このページの批評は終了しました。
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██内の低危険度オブジェクト収容ロッカー内に保管、新たなSCP-XXXX-JPが発見された場合も同様に保管してください。全国のメガネ店やインターネット上でのメガネの売買記録などを監視し、SCP-XXXX-JPと思われるオブジェクトが発見された場合は、カバーストーリー"不良品回収"を適用後速やかに収容してください。この際装着者がSCP-XXXX-JPの異常性に接触していた場合にはAクラス記憶処理を施すことが認められています。
説明: SCP-XXXX-JPは黒縁のセルフレーム、スクエア型の眼鏡です。SCP-XXXX-JPの異常性はSCP-XXXX-JPを身に着けている者(以下"装着者")が人命に関わる重大な事故や事件(以下"インシデント")を周囲にいる人間が5人以下であるときに目撃すると発揮されます。装着者の周囲に人がいない、あるいは人がいてもそれが5人以下の時、装着者は視界内に5人以上の人間がいるように錯覚し、同様にその錯覚を正常であると認識するようになります。その後SCP-XXXX-JPを外すことでその異常性は消失しますが、前述の錯覚を引き継ぐため装着者はそれまで視界に留めていた人間が消失したという錯覚に陥ります。一度"消失した"と認識した後再びSCP-XXXX-JPを装着してもSCP-XXXX-JPの異常性が発揮されることはありません。
現在SCP-XXXX-JPは20体以上あることが確認されていますが、完全な収容には至っていません。
SCP-XXXX-JPは20██/██/██に██県██市の路上で発生した殺人事件(以下外部事例-XXXX)を契機として発見されました。外部事例-XXXXの目撃者による「自分以外の目撃者が突然消失した」という証言が財団に注目され、調査・インタビューを経てSCP-XXXX-JPの異常性が明らかとなり、収容へ至りました。1
補遺1:SCP-XXXX-JPが外部事例-XXXX-JP-2によって新たに発見されSCP-XXXX-JP-2として保護されました。その際SCP-XXXXを入れておくための黒色のレザーでできたメガネケースが発見され、SCP-XXXX-JP-aに分類し保護しました。SCP-XXXX-JP-aの底面に"凸国文具-メ0014"と刻印されているのが発見されました。このことから現在SCP-XXXX-JPはすでに収容されているものを含めて少なくとも14体ある可能性が考えられます。また、凸国文具という名称の企業は現在に至るまで発見されていません。これにより特別収容プロトコルは改訂されました。また、オブジェクトクラスのEuclidへの引き上げを申請、受理されました。
補遺2:SCP-XXXX-JP-5が██氏の自宅で保護されたとき、██氏が保管していた凸国文具に関連する印刷物が発見されました。B6サイズのわら半紙に毛筆による手書き文字で以下のように記載されていました。
凸国文具の製品をお買い上げの皆様へ
凸国文具の商品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
万全の態勢をもっての生産に取り組んでいますが、万が一不備等ございました場合は以下の電話番号までご連絡ください。
連絡先:[削除済]
この印刷物により、凸国文具の連絡先を入手しました。記載されてた連絡先は、現在日本で考えられる携帯電話番号や固定電話番号との関連を持たない無秩序な数字列でしたが、██研究員が電話をかけてみたところ電話番号として機能していることが判明しました。以下は██研究員が凸国文具の関係者と思われる人物との通話を文字に起こしたものです。
通話中、発信元の特定を試みましたが失敗しました。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:4146431 (31 May 2018 16:02)
拝読しました。
誰かが傷ついても、自分以外誰も動かない不安感に誰も信じてくれない恐怖、想像するだけで体験したくない感覚が詰まっているいい記事だと思います。オブジェクトに振り回される人間に焦点が当てられているのはとても好きです。
ただ、プロトコルの出鼻から打ち消し線は読みにくく、そして打ち消すほどの内容でもないので、ない方がいいと思います。
あとは最後の「ゆとり」の意味があまり掴めませんでした。あまりオブジェクトの特異性とかみ合わないキャッチフレーズに感じましたね。
批評いただきありがとうございます。
プロトコルの打消し線についてはやはり蛇足であると判断したので削除させていただきました。
また、キャッチフレーズについて、これは少々長くなります。
全体を通して、SCP-XXXXとSCP-XXXX-JPの表記ゆれがあります。統一しましょう。
普通のことだと思いますし、プロトコルに書く必要はあまりないと思います。
説明について、「誰もいないとき」と「5人以下だが人がいるとき」について分ける必要性はわかりませんでした。冗長ですから、「5人以下のとき、より人がいるように見せる」としてまとめて説明すればいいでしょう。
一文としては長すぎます。殺人事件の情報もここまで詳しくはいりませんし、目撃者の証言について口語的であり、エージェントの潜入理由についても不要だと思います。以下のように削り、分割しましょう。
説明を確認するだけの実験記録や最後の思わせぶりな文言は余計に感じます。二つの補遺は特に製品オブジェクトとしてはかなり陳腐なものなので、やめたほうがいいですね。特にひっかけも何もないため、シンプルに悪意だけをアピールするように情報を削ぎ落としていった方が印象に残りやすいでしょう。同じ理由で、説明セクションもよりシンプルにして「アイテム自体が悪い」のではなく「装着者の怠惰」を強調するようにするといいと思います。できれば、先の展開が予測できないように「インシデント」関連を変更したいですが、今はちょっと代案が思いつきません。
重ねて失礼します。オブジェクトの発見経緯についてもご指摘いただいたように訂正を加えさせていただきました。ありがとうございます。
ご批評ありがとうございます。
ご指摘いただいたように、冗長と思われる補遺については削除させていただきました。また、装着者の怠惰を強調するためにインタビュー記録と実験記録を逆にし、このSCPにミーム的効果の存在しないことを最後に示唆するように全体の構造を改めてみました。
いわゆる消防車のアレですね。オブジェクトの異常性そのものはとてもシンプルなのにそこから発生する副次的な効果が実にいやらしいです。
個人的にはこの時点でUVします。強いて言うならな、Safeからの格上げはなくてもいい(最初からEuclidでいい)かなとは感じました。
評価いただきありがとうございます。このSCPのベースにあるのが傍観者効果でしたのでその点を評価していただけて本当にうれしいです。
オブジェクトクラスを訂正させていただきました。
特に直すところとかが見当たらなかったので感想のようになってしまいますが失礼します。最初説明を読んだときはまだ何かあるのかと思ってましたが、他に人がいるから他の人が……ってことなんですね。シンプルかつ悪意を感じられて面白いです。インタビューも██氏の混乱と罪悪感をひしひしと感じられてすごくよかったです。