よいこの どうわ 「アリソン」
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むかしむかし あるところに アリソンという まほうつかいの おんなのこが いました。

アリソンは おとうさんを さがすために せかいじゅうを たびしていました。
 
 
あるひ、ヘキサという ようせいさんが やってきて アリソンに はなしかけました。

「そこの まほうつかいさん!このせかいが たいへんなんだ!わるいひとを やっつける おてつだいを してくれないか?」

けれど アリソンは きょうみがありません。

「わたしは おとうさんを さがしているの。じゃまは しないで くれないかしら。」

ヘキサは それをきいて いいました。

「でも せかいがほろんだら きみのおとうさんも いっしょに きえちゃうかも。」

アリソンは こまりました。おとうさんが きえてしまって あえなくなったら いやだからです。

たくさん なやんでから、アリソンは ヘキサに ついていこうと きめました。
 
 
ヘキサに あんないを してもらって わるいひとたちの ところに いくと、あやつられた あくまたちが ひとびとを おそっているところ でした。

「あの あくまたちを たおすの?」

アリソンは かたにのせた ヘキサへ しつもんしましたが、ヘキサは くびを よこにふります。

「それも たいせつ だけど、アリソンには おおもとの てきを たおしてほしいんだ。」

アリソンは ヘキサに みちあんない してもらって もんだいの まんなかへ いこうと しましたが、あくまが おおすぎて なかなか すすめません。

まほうで たおしながら なんとか すすんでいくと、たくさんの ようせいさんたちと おんなのこたちに であいました。

「こんにちは。あなたも まほうつかいなの?」

「こんにちは。わたしは ようせいさんに まほうを つかえるように してもらったの。」

おんなのこたちは もともと まほうつかいでは ありませんでしたが、ようせいさんの ちからで まほうが つかえるように なったそうです。
 
 
アリソンは おんなのこたちと いっしょに どんどん すすみます。

すると、おおきな なにかが あばれているのが みえてきました。

「あれを とめるには みんなのちからが ひつようなんだ。」

ヘキサが いうと、まほうつかいたちは ほうきに またがりました。そらから みんなで こうげきしようと おもったからです。

でも、つえをかかげて ふりおろしても こうげきが ききません。それどころか てきの こうげきで なんにんかの おんなのこが いなくなって しまいました。

「これじゃ、まずいわ!」

アリソンいがいの おんなのこたちは まだあまり まほうのれんしゅうを していません。ですから、ここにいるまほうつかいで いちばん つよいのは きっと アリソンです。

「わたしが つっこむわ!だから みんな てつだって!」

アリソンは じゅもんを となえると、てきの おなかに とつげきしました。

ほかの おんなのこたちは びっくりしましたが、すぐに つえをふりあげて アリソンに ちからを あたえました。

そうして はなたれた ひっさつわざが あたると、おおきくて つよいてきは うごかなくなりました。

「ありがとう。アリソンのおかげで まちは すくわれたわ。」

みんなは よろこんで おれいを いおうとしました。けれど、アリソンの すがたが みつかりません。

おんなのこたちは いっしょうけんめい アリソンを さがしました。

まちのひとも くわわって、たくさんのひとが なんねんも なんねんも さがしつづけましたが、かのじょが みつかることは ありませんでした。
 
 
 
 
それから ずっとずっとあとになって、ひとりの おとこのひとが そのまちに やってきました。

アリソンに よくにている かれは、かのじょが いなくなったばしょに つくと、ちいさなこえで かれの むすめのなまえを よびました。

おしまい。

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