- 構文がきちんと機能しているか
ランダム表示を含め、機能していると思います。
- オチと真相が理解できるか
理解はできるものの、納得は十分ではありませんでした。
- 3000JPに相応しいスケール感があるか
3000-JPコンテストならば、絶対に壮大な世界観を持つべきという強制はできないと思います。その上でスケールは十分あるといえます。
- 雨傘博士の言動とオチに納得感があるか
一概にはいえないです。財団懐疑部門と、これの活動をよしとする上層部の考えが偏りすぎているという前提があるから、相対的に雨傘博士たちのストライキ・主張が効果的になっているという演出はあると思うので、これらの行動が絶対的に正しいとは思いませんでした。
- クリニカルトーンが正しく使えているか
違和感を感じる部分はありませんでした。
- 表記的に読みにくい部分はないか
大丈夫だと思います。
- 過剰と思われる文章、削減できる表現はないか
個人的意見ですが、この作品の視点を新人職員とする設定はあまり活きていないと感じました。その設定は最初の段階で示している必要があります。現時点では最初にTo doがあるものの、ここから読者が新人職員の目線であることを理解するのは難しいと思いました。もっとはっきりと何らかの形で「君は新人職員です」と言い切るくらいのほうが良いです。
また、主人公は一番動いている雨傘博士に見えるのも問題点です。現状、新人職員は事の流れをただ眺めるだけなので、そこに「自分で動いている」という没入感が不足しているのを感じます。これらに関連して、場合によっては読者 = 新人職員 の設定を消して、To doとメールのパートを消すのも選択肢だといえます。
- 既存のSCP(特にSCP-2321-JP)と大きく被っている部分はないか
以下の折りたたみにいくつか連想したものをリンクで示します。
- 情報の並べ方は分かりやすいか
僕個人は大丈夫でした。
- 付与するタグは適切か
明らかに抜けているものはありませんでした。
- その他
僕個人の場合なのですが、最初のページで下の4つの折りたたみを読んでいるうちに上にある「編集を保存する」ボタンの存在を忘れてしまい、Apollyon化して物語が終わりだと誤解してしまいました。赤字の警告文~保存ボタンは一番後ろ(補遺: の文章の後)に置いてあるほうが良いかもしれません。