執筆お疲れ様です!rev.45時点の下書きを拝読しました。
主に展開・表現の面で気になる箇所があり、本投稿されてもUVには至らないと考えますが、最初の画像のフックといい、会話劇の巧みさといい、魅力的に思える点は多かったです。成瀬と戸高の掛け合いは読みやすく、個人的にいい塩梅のキャラクター性も感じられて好きでした。では前述の「展開・表現の面で気になる」とはどういう事かというと、まずもって展開がうまく読み取れなかったこと、そしてクリニカルでない表現がいくつか見られることが挙げられます。以下にそのちょっとした詳細を綴りますが、個人の感想なので参考程度に捉えていただければと思います。
まず、私の読解力不足もあって、本下書きのストーリーを掴みあぐねているのが正直な所です。こういった謎が残る類の記事には、スポイラー(真相開示)を他のユーザー向けに設置していただければより踏み込んだ批評がしやすくなり、Bejaropeさんにとってもプラスになると思います。
個人的に音声ログ1までは「何が起こるのかな」という心持ちでサクッと読めましたが、音声ログ2から何が起きているのか分からず、手紙の内容も含めて心にブラーがかかったまま読み終わった印象です。手紙の「彼女」は誰なのか、戸高にはどんな特別な過去があるのか等、疑問点はいくつかありますが、それがあまりにも深掘りされないとどんな感想を抱けばいいのか分からなくなってしまうと危惧しています。
また、真相の情報を追加したとして、それがUVに繋がるかにも懸念を感じています。それは、情報の出し方に納得生が薄く、UVを得るような構成になっていないと感じられるためです。
まず音声ログについて、こちらは目的も背景も提示されず始まるので、私は「これは何が始まってるんだ?」という印象のまま読み進めていました。そして本来提示されるべき文脈がないまま展開が進み、特異的な出来事が発生、次いで謎の手紙が現れて、オチに至る。これが本下書きの全体の構成だと捉えていますが、全体を通して評価を得るのが難しいスタイルになってしまっていると思っています。特に気になったのは終盤の尻すぼみ感ですね。最後に補遺2が来るのは論理的には正しいですが、「面白い終わり方か?」「物語上収まりのいい終わり方か?」という観点で見るとそうではないように思えます。報告書らしいと言えばらしいのですが、それまでの記事の方向性をバッサリ切るようなオチは非常に勿体なく、なるべく避けたほうがいいように思われます。
改稿案については真相がよく分かっていないため提示できかねますが、展開作りに関しては、近年(2023~)に投稿され高評価を受けている記事が参考になると思います。なお、学ぶつもりで作品を手に取るのもいいですが、純粋に興味の湧いた記事を読んでみて、これは面白いな、これは微妙だなと思うことでも「評価される記事」のイメージが十分形成されると思うので、ご勘案いただければと思います。諸エッセイも参考になると思うので、以下に有益だと思うものをいくつか示します。
▪️あなたの第一歩のための計画書作り
http://scp-jp.wikidot.com/planning-for-your-first-step
▪️SCPの新人コンで初めて記事を投稿する新人向けのガイド(外部サイト・noteの記事に飛びます)
https://note.com/yzkrt/n/n47aa6cec8983
▪️SCPの残し方(外部サイト・noteの記事に飛びます)
https://note.com/owlcat291/n/n8e33daf9b249
- 表現について
瑣末事なので取捨選択していただければと思います。
全体的に
文章の洗練が不十分だと思ってしまいました。ひとえに特別収容プロトコルの1文目から違和感を覚えてしまい、音声ログが小気味いいだけにちょっと惜しいと感じています。こればっかりは既存の作品を読んで特有の文体に慣れるしかないと思っています。
SCP-XXXX-JPに物理的な隔離は不可能であるため周辺地域の立ち入り管理および情報制限によって収容されています。
「物理的な隔離措置が困難である性質上、SCP-XXXX-JPの封じ込めは周辺地域の封鎖ならびに関連情報の統制に留められます」みたいに書くとどうでしょう。
また、SCP-XXXX-JP内部に立ち入る際は原則2名以上での入退をしてください。これはオブジェクトによる対象への精神的影響を軽減させるためです。
この2文は纏めちゃったほうがスッキリすると思います。
██県、██市
県の後の読点はあまり見ないです。また、この文章と次のパラグラフの間には空行が必要だと思います。
SCP-XXXX-JP内部では空間中心部に近づくにつれて対象は、自身の選択に関する幻聴を知覚するようになります。
読点の位置が微妙に思えます。「SCP-XXXX-JP内部において、対象は空間の中心部に近づくにつれて自身の選択に関する幻聴を知覚するようになります」みたいに書くとどうでしょうり
段々と
クリニカルでないので、「段階的に」で手を打ちませんか?
存在
「存在」ってあまり見ないので「物体」「実体」とかどうでしょう。
日時: 20██年/9月3日
報告書以外でもあまり見ない表現です。「20██/09/03」「20██年9月3日」とかどうでしょう。また時刻が書かれていないので「日付」でいいと思います。また下の項目も含めてコロンの後の半角スペースが抜けちゃってます。
担当職員:成瀬透/戸高蒼太郎
役職の表示がないのは珍しいなと思いました。「担当エージェント」みたいに書いてもいいかもしれません。
3点リーダについて
「……」と2つ連続させるのが一般的です。
[約5分間、二人の足音だけが継続的に記録される]
「二人」は漢数字ではなく「2人」とアラビア数字で表すのが一般的です。
<再生停止>
chiruzuさんの批評の反映漏れだと思われます。
音声ログの回収後以下の手紙が戸高職員のデスク上で発見されました。
「回収後」のあとに読点を付けてもいいかもしれません。
また成瀬職員も「自分が書いた覚えはない」と述べています。
物凄く細かいですが、「述べる」みたいな動詞は「報告する」「証言する」みたいなサ変動詞にすると報告書っぽいです。
この音声ログが発見された際は成瀬職員のみ生存が確認されました。
なんとなく変な文章になっていると思います。読点で区切るなどして調整するといいかもしれません。
以上です。今後の活動を応援しています!
