- 「幻想」の要素があるかどうか。[十点満点中何点か]
10点です。理由は、どのような展開、モチーフであろうと幻想を含むこと自体は事実だからです。
2点です。理由は、会話が淡白すぎて読んでいて物語としての面白みがなく、これでは探索記録を行った事実以上の意味合いがほとんど含まれないためです。
探索記録1
[記録開始] は <記録開始> のほうが適切です。
探索記録4
<記録開始> がありませんでした。
上記の二点の指摘は、旧版と最新版両方の報告書で共通なので両方とも直す必要があります。
2点です。
面白くありませんでした。大きな原因を三点、以下に示します。
この中でSCP-3000-JP、SCP-3000-JP-1~3、当該家屋と一度に5種類の定義を示されるのは把握が追いつかないです。この時点で一部の読者は続きを読むのを諦める可能性があります。
おそらく各定義はある程度入れ子構造になっていると思われるのですが、異常性を実現させるのならSCP-3000-JP(夢の世界)だけにしても十分成立させられると思います。
この2件の記録を削除して
「Dクラス職員を起用した、SCP-3000-JP-3内部の探索によって完全な地図が作成されました。」
だけを書いても読者目線では得られる情報量と印象は変わらないと思います。ですがそうすれば内容はさらに少なくなりますし、可能なら探索記録を出しているからこそ得られる重要な情報があるほうが理想的です。必要によっては、探索記録以外の形での情報を加えても良いと思います。
SCP-3000-JP-4(リセットボタン)を押すだけで地球の脅威となる存在を消失させられるのは、物語として面白くありません。そういったアイデアは中国支部では皮肉的ジョークにされています。SCP-CN-2000-J
また、作品とは直接関係がありませんが「考察の答え」にある文章が日本語として不自然なため、理解することができませんでした。
改善案:
現実とは異なる夢の世界に、滅ぶ前のかつての現実世界が存在するというアイデアは王道的だと思います。有名作品なら「FINAL FANTASY X」がそれらしいといえます。(余裕があれば、実際にFF10のそういった世界観の解説をしているサイトをいくつか調べて参考にするのも良いかもしれません)
現状としては、現実世界とSCP-3000-JPは大きな制限なしにDクラス職員でも誰でも自由に往来できるようですから「都合よくリセットボタンがある」で終わりにしないでいくらでも間にストーリーを詰めていけるポテンシャルがあると思います。記事制作頑張ってください。