全て網魎

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クレジット

タイトル:SCP-XXXX-JP - (見えるもの、見えないもの。)
著者:©︎ yuraku itiman
作成年:2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在確認されているSCP-XXXX-JP以外のSCP-XXXX-JPが発生するような事態は可能な限り避けてください。SCP-XXXX-JPは後述の地域で発生する可能性が高いため、当該地域にはエージェントが常駐し、SCP-XXXX-JP-Bが発生した際は最寄りのサイトにSCP-XXXX-JP-Bを速やかに連行し治療を行なってください。治療の内容は後述の説明を参照してください。

説明: SCP-XXXX-JPは当該人物に対し何らかの儀式が施されたのち、当該人物の視覚情報に異常性がもたらされる現象です。上記の異常性そのものをSCP-XXXX-JP-Aと呼称し、当該人物をSCP-XXXX-JP-Bと呼称します。当該人物は通常、視認可能なものがほぼ視認出来なくなり、通常、視認不可な物体の視認が可能なようです。当該人物には視力の回復処置を施した上、回復の傾向が見られればクラスC記憶処理をした後解放してください。視力が回復する傾向が見られなければ、失明処置を施した後、Cクラス記憶処理を行い当該人物及びその周辺人物にはカバーストーリー【不幸な事故】を流布してください。

発見経緯:日本国の██県南部に伝わる｢御守る」に関する伝承が財団の注意を惹き、機動部隊ほ-2（忍者狸）が調査した結果██県██市を中心とした14の市区町村にSCP-XXXX-JP-Bが存在していることが確認されました。

補遺1:現在まで、SCP-XXXX-JP-B群が存在を主張する｢陰陽師のような人物｣の観測、及び収容には成功していません。

補遺2:██県██市に存在する██山に機動部隊ほ-2が調査を行った結果クラスΔ霊体と思われるものが存在する可能性が確認されました。また、後述のインタビュー、及び実験の結果から、SCP-XXXX-JP-B群は██山に生息する存在を不可視であるにも関わらず視認することができるのは間違い無いと思われます｡

対象: SCP-XXXX-JP-B-2

インタビュアー:██研究員


<録音開始>

██研究員: それでは、インタビューを始めさせて頂きます。

SCP-XXXX-JP-B-2: 宜しくお願いします。

██研究員: さて､あなたは██山に存在するクラスΔ霊体…失礼､化け物を見ることができると言うふうに伝承にはあるそうですがこれは事実ですか？

SCP-XXXX-JP-B-2: ｢もうりょう｣の事ですね?ええ事実です。確か見えるようになったのは10歳の頃でしょうか。村でお祭りをやった翌日に目が見えなくなって…確かそれでお婆ちゃんが｢来なさい｣と言って…それで足の感触からするに山?みたいなところに連れて行かれて｢あんた何か見えるかい?｣って聞かれたんです。見えるはずもないのにと思い前を見たら竹とも薔薇とも水と蝶々もとも見える｢何か｣が見えたんです｡

██研究員: 結局その…｢何か｣とは何なんでしょう?

SCP-XXXX-JP-B-2: その｢何か｣を示す言葉があったような気がするのですが、脳に靄がかかって…強いていうのなら｢もうりょう｣としか…

██研究員: 成程、 他に何か変な点はありましたか?

SCP-XXXX-JP-B-2: いや、まぁ視界が全部奇妙でしたけど…まぁ主なのはそのくらいですね…

██研究員: そうですか。では、インタビューを終了します。ご協力ありがとうございました。

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXXX-JP-B-2が語った｢祭り｣が行われた記録は██村では発見されませんでした。なお、SCP-XXXX-JP-B-2が言っている｢何か｣とは｢もうりょう｣のことであり、この正体を見るためにも実験を行う必要があると思われます。なお他のSCP-XXXX-JP-Bも同様の内容を話していたため10歳頃のホモ・サピエンスに何らかの儀式を行うことによってSCP-XXXX-JP-Aが発生すると考えられています。

実験記録XXXX-1 - 日付20██/██/██

対象:██山

実施方法:SCP-XXXX-JP-Bが｢もうりょう｣がいると行った地点をハルトマン霊体撮影機を用いて撮影を行う｡

結果: 風景が写った

分析:撮影者がデジタル一眼カメラに頼りすぎなのでしょう｡ちゃんと撮影してください｡

実験記録XXXX-2 - 日付20 ██/██/██

対象:██山

実施方法:SCP-XXXX-JP-Bが｢もうりょう｣がいると行った地点をハルトマン霊体撮影機の扱いに長けた人物がをハルトマン霊体撮影機を用いて撮影を行う｡

結果:動物のいる風景が写った

分析:もしかしたらSCP-XXXX-JP-Bは虚偽の報告をしているか、集団幻覚を見ている可能性があります｡

インシデント記録XXXX-1 - 日付20██/██/██

20██年██月██日にサイト-81██にて移動中のSCP-XXXX-JP-B-4が｢火を吐くもうりょうがいるぞ!逃げろ!｣、と言った直後サイト-81██の一部で火事が発生する事態が発生しました。

分析:このことから当該オブジェクトの言う｢もうりょう｣は存在するのでしょう｡しかしクラスΔ霊体を含むありとあらゆる霊体が原因ではないため霊体以外の何かの存在によりそれは存在するのでしょう｡ですから、カメラを使って写真を取るのではなく、ヒューム値の測定を行うこと進言します｡

実験記録XXXX-3 - 日付20██/██/██

対象:SCP-XXXX-JP-B

実施方法:SCP-XXXX-JP-Bに｢もうりょうがいる｣と発言させ、オブジェクトの周囲半径3mのヒューム値を測定する｡
結果:ヒューム値は正常であったです
分析:これは謎です｡
quoted text

新規メッセージ:許可の無い返信

N/A｡オブジェクトのヒューム値を計測するありとあらゆる機械がそれぞれ別の理由で故障、若しくは何らかの影響により観測ができなかった｡恐らくこのオブジェクトは現実を改変します｡即刻keterへの再分類を求めます｡

付与予定タグ: scp euclid 蒐集院

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ファイルページ: SCP-XXXX-JP-Bの目

ソース: https://openverse.org/image/5fe6392a-1618-45ba-ba90-22ff3cb695a3?q=eye
ライセンス: CC BY-SA 2.0

タイトル: eye
著作権者: spc brass
公開年: 不明
補足:
画像の一部色の変更を行なっております

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  批評コメント批評コメント

  
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  書式エラーは一度は通る道なのでめげないでください

  shelted 24 Mar 2023 06:21

  **アイテム番号:** SCP-XXXX-JP
  **オブジェクトクラス:** Euclid
  **特別収容プロトコル:** 現在確認されているSCP-XXXX-JP以外の～
  **説明:** SCP-XXXX-JPは少数民族と＝

  **アイテム番号:** SCP-XXXX-JP

  **オブジェクトクラス:** Euclid

  **特別収容プロトコル:** 現在確認されているSCP-XXXX-JP以外の～

  **説明:** SCP-XXXX-JPは少数民族と＝

  それぞれ空行が不足しています。
  （基本、太字始まりは上に1行の空行が入ります）

  また、文中にも不自然な改行が入っています（補遺2の冒頭など）

  補遺2:██県██市に存在する██山にサイト-17より召集された
  [[[コンドラキ博士の人事ファイル|コンドラキ博士]]

  ---

  またSCP-XXXX-JP-B-2:が語った｢祭り｣が行われた記録は発見されませんでした。
  また他のSCP-XXXX-JP-Bも同様の内容を話していたため10歳頃のホモ・サピエンスに何らかの儀式を行うことによってSCP-XXXX-JP-Aが発生すると考えられています。]

  JP-B-2の前後に不要な記号が含まれているのと、終了報告の末尾に不要な記号が含まれています。
  接続詞の「また」が連続しているのも、読む上では気になります。

  最後の編集 24 Mar 2023 08:04 by shelted さらに表示

  Re: 書式エラーは一度は通る道なのでめげないでください

  yuraku itiman 24 Mar 2023 10:41

  ご指摘ありがとうございます。

  kashima8 24 Mar 2023 11:30

  +批評です

  オブジェクトクラスと収容プロトコル等の間に空行を空けた方がよみやすいかと思います。
  また、「コンドラキ博士」「SCP-408」へのリンクですがサンドボックスでは反映されていません。サンドボックスと本サイトでは別サイトなので、サイト内リンクが機能していないようです。本サイトへ投稿した場合は反映されると思いますが。

  以下内容への指摘です。

  〇クロスリンクについて〇
  必要性が感じられませんでした。
  補遺２で日本のどこかでSCP-408が発見された、見つけたのがSCP-XXXX-JP-Bだったと書かれていますが、なぜ日本にSCP-408がいたのか謎です。元々見つかったのはブラジルだそうですし、インタビューでは日本の山にけっこう前からSCP-408がいた（伝承があった）という時間列になっています。

  〇SCP-408とコンドラキ博士について〇
  詳しくないので報告書を見ながら書きました。間違いがあったら申し訳ありません。
  SCP-XXXX-JP-BがSCP-408の擬態を見抜いたというポイントが噛ませに感じる人もいるかもしれません。
  くわえてSCP-408は「高精度の擬態をするため実際の姿は実質不可視」なので、「不可視なものが見える」SCP-XXXX-JP-Bが「擬態しているけど蝶だと認識できた」は、ちょっと違うのでは…？？？と感じました。魂の形が見えるみたいな感じなのでしょうか？
  またラストのコンドラキ博士が「SCP-XXXX-JP-Bの網膜をカメラの部品にしよう」といった事ですが、問題児キャラとはいえ安易なマッドサイエンティストになっているように思えます。

  〇日本生類創研について〇
  これもまた、登場する必要性が薄いと感じました。
  SCP-XXXX-JPが「少数民族の血族に行われる儀式によるもの」であるため、バイオ研究をしている日本生類創研とのかみ合わせが悪いと思ったからです。
  また日本生類創研がその儀式と成果に興味を抱くかですが、現状では「なさそう」と感じました。利益に結びつくイメージもなかったからです。

  〇収容プロトコル等財団の対策〇

  現在確認されているSCP-XXXX-JP以外のSCP-XXXX-JPが発生するような事態は可能な限り避けてください。SCP-XXXX-JPは後述の地域で発生する可能性が高いため、当該地域に潜伏しているエージェントがSCP-XXXX-JP-Bの発生を可能な限り低くし、仮にSCP-XXXX-JP-Bが発生した際も早期治療を試みてください。

  「発生することを避けてください」はあたりまえなので書く必要はないと思います。
  それと余計かと思いますが、私だったらこんなかんじに書きます。

  SCP-XXXX-JPの発生が予測された地域…
  該当地域に潜入したエージェントにより報告され…
  SCP-XXXX-JP-Bの早期治療を行ってください（治療が行われます）。

  また、治療内容は収容プロトコルより説明などの方がふさわしいかもしれません。
  それとエージェントが治療を行うように見えました。

  当該人物には視力の回復処置を施した上、回復の傾向が見られればクラスC記憶処理をした後解放してください。以上のようなものが見られなければ、……

  これだと「以上のようなもの」が何を指すのかよく分かりませんでした。「回復が見られない場合」というような書きかたでいいと思います。

  失明処置を施した後、クラスB記憶処理を行い盲目学校に通学させてください。

  盲学校に通学させる、ということは書かなくていいかと思います。
  失明処置の後記憶処理して、失明理由をカバーストーリーやらなんやら（意訳）で済むと思います。

  コンドラキ博士の主張は倫理委員会により却下されました。財団は人体から網膜を取り除くような非人道的なことはしませんし、財団はカメラ会社ではありません。

  失明処置をしておいて「網膜を取り除くなんて非人道的なことしない」はちょっと矛盾しているように見えます。この場合倫理的以外の「生産的ではない」みたいな理由（人間の網膜はすぐ破ける、安定生産できない、みたいな）で却下していた方が財団っぽいように見えます。

  〇そもそもの異常性〇
  全体的に漠然としている部分が多く、そのまま終わっているため、「何故こんな事が起きているんだろう！？」という気持ちがあまり持てませんでした。

  なんとなく「古い謎の因習によって子どもの目を奪い見えないものを見えるようにする儀式がある」のは分かりました。

  ですが、

  SCP-XXXX-JPは少数民族と定義される人物が三等親以内にいて、当該人物に対し、何らかの儀式が施されたのち、当該人物の視覚情報に異常性がもたらされる現象です。

  「少数民族と定義される人物」という部分もあいまいです。そもそもその定義自体が分からないと思います。
  「三等親以内」だとたとえば「配偶者の親」「きょうだいの配偶者」も含むので、「血がつながっている」というような事も入れた方が間違いないかと思います。
  「何らかの儀式」も、そこが分からなければどうしようもないです。

  この部分がないがために「儀式によって子どもの目を潰しなんてひどい因習だ！」「何故子どもを犠牲にしてまで”見えないものが見える人間”を作ろうとしたんだろう？」「SCP-XXXX-JP-B-2はどんな気持ちなんだろう？」のような感想・気持ちを抱けないでいます。
  読んだ人間にどんな気持ちを抱かせたいのかについて、見直してみてはどうでしょうか。

  個人的には儀式は「子どもの視力を奪うグロテスクなもの」とも「霊魂が見える人間を作り出す神の儀式」とも思えますし、SCP-XXXX-JP-Bがどんなものをどんな姿としてとらえるかも気になります。
  「儀式」という非科学的な物以外でも、SCP-XXXX-JP-Bの網膜に対して科学的な視点から見てみたらどうだろうとも感じました。
  好きな・得意なジャンルとして掘り下げていったり膨らませていく方向で改稿していくのはどうでしょうか。

  
  少しでも参考になれば幸いです。

  yuraku itiman 24 Mar 2023 21:58

  ありがとうございます。ではその方向で改稿を行いたいと思います。

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