SCP案 第二種”源内”資格試験

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-αはサイト-81██の低危険度物品保管庫にて個別で分け金属製の金庫に入れた状態でロッカーに収容されています。実験等の目的にSCP-XXXを持ち出したい場合はセキュリティクリアランス3レベル以上の許可を得てから行い、実験終了後は被験者から新たに出現したSCP-XXX-JP-αを回収し、被験者に対して 記憶処理を行って下さい。SCP-XXX-JPの収容施設は上層部と一部の職員を除き秘匿されており、現在SCP-XXX-JPを使用したあらゆる実験は禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは日本の江戸時代中期に造られたと見られる身長15cm、幅8cmの木製の歯車で造られた銀杏髷をした町人風の絡繰人形です。

SCP-XXX-JPは██県の山奥に存在する廃屋の隠し部屋にて作業机に置かれた状態で発見されました。発見当時、とあるオカルト掲示板で心霊スポットとして話題になっていた山奥の絡繰屋敷を調査中だったエージェント██との通信が途切れ、探しに来たもう1人の仲間が壁の裏に空洞を見つけ調べた所、絡繰の設計図と見られる物を描きながらSCP-XXX-JPに語り掛けるエージェント██を発見、声を掛けた所、暴走したエージェント██と揉み合いになり救援に駆け付けた収容担当者の協力の元、エージェント██は無力化されSCP-XXX-JPは確保されました。

SCP-XXX-JPは対象の50cm範囲内に設置し対面させた時に微かな駆動音と共に活性化し、試験と呼ばれる現象が発生します。試験の内容はSCP-XXX-JPが提示した絡繰によるギミックを搭載した作品の図面を描き実際に組み立てるといった内容となっており、試験開始時に被験者の知能指数が160まで上昇され、特に想像力と発想力の分野において優れた能力を発揮しています。これらの現象は被験者が試験に合格すると永続的に続く事が確認され、この性質により今まで行われた実験に参加した被験者の殆どが合格判定を貰っており、その時、被験者はSCP-XXX-JP-αと呼ばれる和紙製の縦5.4cm×8.56cmに被験者の名前と合格証明証と書かれた無地の厚紙をSCP-XXX-JPから手渡されています。

SCP-XXX-JP-αを取得した被験者はSCP-XXX-JP-α-1とされ、知能指数が上昇したまま変化しない事が確認されており、現在新人職員の能力開発の一環としてSCP-XXX-JPを使用出来ないか財団上層部に申請が行われています。サイト81██で起こった事案A1を受け、SCP-XXX-JPの特別収容プロトコルの再検討が行われています。

日付20██/█/██に行われた実験の発生した事案A以降SCP-XXX-JPを使用した実験は行われていません。

SCP-XXX-JPの危険性は容易に多数の天才を生み出せてしまう事だ。もしこれが外部の組織の手に渡ればどうなるか、我々は今回それを身を持って味わったのだ、故に我々は秘匿し、収容し続けなければならない。O5-█

補遺:事案Aが発生した翌日、SCP-XXX-JPに損傷が無いか精密検査をしに来た職員が金庫の中にて激しい劣化が見られる板木をSCP-XXX-JPが抱き抱えているのを発見しました。板木には漢詩と呼ばれる物が彫られており、何故SCP-XXX-JPがこの板木を抱き抱えていたのかは現在判明されていません。

板木に書かれていた漢詩
嗟非常人、好非常事、行是非常、何死非常



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