SCP下書き「裸の美少女が見える薬」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低脅威度物品収容ロッカーに保管してください。SCP-XXX-JPの担当職員は混乱を避けるため男性に限定されます。

説明: SCP-XXX-JPは高さ4cmの瓶です。「裸の美少女が見える薬」と印字されたラベルが側面に貼られています。現在の総重量は150g程度です。内部にはSCP-XXX-JP-1と指定される特徴的な臭いを有する錠剤が入っています。

SCP-XXX-JP-1を服用した人物(以下、使用者)は使用者自身が認識する生物や物体(以下、対象)を「裸の美少女」と認識します。服用当初において対象となるのは人間女性のみではありますが、時間の経過により対象は増加していきます。段階としては以下のようになります。

段階 対象 備考
第1段階 人間女性 服用直後に対象となるのは使用者の年齢に近い女性である。その後、対象となる年齢は時間経過で拡大していく。
第2段階 人間男性 服用後6時間でこの段階となる。この時点で対象となる年齢は関係なくなる。
第3段階 哺乳類 服用後12時間経過でこの段階となる。最初は霊長類が対象となる。その後、系統樹で霊長類に近い哺乳類に拡大していく。
第4段階 爬虫類及び鳥類 服用後36時間経過でこの段階となる。被験者の多くがこの段階までに自身の認識に対して興奮しなくなる。
第5段階 魚類 服用後48時間経過でこの段階となる。大抵の場合、この段階で現状に違和感を抱かなくなる。
第6段階 虫類 服用後60時間経過でこの段階となる。独り言が増え始める。
第7段階 植物類 服用後84時間経過でこの段階となる。この段階の初期においては使用者は食事を拒否するが、後期では問題なく行う。
第8段階 無生物 服用後106時間経過でこの段階となる。空気や液体などの流体は対象とならない。一方で、粒子レベルでは認識しているが、小さすぎるため見えていないとする説も存在する。

SCP-XXX-JPは猥褻物陳列罪の判決を受けた事件を調査した結果発見されました。SCP-XXX-JPを作成した人物はすぐに特定できましたが、友人との悪ふざけで自作のラベルを手近にあった錠剤の瓶に張り付けただけと主張しています。実際、SCP-XXX-JP-1を解析した結果、元となる錠剤と同一の成分を有しています。そのため、特異性とは別に、SCP-XXX-JP-1本来の作用として腹痛に効果があると考えられています。

補遺1: 以下はSCP-XXX-JPの実験記録です。
実験記録XXX-1

対象: D-XXX-1(第2段階)

実施方法: 複数の男性職員を視認させ、モンタージュ写真を作成し、D-XXX-1が視認している状況を確認する。

結果: 作成されたモンタージュ写真は全て女性であった。

分析: 対象を「裸の美少女である」と思い込むのではなく、本当に「裸の美少女」と認識しているようだ。また、モンタージュ写真の内容から、「美少女」の定義は使用者の価値観に大きく依存すると考えられる。

実験記録XXX-2

対象: D-XXX-1(第2段階)

実施方法: 鉄板を胸に仕込んだ男性職員の胸を触らせる。

結果: D-XXX-1は「柔らかい」と答えた。

分析: 触覚も影響するようだ。臭いに関しても「女子高生の良い匂いがする」と答えていることから、嗅覚にも影響を与えていると思われる。加えて、声も完全に女性のものとして認識している。

追記: 味覚に関して調査するため、人肉を食したことがあるDクラス職員の配置を申請した。しかし、そのようなDクラス職員は希少なため、申請は却下された。

実験記録XXX-3

対象: D-XXX-1(第3段階)

実施方法: D-XXX-1自身が持つ「美少女」の認識を現実の女性を基準にしたものではなく、漫画の女性1を基準にしたものにする。

結果: D-XXX-1が「美少女」とする認識を変更することができた。

分析: 仮説ではあるが、この認識の変更は女性でなくとも問題ないと考えられる。

実験記録XXX-4

対象: D-XXX-1(第3段階)

実施方法: D-XXX-1が「美少女」とする認識を「服を着た男性」に変更できるか実験を行う。今回参考となった人物はSCP-XXX-JP担当研究員江口博士である。服装は白衣とした。

結果: 「美少女」とする認識を変更することができた。

分析: 使用者が「裸の美少女」と認識するものであれば「服を着た男性」でもそう認識するようだ。おそらく、「美少女」の認識がまな板や電柱といった無生物でも成立するのだろう。

追記: 予算の都合上、D-XXX-1の認識に関する実験をこれ以上行わないこととする。そのため、「美少女」の認識は江口博士を基にした「服を着た男性」から元に戻さないものとする。

補遺2: 以下は事案報告です。現在も調査が続いています。
事案報告SCP-XXX-JP

対象: D-XXX-1

インタビュアー: 江口博士

付記: D-XXX-1を外部へと連れ出し、見えているものを尋ねた際の記録です。D-XXX-1は実験記録XXX-4より「美少女」の定義が「服を着た男性」となっています。また、D-XXX-1は当時第8段階でした。

<録音開始>

(D-XXX-1の目隠しを外す)

江口博士: D-XXX-1、周囲の様子を報告してください。

D-XXX-1: 報告、か。裸の美少女に囲まれているよ。

江口博士: そうですか。具体的には?

(D-XXX-1は駅を指さす)

D-XXX-1: あのくそでかい美少女に何百人もの美少女が出たり入ったりしている。たまに細長くて速い美少女が横から入って行ってる。よく生きてられるな。

江口博士: わかりました。ではあれは?

(江口博士は太陽を指さした)

D-XXX-1: 裸の美少女だな。光り輝く。

江口博士: わかりました。他に何かありますか。裸の美少女以外で。

D-XXX-1: あるわけないだろ。この世界は裸の美少女でできているんだぞ。

江口博士: ……わかりました。はい。以上で実験を終了する。

<録音終了>


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  1. portal:2306912 ( 01 Aug 2018 05:55 )
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