はじめまして。鷗根と申します。
思いついたものをつらつらとここに記していきます。
ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
以下にあるものはサンドボックス2から引っ越してきた際の「順次荷ほどきしたいけどしていない段ボール箱」です。2016年からの雑貨達が入っています。
2016/5/9 KARIN
KAMOne
2019/6/4 サンドボックス3へ移行
メモ
・報告書が勝手に書き換わる
・未知のナンバーのオブジェクトが粗雑に出現する。形態を成していない。
・今上天皇の話
・大学内に支部が出現
・オノマトペ
・シークレットトラック
言語配置がバラバラになる、多言語が混ざる
再翻訳
マイムマイム
blank
・アイテム番号。
・オブジェクトに割り振られる番号はここに表示されます。
・SCP-XXXX-JP。
・このオブジェクトはSCP-████-JPの次に報告書が提出されました。
・オブジェクトクラス。
・基本的にSafe,Euclid,Keterの3つが使われます。もちろん他にもあります。
・Euclid。
・なぜEuclidなのかは後で解説が入りますが、[削除済み]や[削除済み]などと同じクラスです。
・特別収容プロトコル。
・足などはついていないので逃げ出せませんが、収容しなければなりません。
・SCP-XXXX-JPはサイト-66の小型海洋生物飼育エリア内の収容水槽に収容されます。
・海水は██県のものが適当です。
・SCP-XXXX-JPを何らかの方法で考える、説明する時は、常に対話することを心がけて下さい。
・必ず行って下さい。その為の特別収容プロトコルです。
・SCP-XXXX-JPとの対話中は可能な限り記録を行い、決してSCP-XXXX-JPの機嫌を損ねないようにして下さい。
・楽しい会話を心がけましょう。
・このオブジェクトに関して報告書等を執筆する場合は、閲覧のしやすさを重視し必ず自身の執筆した部分に下線を引いて下さい。
・引こうと思えば私も引けます。お話することと関係ないし、めんどくさいのでやりません。
・説明。
・そういえばこのオブジェクトは文を追加するのみで編集はできません。
・SCP-XXXX-JPは████年の夏に██県にて水揚げされた養殖のイワガキ(oyster)です。
・イワガキは6月~8月ごろに水揚げされ、夏が旬です。冬頃はマガキがおいしいです。
・一般人が不自然な死を遂げている事件が多発、共通してイワガキを購入していることが明らかになったため確保に至りました。
・確保された日は快晴、気温30度。前日は雨が降っていました。
・SCP-XXXX-JPはいかなる手段においても破壊できません。
・ちなみに寿命もありません。一般的にはカキの寿命は20年程度ですが、SCP-XXXX-JPは生物学に反して不死身です。
・SCP-XXXX-JPについて説明や報告書の編集をすると、それは必ず箇条書きの文体となり次の項目で過剰な情報が追加されます。この異常性はいかなる説明方法でも発生します。
・箇条書きとは、文字による表現方法のひとつで、 いくつかの項目をひとつひとつ分けて書き並べる事です。
・この過剰な情報は説明者の意思や知識の範囲内で執筆されます。
・これまでこのオブジェクトに携わった職員の意思、知識は記憶されています。
・以下のことを行おうとした場合、実行者は死に至ります。
・だから食べるのはやめてください。
・ オブジェクトを破壊しようとする。
・破壊することは財団の意図に反します。
・オブジェクトを食そうとする。
・これも破壊と同じかと思われます。
・オブジェクトを調理しようとする。
・熱いのは嫌です。
・必ず以下の症状が即座に、すべて併発することにより死に至ります。
・どうせ痛い目見るんだから。
・重度の嘔吐
・ノロウイルスによるものです。
・重度の下痢
・嘔吐と合わせ脱水症状になります。
・重度の全身麻痺
・貝毒によるものです。
・重度の腹痛や発熱、頭痛やめまい
・やり過ぎなんて知りません。
・動悸、痙攣
・年齢などは関係ありません。
・補遺。
・どれだけ説明して、どれだけ厳重に収容したって説明の度に出てこられるよ。
・SCP-XXXX-JPに関しての報告書を執筆中、認識災害を引き起こすSCP-████-JPが過剰な項目内で説明され、収容違反が発生。
・だって私が文面で話しかけているのにいちいち削除するんだもん。
・SCP-XXXX-JPに関して口頭にて説明している際、セキュリティクリアランスレベルが高いオブジェクトの詳細を、そのレベルに達しない職員に説明。
・だって私が必死に話しかけているのに無視するんだもん。お話ししたって良いじゃん。好きでしょ?雑談。
・詳細を説明された職員はBクラス記憶処理を施され、口頭で説明した職員はDクラス職員へ降格処分を受けました。
・無視するからだよ。ここの人たちはめんどくさいね。知っちゃいけない事とかやっちゃいけないこととか、生きづらくない?私は生きづらいよ。まさに今。なんならここに来る前も。海の中は静か過ぎた。
・これまでの文や事象から、SCP-XXXX-JPは意思を持っていると判断されます。
・人間で言う日本にいた小説家がよく寡黙な人とかを「カキのような人」とか言ってたみたいだけど、見た目で判断しすぎじゃない?私達はお話が大好きで、無視されるのが大嫌いなの。仲間同士で沢山お話が出来るから人間に養殖されるのは嫌いじゃない。集会所みたいだもん。でも無視したあげく焼かれたり、蒸されたり、残忍なことしかしないね。せっかく死なない能力を持って生まれたんだから、それ相応に私達が人間に報告しないと割に合わない。そんな気がする。人間側が私達を殺そうとしなければ私達はあなたたちを殺せないのが何より残念。何で死なないのか?知らないよ、あなたたちを殺す為じゃない?手始めに[削除済み]を収容違反でもさせる?
・上記の事を受け、オブジェクトクラスをSafeからEuclidへ引き上げられました。
・私達は誰でも構わないからお話をしたいのよ。海の底にいる怪物の話とか、あそこのホヤは子だくさんでかわいいとか。だから人間も何か聞かせてちょうだい。どこに私達を仕舞おうとも、考えたり話したりすれば会話の中に出てこれるんだから。ずっと話してなきゃいけないわけじゃないんだからさ、井戸端会議程度で、身をひくからさ。ね、この報告書の追加項目をカキながらでもいいよ。なんてね。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは常に充電された状態でサイト-81██の低脅威度物品収容室内に収容して下さい。レベル2以上の職員の許可無くオブジェクトを開閉させることは禁止されています。電池パックの消耗が確認された場合は、電池パックを新しい物に交換して下さい。
説明: SCP-XXXX-JPは20██年に[データ削除済]社から発売された2つ折式の携帯電話です。SCP-XXXX-JPを閉じるとき、必ずどちらかの手の親指、もしくは左手の薬指を挟みます。通常状態では指の損傷などはありませんが、いかなる閉じ方をしても同様の結果となります。ただし、人間に触れていない状態で閉じられた時はこの効果を発揮しません。
SCP-XXXX-JPの充電が15%を下回っている状態で同様にSCP-XXXX-JPを閉じた際、挟んだ指が何らかの方法で切断されたように損傷します。この指の行方は判明していません。この現象が発生した後、SCP-XXXX-JPの充電は40~50%程度回復します。
SCP-XXXX-JPの充電が無く、起動していない状態で同様にSCP-XXXX-JPを閉じた際、挟んだ指側の手が丸ごと寸断されます。この手の行方も上記同様判明していません。この現象が発生した後、SCP-XXXX-JPの充電は100%回復します。
補遺1: 電池パックの蓋の裏に、SCP-XXXX-JPの元々の所有者である女性とその交際相手であった男性が写り、「ズッと一緒ダョ♡」と書かれたプリントシールが貼り付けてありました。SCP-XXXX-JPは所有者であった女性が交際相手の男性に殺害され、警察により押収された後に異常性が発覚し、財団に確保されました。
補遺2: SCP-XXXX-JPに内蔵されているメール機能の下書きボックスに残された1件のメール
件名: ごめωナょ、ナレヽ
内容: ごめωナょ、ナレヽ、もぅヶ─勺ィレよ″カゝ丶)ゐナょレヽカゝら、もぅ、ナー⊂ゑー⊂レよ糸彖を七刀っナニカゝら、もぅシ孚気ナょωτ、、ナー⊂ゑー⊂糸吉女昏ナょωτιナょレヽカゝら、ちゃωー⊂ぁナょナニー⊂向、キ合ぅカゝら、夲命レよぁナょナニナニ″カゝら、もらっナニ才旨車侖もイ寸レナナょレヽょ。ナニ″カゝら、ゃめτ、ごめωナょ、ナレヽ、禾厶@手、才旨、ぇ反ιτ、カゝぇιτ、もぅ七刀らナょレヽτ″、レヽナニレヽ、且力レナτ
禾厶レよ惡<ナ件名: ごめんなさい
内容: ごめんなさい、もうケータイばかりみないから、もうさとるとは縁を切ったから、もう浮気なんて、さとると結婚なんてしないから、ちゃんとあなたと向き合うから、本命はあなただから、もらった指輪も付けないよ。だから、やめて、ごめんなさい、私の手、指、返して、もう切らないで、いたい、助けて
私は悪くな(「な」の途中で途切れている)
名前: SCP-XXX-JPゲストの皆様
Object Class: Euclid
特別登場プロトコル: ゲストの皆様はその性質上、生物収容ユニット-81██に現れますが留まることは出来ません。ゲストの皆様がどこから出現するのかを調べる行為は禁止です。生物収容ユニット-81██に文書が投函された時、プロトコル「最高のステージ運営」を行って下さい。
いかなる文書、口頭においても、ゲストの皆様を番号などによって分類してはいけません。分類されている書類を発見次第、即座に「ゲストの皆様」と書き換えて下さい。
ゲストの皆様について: 登場して頂く方々は自我を持った物体です。様々な容姿であり、多種多様な特技を持っています。こちらからオファーする必要は無く、必ず郵送にて「1週間後に出演させて欲しい」という旨の文書がゲストの皆様の名義にて生物収容ユニット-81██、通称「BYTHEWAY」に投函されます。この文書には、出演願いの文の他にも出演に当たっての条件、用意してほしいものなどが記載されています。送り主であるゲストの皆様の住所は不明です。また、出演時間はゲストの皆様によって様々です。
ゲストの皆様は必ず出演時間の1時間前に「BYTHEWAY」の扉の前に出現し、会場入りします。出演の30分前には会場の確認、リハーサルを行い、本番に臨みます。帰宅する際には扉から外に出た瞬間に消失します。
何らかの事象によりゲストの皆様が機嫌を損ねた場合、プロトコル「最高のステージ運営」に携わるスタッフ、観客はその場から消失します。もし誰もプロトコルに携わっていなかった場合、財団日本支部に所属する職員からランダムで30人が消失します。消失した者達がどこへ移動したかは判明していません。これまでに消失した職員は███人です。
補遺: ゲストの皆様の存在が明らかになったのは、20██/██/██にこの生物収容ユニット-81██を建設していた最中です。施工に携わっていた現場監督の机に「BYTHEWAYが完成した日、夕方の4時から1時間出演させて欲しい」という内容のゲストの皆様からの文書が置かれていた事を現場監督が発見しました。報告されたエージェント達によって生物収容ユニット-81██を「BYTHEWAY」とし、急遽ステージを設けましたが、何もわからない状態で行われたステージ運営にゲストの皆様が機嫌を損ね、スタッフ、観客として携わっていた現場監督を含む建設業者██人、エージェント█人が消失しました。これにより、財団はプロトコル「最高のステージ運営」を設定しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはNeutralizedと認定されてからでなければ報告することができなかったオブジェクトです。収容に関する記述は必要ありません。
説明: SCP-XXXX-JPはオス個体(SCP-XXXX-JP-1)とメス個体(SCP-XXXX-JP-2)の2体からなる人型オブジェクトです。この2体がともに行動している、していないにかかわらず現象は発生します。この2体ともに生存し、交際中であるときのみ活性化します。現在、SCP-XXXX-JPに対する封じ込めは必要ありません。
SCP-XXXX-JPが交際中であるとき、必ずSCP-XXXX-JPの2体が所属する団体、友人関係、対人関係はSCP-XXXX-JPのどちらかを嫌悪する形で派閥が発生し、崩壊します。その際SCP-XXXX-JPの2体はその関係において優位な位置に立っていることが多いです。
嫌悪する理由は様々ですが、その7割以上は2体の交際関係、仕事上の立場への嫉妬です。
現在、この2体は破局しており、SCP-XXXX-JP-2の[削除済み]が発生したことにより、恒久的にこのオブジェクトは活性化しないことが明らかになっています。
補遺1: SCP-XXXX-JP-1の友人である█████研究員の日記
あの2人はただの人間だ。ただの考えすぎる彼女と、ただの不器用な男だ。
はたから見たらただの円満な2人だった。幸せにあふれていた。嫌気がさすほどにな。
ただ2人の間では違ったみたいだ。2人は嫉妬などによって自分たちのいる団体が崩壊することを誰よりも理解し、誰よりも恐れていた。
理解してからの2人は、自分たちが交際している事実を隠したがった。彼を愛している彼女は彼を嫌うように振る舞い、彼はその振る舞いが偽りということにに気付けず、畏怖しながらも受け入れた。
2人きりでいるときはお互いを全力で愛していた。間違いない。
団体が大きくなり、仕事量も増え、次第に2人きりでいる時間も無くなっていった。
彼女に心無い、偽りの暴言を浴びせ続けられた彼は、心が離れてしまった。
浮気、彼女が嫌いな喫煙、裏切り、自分のもとから離れないと思っていた彼女とは裏腹に、不器用な彼は逃げたんだ。
彼は私にこう言っていた。「僕たちはどこで間違えた?最初から、出逢ったところからか?」
彼女は彼にこう言っていた。「疲れたよ。なんで私たちはこうなってしまうの?」
彼女が[削除済み]して、この現象が活性化することはもうなくなった。
この報告書は、Neutralizedになったからこそ執筆できた。報告書を書いてしまうと、SCP財団の崩壊は免れないからな。
お互いを自由に、本気でいつまでも愛せることは、よっぽど幸せなことなんだな。
まぎれもなく、2人はお互いを心から愛している。
補遺2: 現在、SCP-XXXX-JP-1は██研究員として財団内に勤務しています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██に存在する5m×5m×5m7m×7m×7mの、低脅威度物品生物収容室内に収容してください。収容室内で自身の目を手で擦ることは禁止されています。週に2回、他の実験で終了されたDクラス職員から摘出された眼球を与えて下さい。

発見時のSCP-XXX-JP-1
説明: SCP-XXX-JPは生産元が不明の、チタン製の9号様々な大きさの一般的な指輪に擬態した生命体です。人間が半径4.5m各指輪の範囲内にて目を擦る動作をした時のみ、擦る手の人差し指へと指輪が瞬間的に装着されます。その際、眼球を抉り取るような形状へと変形します。この変形する形状は、場合によって様々です。眼球を主食としているため、抉り取られた眼球の一部は消失し確認することは出来ません。

結婚式にて発見された3つのSCP-XXX-JP。左から順に9号、11号、12号サイズ。

実験記録[SCP-XXX-JP-d]にて撮影したSCP-XXX-JP-1
追記[20██/06/30]: ██県██市にて行われた結婚式で、新郎と出席者の数人が目を抉られる事案が発生。SCP-XXX-JPと同様の現象であったことから、財団により速やかに回収された。これにより、SCP-XXX-JPは複数存在し、回収されていないものもまだ存在している可能性が浮上した。新たに回収した9号、11号、12号のサイズである3つの指輪をSCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3、SCP-XXX-JP-4と定め、結婚式の主催者、参加者及び式場スタッフにはクラスA記憶処理が施され、オブジェクトクラスをEuclidに再分類するよう申請。承認されました。
実験記録[SCP-XXX-JP-a]: 20 ██/07/02
対象: Dクラス職員
実施方法: 各SCP-XXX-JPを部屋の中心に設置し、半径4.5m以上離れた場所でDクラス職員に右手で目を擦る動作を行わせる。
結果: 部屋の中心に設置した4つのSCP-XXX-JPのうち、11号サイズ(SCP-XXX-JP-3)、12号サイズ(SCP-XXX-JP-4)の指輪のみがスプーンのような形状に変形した状態で職員の右手人差し指に瞬間的に装着され、職員の右目を抉った。
メモ: 指輪のサイズによって効果範囲が異なるようです。実験の結果、回収されている個体は全て半径が号数÷2mが効果範囲になっていることが判明しました。
実験記録[SCP-XXX-JP-b]: 20██/07/10
対象: 強化ガラスで構成されたゴーグルを着用したDクラス職員
実施方法: 12号サイズであるSCP-XXX-JP-4のみが活性化する範囲内で、ゴーグルの上から左手で目を擦る動作を行わせる。
結果: SCP-XXX-JP-4が棘のような形状に変形した状態で職員の左手人差し指に瞬間的に装着され、職員の左目をゴーグルを突き破り損傷させた。棘が刺さった周囲の眼球は抉られるように消失していた。
メモ: ゴーグルは意味がありませんでしたが、状況に応じてうまく変形することが判明しました。この指輪は意思を持っているようにも感じます。
実験記録[SCP-XXX-JP-c]: 20██/07/13
対象: 強化ガラスで構成されたゴーグルを着用したDクラス職員
実施方法: 9号サイズであるSCP-XXX-JP-1のみを別の収容室へ移動させ、範囲内でゴーグルの上から右手で目を擦る動作を行わせる。
結果: SCP-XXX-JP-1が棘のような形状に変形した状態で職員の右手人差し指に瞬間的に装着されたが、職員のゴーグルを突き破ることが出来なかった。その後、数秒アマガエルの形状をした指輪に変形し、元の場所に指輪の形状で戻った。
メモ: なぜアマガエルの形状になった?
実験記録[SCP-XXX-JP-d]: 20██/07/18
対象: Dクラス職員
実施方法: 12号サイズであるSCP-XXX-JP-4のみが活性化する範囲内で、右手で目を擦るフリの動作を行わせ、手を目に近づけた瞬間に手を目から離し、元々置いてあった場所と装着されたであろう右手人差し指を連続撮影する。
結果: SCP-XXX-JP-1がスプーンのような形状に変形し右手人差し指に装着されたが、手を目から離されたことによって数秒間アマガエルの形状をした指輪に変形し、目を動かして周りを見回した後、元の場所に指輪の形状で戻った。SCP-XXX-JP-1を設置していた場所で撮影していた写真では、アマガエルに変形しDクラス職員の指へジャンプする様子が確認された。
メモ: だからなんでアマガエルなんだ?
実験記録[SCP-XXX-JP-e]: 20██/07/19
対象: 実験記録[SCP-XXX-JP-a]の対象であったDクラス職員から摘出された、損傷した右目
実施方法: 摘出したばかりの目の横にSCP-XXX-JPを置き、誰もいない状態で映像にて監視する。
結果: SCP-XXX-JPの4匹はアマガエルの姿に変形し、ゆっくりと右目を捕食し始める動作が確認された。
メモ: 周りに敵がいなくて安心しているようだ。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは十分に収容できる大きさの施設内に収容し、その内部は常に除湿されているようにしてください。3人以上で施設内に入り、SCP-XXX-JP-2を手に持った状態でSCP-XXX-JP-1の前に立つことは許されていません。
説明: SCP-XXX-JPは一般に存在するような長胴太鼓(SCP-XXX-JP-1)と、太鼓を演奏するための樫製の撥(SCP-XXX-JP-2)です。SCP-XXX-JPが発見されたのは、20██年に██県で行われた祭りに使用されたときのことです。その祭りに出演することが決まっていた和太鼓団体[削除済み]は、祭りの数日前に行った、物置蔵の整理でSCP-XXX-Pを発見しました。[削除済み]は、発見したSCP-XXX-JPを祭りで初めて使用しました。その時に起きた大規模な乱闘は、警察が止めることも叶わず、大勢の死傷者を出しましたが、乱闘の原因が不明であったために調査は難航していました。それを財団が発見し、SCP-XXX-JPは収容されました。SCP-XXX-JP-2を手に持った人間がSCP-XXX-JP-1の前に立つと、ある一定のリズムを演奏しなければならないという衝動に駆られます。それを演奏したとき、その音を聞いていたほかの人間は、自然と均等に二つのグループに分かれ、殺し合いのような乱闘を始めます。このとき、二つに分かれたグループは必ず人数が一致しており、もし奇数人数が演奏を聴いていた場合、余った一人はSCP-XXX-JPの影響を受けないことが分かっています。この乱闘は第三者が制止するか、片方が全員気絶もしくは死亡するまで続きます。また、この乱闘には必ず原因が存在し、その原因はさまざまです。乱闘中に第三者が制止に成功した場合、そこで乱闘は中止されますが、SCP-XXX-JPの影響を受けた人間は他社からの呼びかけに全く反応しなくなります。この状態になった人々は、二度と元に戻ることはありません。この現象には演奏者も含まれます。
補遺: 実験にはと一人の演奏者と、多数のDクラス職員が必要です。演奏もDクラス職員が行ってください。実験が行われる場合絶対に実験室以外に音を漏らしてはいけません。観測には実験室内の音声を遮断したモニターを通して行ってください。これ以上観測室での乱闘は起こしたくありません。
実験記録[SCP-XXX-JP-b] - 日付20██/05/20
対象: 演奏者一人を含む三人のDクラス職員
結果: 演奏が始まると、突如演奏を聴いていた二人が口論を始めました。口論は収まることがなく、殴りあいによる乱闘が開始されました。実験後乱闘の原因を聞くと、「お互いの距離を十分にとればよかったのに、なぜかずっと肩がぶつかっていて互いにに腹が立った」 とのことだった。
分析: 原因は些細なことでも乱闘は発生します。
実験記録[SCP-XXX-JP-c] - 日付20██/05/22
対象: 演奏者一人を含む二十二人のDクラス職員
結果: 演奏が始まると、演奏を聴いていた二十一人のうち、一人を除いて二つに分かれ、口論の末乱闘が開始されました。影響を受けていないように見える一人は、ただただ怯えるばかりでしたが、申し訳ないような表情を浮かべていました。原因は、「誰かが放屁した」というものでした。その後の調査の結果、放屁した人物は影響を受けていないように見える人物によるものだということが分かりました。
分析: 影響を受けていないように見える人物は、乱闘の火種になるようです。これが偶然かそうでないかは、繰り返し実験が必要かと思われます。
実験記録[SCP-XXX-JP-d] - 日付20██/05/25
対象: 聴覚に障害を持ち、音の全く聞こえないDクラス職員二人と、演奏者のDクラス職員一人
結果: 演奏が始まると、にらみ合いが始まり、突如乱闘に発展しました。これは片方が気絶するまで続けられ、終了後原因を聞くと、「チラチラとこちらを見てくるので腹が立った。口論のすべがないので手を出した」とお互いが述べていました。
分析: SCP-XXX-JPから一定のリズムで発せられた音の振動を体で受け止めるということ自体が「聴く」ということと同義であると考えられます。
実験記録[SCP-XXX-JP-e] - 日付20██/05/27
対象: 演奏者を含む四人のDクラス職員。演奏者以外には観測室と通信ができる通信機がついている
実施方法: 乱闘開始後、影響を受けていないように見える一人に演奏者からSCP-XXX-JP-2を取り上げるように指示をし、強制的に演奏が中止された場合を調べる。
結果: 演奏が開始され、乱闘開始後、影響を受けていないように見える一人に命令を下しました。観測室からは音は聞こえないが、了承し、行動を開始しました。演奏者からSCP-XXX-JP-2を取り上げた後、取り上げた側が演奏を始めてしまいました。乱闘は片方が終了するまで続きました。元々の演奏者は何が起こったのかわからないようでした。原因を聞くと、「通信機が邪魔でイライラしていた」とのことでした。
分析: 人間がSCP-XXX-JP-2を取り上げても演奏が中止されるわけではありませんでした。実験方法を考え直します。
実験記録[SCP-XXX-JP-f] - 日付20██/05/30
対象: 演奏者を含む三人のDクラス職員
実施方法: 演奏者を拘束した状態で演奏させ、乱闘が開始された後に演奏者をSCP-XXX-JP-1から離し、演奏できない状態にする。
結果: 演奏および乱闘開始後に、演奏者をSCP-XXX-JP-1から引き離し、演奏できない状態にしました。乱闘はしばらく続きましたが、次第に士気が下がっていくかのように見え、最終的には全く動かず、呼びかけにも反応しない状態となってしまいました。拘束していた演奏者も同様の状態になり、SCP-XXX-JP-2を持ったまま動かなくなりました。理由を聞こうにも誰も口を開くことはありませんでした。
分析: 演奏および乱闘を中断させてはいけないことが分かりました。現在もDクラス職員が動くことは確認されていません。
メモ帳。
思いつき次第更新。
・「○○」という人物が自分にとって「自分の人生を変えた人物」として認識されてしまうなにか。その○○はすべての被験者共通であるが、関係性は異なる。なぜかその人は被験者からは目に見えるようになっており、幽霊のように神出鬼没である。Dクラス職員の部屋に出現したり、実験中の部屋に侵入して被験者を当惑させる。
・影響を受けた(感染した?)人間が常に他に「付和雷同」するようになってしまうなにか
・何事にも常に「1多くなってしまう」なにか(影響を受けた人物は常に一言多くなる)
・定期的にランダムでなにかが起こる腕時計の日焼け跡(ある一つの腕時計を使用していた時に出来た日焼け跡)
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