。」
          そう言って彼は壺の底を私に見せました。そこには
          ”かえれ”
          と書かれていました。
          私は言葉が出ませんでした。金縛りにあったかの様に言葉を発する事も動く事も出来ませんでした。
          ですが店長が壺を降ろし掘られた文字から視線が外れると何事も無かったかの様に言葉を発する事も動く事も出来る様になりました。私は良く見えなかったのでもう一度見せて欲しいと頼みました。
          店長はもう一度壺の底を私に見せました。そこには”美味しくなれ”掘られていました。
          気のせいかと思い私が他の彼の作品を眺めていると、棚の端に一体の



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