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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

SCP-XXXX-JPが初めて描いたデッサン
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはロック機構が室内から触れられないガラス製の自動ドアで開閉し、ドア部分以外に一切の装置やそれに準ずるものを配していないガラスの壁で覆われた人型収容施設に収容されます。
ガラスをスモーク加工されたものにするなどしてプライバシーに配慮することは認められていますが、壁やドアに触れたかは接触に反応するセンサーや目視等で常に監視されています。室内にはSCP-XXXX-JPがすでに触ったことがあるもののみ置くことが許可されています。
また、週に1回程度、実験に協力した報酬としてSCP-XXXX-JPが望む物品を与えることが担当職員の判断により許可されていますが、それまでにSCP-XXXX-JPが触れたことがないものについては与えることが許可されていません。
説明: SCP-XXXX-JPは30代の日本人男性です。身長約170センチメートルで小太りという一般大衆によくみられる外見をしています。
SCP-XXXX-JPの異常性は、本人が今まで経験したことのない物事に関連する物品に触れたときに発生します。本人が未経験であり、教則本等を読んだこともないにもかかわらず、SCP-XXXX-JPはその物事についての技術をある程度習得します。その程度とは、習得した事柄についての経験者ほどを意味します。本人の興味の度合いやその後の学習に関係なく、技術力が習熟することはありません。
万が一脱走に興味を持ち、ドアノブやそれに準ずる何かしらの装置に触れ、当サイトからの脱走を試みて収容違反を犯す危険性が無いとは言い切れないので上記のオブジェクトクラスに設定してあります。
実験記録XXXX-1
担当者:■■研究員(レベル2クリアランス取得済)
内容:デッサン用鉛筆に触れさせる。
結果:方法について研究員が一切発言しなかったにもかかわらず、静物画デッサンを完成させた。輪郭線が曖昧な箇所が多々見られるなど、完成度はあまり高いとは言えない。
考察:SCP-XXXX-JPはもともとインドアな趣味ばかり持っていたとインタビューに答えていたので、もしかしたらデッサンについては異常性と関係なく有していた能力かもしれない。実験記録XXXX-2
担当者:○○研究員(レベル2クリアランス取得済)
内容:バスケットボールに触れさせる。
結果:運動部に所属した経験が無いにもかかわらず、3ポイントシュートを10本中10本成功させる。本人曰く、このような距離からボールをシュートできたことは無いとのこと。しかし、より難易度が低いはずのレイアップは10本中1本しか成功しなかった。
考察:ただ完成度が低いだけではなく、習熟度のバランスがおかしくなるパターンもあるらしい。実験記録XXXX-3
担当者:△△研究員(レベル2クリアランス取得済)
内容:裁ち鋏に触れさせる。
結果:裁縫についての深い知識が無いにもかかわらず、作り方を見ずに指定された大きさでパッチワークのテディベアを作る。一見完成したかに見えたが、玉結びだけがうまくできていなかったらしく、持ち上げてみると全て解けてしまった。
考察:玉結びについてのみ資料を渡したり直接レクチャーしたりしてみたが、習得できなかった。異常性によるものと思われる。実験記録XXXX-4
担当者:■■研究員(フロア管理権限取得済)
内容:ハサミ(紙を切るためのもの。SCP-XXXX-JPの希望により切り絵を習得させるため)に触れさせる。
結果:SCP-XXXX-JPが自分の喉にハサミを突き立て、絶命する。切り絵に興味があるというのはSCP-XXXX-JPの虚言であり、本当に興味があったのは自殺であるということが、この実験の後に発見された遺書により判明しました。SCP-XXXX-JPが自分の喉に刺したハサミは頸動脈を貫いており、失血性ショックでほぼ即死だったことが検死により明らかになりました。この事案:実験記録XXXX-4により、SCP-XXXX-JPをNeutralizedカテゴリに再分類します。なお、この事案についての■■研究員への処分は不要とします。
補遺: SCP-XXXX-JPは過去にSCP財団日本支部に対して、就職活動を理由とした書類提出を行ったことがあります。しかし、財団が一般人に閲覧できる媒体で求人広告を載せたことは無く、SCP-XXXX-JP自身も手当たり次第送った履歴書のうちの1枚であり、どこで財団の求人広告を見たのか覚えていないと供述しています。現在、SCP-XXXX-JPが見たと思しき求人広告媒体について調査中です。また、この件と上記事案との関連性は不明です。
付与予定タグ: scp jp Neutralized 人間型
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8244600 (10 Sep 2022 15:10)
拝読しました。
異常性に関してはSCP-2599に近い部分があると感じます。
発動条件などの点で差別化はされていますが、現状の下書きではオブジェクトの個性や実験の面白みといった点で比較されると弱いかもしれません。
全体を通してみるとオブジェクト自身の感情や心情が表現されるポイントが少なく、自身の異常性をどう感じていたかも伝わらないため、最後の自殺はやや唐突に感じられました。
また、先述した類似オブジェクトに比べると能力発動の条件が曖昧な点も気になります。
「経験したことのない物事に関連する物品に触れたとき」とありますが、世の中にある物品と物事の関係は一義的なものではありません。鉛筆を使って絵を描く人もいれば字を書く人もおり、回す人も転がす人もいるでしょう。オブジェクトがドアノブに触れた場合を考えると、(未経験だった場合)そもそもドアノブを完璧に回すことができないのか、ドアを開けることができないのか、きちんと閉めることができないのかも今ひとつ伝わりません。財団としてもなにが起こるかわからないため厳重な警戒状態を保っているのだと思いますが、読者の印象がぼんやりしてしまっては設定として効果的とは言えないでしょう。個人的にはもう少し発動条件や方向性を限定したほうが、収容プロトコルも妥当感が感じられるものになり良いのではないかと思います。
冒頭の懸念点に関しては
最後に補遺に関してです。
自分は「財団に提出する履歴書に触れたために中途半端に財団に所属する(オブジェクトとして収容される)ことになった」のかなと考え、収容経緯が無いのもそれに関連したものなのかなと感じました。
上記の通りだとするならば異常性の曖昧さからオチへの導線が弱いと感じ、違うのだとすれば補遺の重要性があまり理解できていません。
この点がよく理解できていないため、オブジェクトが自殺する展開の是非にもあまり深く踏み込めていない部分があります。明示されていない設定などがあればスポイラー的に開示してもらうと批評がしやすいかもしれません。
以上となります。
執筆の一助となれば幸いです。
批評ありがとうございます。
ご指摘の点、まことにその通りと思い、参考にさせていただきたく思います。
また、SCP-2599については私の調査不足でした。教えていただきありがとうございます。
記事自体の内容に加え、書き方についても至らぬ点を書いていただけてありがたいです。書き直しはコメントしていただいたことに十分注意して行う所存です。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。