SCP-XXX-JP トモダチ料金

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8141の標準人型収容室にて自主的な収容状態にあります。その異常性故に完全なSCP-XXX-JPの収容は不可能であり、活性プロセスに入ったオブジェクトは不明な手段で転移を行います。監視担当者は、SCP-XXX-JPが着用しているGPSの信号が指し示す該当地点へ急行して監視に努めてください。
転移後、SCP-XXX-JPは活性プロセス1段階目となり、自身の所属する学区に当たるコミュニティの範囲で認識障害を発生させます。学区の住人はSCP-XXX-JPがあたかもコミュニティ内に昔から居た人物であるかのように認識します。同時に、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1に分類される人物と接触を図りますが監視担当者はこれらに対応せず監視に努めてください。
SCP-XXX-JPは活性プロセス2段階目でSCP-XXX-JP-1への接触ならびに、当該オブジェクトによる対象に対する言動を妨害する行為は直接・間接に限らず禁止されています。実験記録XXX-JPにより、SCP-XXX-JPの活性プロセスの全ての段階においてそれを妨害する行為は、オブジェクトのさらなる転移と『トモダチ料金』に該当する金品の消失という結果に終わってします。経済的な損失を被るのみであるため、監視担当者は如何なる場合でも監視だけに努めてください。
例外として、活性プロセス最終段階によって引き起こされたSCP-XXX-JP-1の被害と後処理を行なうことは認められています。いかなる結果に終わろうとも、非活性プロセスに入ったSCP-XXX-JPの回収・収容を行ってください。監視担当者がSCP-XXX-JP-1への同情的な意見や救済を申告するようであれば、セウンセリングの後に、要望があればAクラス記憶処理を施し別の業務へ配置換えを行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは非活性時は全長160cm、重量52kgの「デッサン人形を思わせる」ような人型実態です。SCP-XXX-JPは未知の手段で自律行動し、五感を備えた上で一般的な成人と同様の振る舞いを見せます。
SCP-XXX-JPは活性プロセス1段階目では、初等・中等・高等学校のいずれかに属する教育機関の校区へと転移して地域内に溶け込みます。そこでSCP-XXX-JPは最短1周間、最長1ヶ月の間にSCP-XXX-JP-1を、所属する教育機関内から選出します。監視担当のエージェント達によると、SCP-XXX-JP-1は「気が弱そう」と評される人物が多く見受けられるようです。接触の容易さのためか、SCP-XXX-JPが地域に溶け込むために偽装した人物と同性のSCP-XXX-JP-1を選択する傾向にあります。
SCP-XXX-JPは活性プロセス2段階目に入ると、SCP-XXX-JP-1から『トモダチ料金』と称する数百~数千円相当の物品を1周間に1~2度の割合で徴収し始めます。この際、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1への恫喝、または「突き飛ばして転倒させる」程度の暴力を行使する場合があります。SCP-XXX-JP-1が経済的困窮により『トモダチ料金』の支払いを拒否する場合、数分ほどの脅迫や暴行の後に徴収することを諦めます。
上記に類する行動が約半年も続いた頃から含む活性プロセスは最終段階に移行し、SCP-XXX-JP-1に対して死亡を含んだ様々な事案をもたらします。活性プロセス最終段階の発生時期は完全にランダムと思われ、事故・自殺・他殺など手段もそのタイミングも特定することが不可能です。活性プロセスに備えたSCP-XXX-JP-1の保護に関しては、実験記録XXX-JP-3の最中に事案XXX-JP-αの発生し、以後禁止されました。

実験記録XXX-JP-1 - 日付2018/09/27

対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 活性プロセス1段階目にて、SCP-XXX-JPの許可の元拘束しました。
結果: 学区に当たる地域から輸送車両が出た瞬間にSCP-XXX-JPの転移が発生しました。GPSの信号は██県██市███小学校の周辺地域を指し示していました。
分析: 順当です。
発生した損害: なし。

実験記録XXX-JP-3改め事案XXX-JP-α - 日付2018/10/11

実施方法: 実験記録XXX-JP-3としてSCP-XXX-JP-1Aをサイト-8141に保護しました。
結果: SCP-XXX-JPにとってこの行為も活性プロセスの妨害とみなされるらしく、別の学区へ転移しました。その際も新たな転移先のSCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1Bの監視が続けられています。
出来事:2018/10/12未明、サイト-8141への小規模の要注意団体████████による襲撃が発生し、それに伴いSCP-ZZZ-JPが収容違反しました。襲撃者の█名は鎮圧され、SCP-ZZZ-JPの再収容にも成功したものの、SCP-XXX-JP-1が前述オブジェクトにより[削除済み]となり人道的な理由により終了されました。遺族と一般の関係者には適宜記憶処理とカバーストーリーを施されました。また、SCP-XXX-JPのSCP-XXX-JP-1に対する特異性が発現しなかったことから、以後、SCP-XXX-JP-1には監視のみを徹底するよう収容プロトコルに制定します。

分析: SCP-XXX-JPによる現実改変などではなく、SCP-XXX-JP-1の宿命みたいなものなのだろう。 ー██ ██博士ー
発生した損害: サイト-8141の修理費用███万円、。

補遺: 1



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