SCP-XXXX-JP 夜闇に籠る

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは地下1km地点にある、サイト-81██内の快適居住型上級収容室に収容してください。当オブジェクトのメンタルケアの為、最低1日に1度専属カウンセラーによる面談を実施し、SCP-XXXX-JP-Bの範囲が半径3m以内になるようにしてください。当オブジェクトへの面会は専属カウンセラーのみが可能です。

説明: SCP-XXXX-JPの見た目は身長143cm,体重20.3kgの13歳の日本人の少女です。黒髪を腰あたりまで伸ばしており、黒い瞳をしています。発見当時、対象は全身に傷を負っており、切り傷 ███箇所、全身に及ぶ重度の火傷、打撲 ███箇所、頭蓋骨のひび、創傷 ██箇所、右腕の骨折、[削除済み]等が確認されました。

SCP-XXXX-JPの異常性は、対象の視界を物理的に塞ぐ1ことによって発現します。異常性が発現すると、対象の頭部を中心とした、半径2mの球状空間(SCP-XXXX-JP-Aと呼称)を除いた、半径2.5m以上の球状空間内(SCP-XXXX-JP-Bと呼称)の時間が停止します2。SCP-XXXX-JP-A内はわずかに現実性が低く、これによって対象はSCP-XXXX-JP-A範囲内限定で現実改変を行うことが可能です。しかしながら、対象はこのことを自覚しておらず、これまでで観測された現実改変3は無意識のうちに行っていると考えられています。

SCP-XXXX-JP-Bの範囲はSCP-XXXX-JPのストレスの強度に比例して変動することが確認されています。その性質のため、SCP-XXXX-JP-Bの最大規模は未だ判明していません4

SCP-XXXX-JPは、20██年12月10日23時17分より突如出現した巨大な黒い球体5の収容作戦の際、調査部隊によって20██年12月11日6時37分に██県██市内にある一軒家の庭にて全身に無数の打撲創がある対象の姉と思われる人物の遺体を抱え、座り込んでいるところを発見されました。この後、SCP-XXXX-JP-Bが観測可能であった範囲全域にAクラス記憶処理剤を散布し、インターネット上に拡散されたSCP-XXXX-JP-Bの情報等はすべて発見・削除しました。


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