タイトル未定

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP群は低脅威度生物収容室に収容されます。転倒を防ぐため、収容室内に段差や障害物がないようにしてください。また、床や壁は衝撃を吸収する素材を使用してください。

定期的にSCP-XXX-JPにひびや割れがないか確認する必要があります。それらが発見された場合は、粘土を適量与えてください。

未収容のSCP-XXX-JPが発見された場合、目撃者に記憶処理を行ってください。

実験にはレベル2以上の職員の許可が必要です。

対象:  ██事務員

インタビュアー:  ██博士

付記:  ██事務員は、23体のSCP-XXX-JPに埋もれた状態で発見された。

<録音開始>

██博士: それでは、発見時の状況についてはじめから教えてください。

██事務員: はい。あれは、いつも通り森で散歩していたときのことでした。茂みになにかいるのに気が付いたんです。気になったのでそっと近づきました。あの森では時々小動物を見かけていたので、今回もそれだろうと思って。
██博士: しかし、そうではなかったのですね?

██事務員: はい。近寄ってみるとそこには、えっと、もうご覧になったかと思いますが、なんというか彫刻のような生物のような……まあとにかくあれがいたんです。30体くらいはいたかと。私は咄嗟に木の陰に隠れました。

██博士: その時のアノマリーはどんな様子でしたか?

██事務員: 最初は集団でもぞもぞと動いていることしかわかりませんでしたが、よく見ると中心にいる個体に体を擦りつけていることに気が付きました。体を左右に動かすような感じで、ある意味頬ずりのような。

██博士: 中心にいる個体にはなにか特徴などはありましたか?

██事務員: 大きく割れていました。バラバラになりかけていると言ってもいいかもしれません。そのせいか、その個体だけほとんど動いていませんでしたね。というより動けなかったのかもしれません。あとは……他にも体にひびが入っていたり、欠けてしまっている個体が多くいました。

██博士: それを見てあなたはどうしましたか?

██事務員: その様子を呆然と眺めていました。恥ずかしながら、これまでアノマリーに直接触れた経験がほとんどなかったもので、何も考えられなくなってしまって。少し経ってから、財団に連絡しなければならないことを思い出しました。それで端末を取り出したのですが……。

██博士: 続けてください。

██事務員: その瞬間、全てのアノマリーの動きが止まりました。そして、たくさんの目が一斉にこちらを向いたんです。無意識のうちに身を乗り出していたようで、私の姿は向こうに丸見えだったのでしょう。バッチリ目が合いました。私は急に怖くなって、逃げようとしました。結局、何歩も走らないうちに転んで、痛みと恐怖で動けなくなってしまいましたが……。

██博士: 端末が通話状態であったことには気付いていましたか?

██事務員: その時はまだ気付いていませんでした。なので、アノマリーが集団で近づいてくる気配がしたとき、もう駄目だと思いました。泣きながら、自分はこのまま誰にも助けてもらえずに死ぬんだ、どれだけ痛くて苦しい死に方をするんだろう、嫌だ死にたくない、ということばかり考えていました。……アノマリーに触れられるまでは。

██博士: アノマリーに触れられたことで、なにか変化があったのですね? 

██事務員: そうです。アノマリーは私に体を擦りつけはじめたのですが、その瞬間から恐怖心が急に引いていくのを感じました。気持ちが落ち着いてきて、そこではじめて端末が通話状態であること、担当者が私に対して呼びかけをし続けてくれていたことに気が付きました。

██博士: なるほど。最初の数分間応答がなかったのは、それが理由でしたか。

██事務員: 本当に皆さんには心配をおかけしました。どうやらその数分の間に収容部隊派遣の手配をしてくださっていたようで……。収容部隊がこちらに向かっていることを聞かされて、心から安心しました。その後は、収容部隊が到着するまで、動かず状況を説明していました。

██博士: あなたは地面に倒れたままの状態で待機していましたが、それは何故ですか?

██事務員: まだアノマリーが体の上に乗っていたからです。その時にはアノマリーは動かなくなっていて、ただ私にぴったりくっついていました。私はひびがあったり割れてしまっている個体がいたのを思い出して、下手に起き上がったりなんかしたら、無傷の個体も地面に落として割ってしまうと思いました。まあ、単純に重たかったからというのもありますが……。

██博士: わかりました。他に気が付いたことや、気になることはありますか?

██事務員: そうですね、不思議なのは自分がいつもと比べて落ち着いていることです。いつもの私なら、もっと取り乱していて、今みたいに体験したことを順を追って話すなんて、絶対にできなかったと思います。

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JPは接触した対象に精神影響を与える特性を持つと推測されます。なお、検査の結果、██事務員は軽度の打撲と足首の捻挫を負ったのみで、異常性は見られませんでした。

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  1. portal:yoruno-tobari ( 31 May 2018 18:01 )
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