救世手

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利用ガイド


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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在サイト-81██の厳重に施錠された危険物保管ロッカー内に███枚収容されています。SCP-XXXX-JPは~の収容違反以来、日本国内で無作為に発生を繰り返しています。SCP-XXXX-JPと疑わしきオブジェクトが発見された場合、当該地域直近のエージェントを派遣しプロトコルに従って確認作業を行ってください。。SCP-XXXX-JPを装着した人物(以降SCP-XXXX-JP-1)の対処は機動部隊お-1("巡礼者")を派遣し、速やかに無力化してください。SCP-XXXX-JPを使用する実験を行う場合、セキュリティクリアランス3以上の職員2名の同行と、サイト管理者の許可が必要です。

説明: SCP-XXXX-JPは掌に錆の汚れがある一般的な左手袋の軍手です。手首にゴムが織り込まれていることを除きすべて綿で構成されており、ふちは黄色、全長は約22㎝で製造所は不明です。切断、着火、浸水することはなく、生きている人間がオブジェクトを装着すると手の大きさに合わせて伸縮し、5本指を所持している生物なら誰でも装着することができ、取り外すと元の全長に戻ります。SCP-XXXX-JPの異常性は利き手に装着した場合に発現します。活性化したSCP-XXXX-JPは装着した人間に以下の異常性を曝露させます。視覚を物体を透過し立体的に見ることのできる視覚能力を発現させ、SCP-XXXX-JPに一度触れられた物質は曝露者にとって透過可能な状態に変質します。また、装着してから一定時間経過すると曝露者の意思に関係なく、特定の映像が脳内に送られてくることが判明しています。この映像を視認した曝露者は映像にある場所に向かわなければならないという強迫観念に取りつかれ、他の事象に一切関心を示さなくなります。

実験記録SCP-XXXX-JP-1

実施日:1989/12/08
被験者: D-94774(36歳男性。元製鉄所工員)
対象:SCP-XXXX-JP
実施方法: SCP-XXXX-JPを左手に装着
結果: 特筆すべき異常性は発現せず
分析:発見時の状態を整える必要がある

実験記録SCP-XXXX-JP-2

実施日:1989/12/08
被験者: D-94786(30歳男性。過去に路上生活経験あり)
対象:SCP-XXXX-JP
実施方法: SCP-XXXX-JPを左手に装着
結果: 特筆すべき異常性は発現せず
分析:生い立ちは関係ないようだ

実験記録SCP-XXXX-JP-3

実施日:1989/12/08
被験者: D-94786
対象:SCP-XXXX-JP
実施方法: SCP-XXXX-JPの内部を裏返し、右手に装着する
結果:装着した瞬間、SCP-XXXX-JPが右手を透過し自重よって落下。落下したSCP-XXXX-JPはそれ以上透過することはなかった
分析:手を透過し、床を透過しなかったことから、装着した瞬間に表面が生物を限定した透過可能な物質に変質させる異常性を発現した可能性がある。その後D-94786の左手に装着したSCP-XXXX-JPは活性化しなかったこと、D-94786は右利きであることから、活性化の条件が利き手に装着した場合に限定される事が判明した。収容違反を防ぐため、以後の実験からSCP-XXXX-JPの内部を裏返すことを禁止する

実験記録SCP-XXXX-JP-4

実施日:1989/12/10
被験者: D-94823(27歳女性。左利き)
対象:SCP-XXXX-JP
実施方法: SCP-XXXX-JPを左手に装着
結果:収容違反記録を参照

実験記録SCP-XXXX-JP-5

実施日:1990/2/24
被験者: 猿・チンパンジー・ゴリラ等、手で道具を使用する霊長類5体
対象:SCP-XXXX-JP
実施方法: 被験者を椅子に拘束した状態で利き手にSCP-XXXX-JPを装着し、机に置いたバナナを取らせる
結果:装着されたSCP-XXXX-JPはそれぞれの被験者の手の大きさ合わせ伸縮したが、それ以外の特異性は活性化しなかった。被験者はバナナ手に取り完食した。
分析:SCP-XXXX-JPは五本の指を有する生物であれば、その手の適正サイズに自動的に伸縮する異常性を発現させるのではないでしょうか。追試した実験において孫の手1、精巧な手の模型、██の手のミイラ、指が欠損したDクラス職員では活性化されませんでした。他の異常性については手を使用する動物ではなく、活性化の条件は人に限定付けられていることが判明しました

補遺: 1989年11月██日山梨県██町の山道にて衰弱していた男性がSCP-XXXX-JPを装着していた事により、搬送された病院の医師として偽装潜入していたエージェントが片手のみ軍手を装着していた点を不審に思い、発見に至りました。男性は極度の疲労と脱水症状により、搬送後まもなく死亡しました。解剖の結果、胃や腸に消化物は無く、直接的な死因は餓死であることが判明されています。男性に他に所持品はなく、30台後半で身なりから路上生活者であること以外の確認はできませんでした。



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