少女を愛したハイヒール - SCP-JPサンドボックスⅢ

少女を愛したハイヒール

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（数字は仮です、本投稿時に変更します）

アイテム番号:SCP-0000-JP

オブジェクトクラス:Safe

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SCP-0000-JPの写真、撮影者は男性職員

特別収容プロトコル:SCP-0000-JPはサイト‐███保管庫内の鍵付きのガラスケースの中に保管されています。
後述するSCP‐0000‐JPの性質上、男性職員のみがSCP‐0000‐JPの対応を行うのが望ましく、女性職員は実験等の明確な理由がない限りSCP‐0000‐JPに接近しないようにしてください。女性職員が無断で接近した場合、対象者には状況・必要に応じて対処が行われます。

また、無許可でのSCP-0000-JPの持ち出し・実験は固く禁止されており、実験を行う際にはレベル3以上の職員の許可、または███・█████博士の許可を得て2人以上の男性職員による十分な監視状況の上で行ってください。
SCP-0000-JPの無許可の持ち出しや、無許可で履いた場合には状態・必要に応じてBクラスの記憶処理及び催眠処理がかけられます。

説明:SCP-0000‐JPは1997年9月より█████社から発売されていた23.5cmのピンク色のハイヒールです。現時点では█████社は倒産し消滅しているため同社製のハイヒールを購入、または入手することはできません。
素材には通常のハイヒールと同じく、革素材と木製のファイバーボードが使用されています。
SCP-0000-JPは████年██月█日に、日本の██県██市のアパートの一室から██歳の少女の遺体と共に見つかった。
元の持ち主である少女は同時期に近隣で起きていた連続強盗殺人事件（犯人は逮捕済み）に巻き込まれ、既に死亡していた。

SCP-0000-JPの大きな特性として、女性がSCP‐0000‐JPを視界に入れると例外なく「この靴を履きたい」という強い欲求を示します。これは直視で視認した場合のみ発生し、映像や写真では影響ありません。
また対象者の年齢や足のサイズに関わらず、SCP‐0000‐JPを履きたいという欲求は現れます。欲求が現れた対象者がSCP‐0000‐JPを履いた場合、対象者は履いて2～3分が経つとうろうろと徘徊を始めます。（対象者の足のサイズがSCP‐0000‐JPに合わず履けなかった場合、対象者はSCP‐0000‐JPを手に持って徘徊します。）
SCP‐0000‐JPの実験は数回行われていますが、毎回歩いていく方向が違うためにSCP‐0000‐JPがどこへ向かっているのかは解明されていません。
対象者からSCP‐0000‐JPを脱がせる、もしくは手から離すと徘徊は終わり、その間の対象者の記憶は無くなっています。

補遺: 実験ログ（被験者は全員Dクラス職員より選出）
実験記録001 - 20██/02/30

対象:D-1231-JP　20代女性

実施方法:SCP-0000-JPを履き待機する。

結果:被験者は履いて2分後に徘徊を始めた。
サイト内を1時間の間徘徊し、その間ずっと小さな声で「どこ？」と呟いていた。

実験記録002 - 20██/04/05

対象:D-2398-JP　30代女性

実施方法:ガラスケースから出したSCP-0000-JPをデッサンするよう指示。
対象がSCP-0000-JPを履かないよう、一部拘束し数名の監視のもと実験を行った。

結果:「ここからだして」「わたしをはいて」「どこに」の言葉で形作られたSCP-0000-JPの絵を描く
対象は「こんな絵を描いた記憶がない」「あの靴を履きたくて仕方ない」と発言する。