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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: その性質上、SCP-XXX-JPの収容は不可能です。警察内部に潜入しているエージェントはSCP-XXX-JPが関与していると思われる不審な通報や失踪事件を感知した場合、速やかに本部に連絡を行ってください。対象者が生存していた場合は記憶処理を施し、異常性の消失が確認された後に解放してください。対象者が消失していた場合、非異常性の失踪事件として処理されます。
説明: SCP-XXX-JPは不定期に発生する異常現象です。1名の人間と、その付近の「開閉する部位/機構を備えており、かつその内部に十分な広さの空間が存在する物品」1つに対して発生します(以下、対象となった人間を対象者、物品を対象物と呼称)。SCP-XXX-JPが発生する条件として以下のような事項が確認されていますが、不明な点が多く詳細な発生条件は未確定です。
- 対象者が他者から観察されておらず、また対象者の視界内にも他者が存在しない
- 対象物の内部が人間によって観察/撮影されていない
開かれた対象物の内部には全裸の人間の死体(SCP-XXX-JP-A)が存在します。SCP-XXX-JP-Aがどの時点で出現しているのかは不明です。SCP-XXX-JP-Aは対象者と同一の外見的特徴を有しており、また鑑定によって完全に同一人物であると証明されます。死因は個体によって異なりますが、明確な他殺の痕跡を示しており、死後間も無い状態です。基本的に出現するのはSCP-XXX-JP-Aのみですが、稀にSCP-XXX-JP-Aの死因に関連した非異常性の物品が同時に出現する場合があります。それらの物品には対象者の痕跡が残されており、SCP-XXX-JP-Aが対象者によって殺害された事を示唆しています。
SCP-XXX-JPの発生以降、対象者がSCP-XXX-JPの発生条件を満たした場合、確実にSCP-XXX-JPが発生するようになります。対象者は常に他者と共に行動する、"開く"事を可能な限り避けるなどして、意識的にSCP-XXX-JPの発生を抑制しようとします。対象者がSCP-XXX-JP-Aに関する記憶を完全に喪失する事でこの異常性は消失します。
SCP-XXX-JP-Aが内部に存在する状態の対象物を対象者が完全に閉じた場合、対象者及び対象者によって出現した全てのSCP-XXX-JP-Aは即座に消失します。消失した対象者が帰還した例は確認されていません。
補遺: 本報告書の執筆時点で財団が把握しているSCP-XXX-JPの対象者の約5割は、対象物を閉じた事によって消失しています。1割は現在も生存していますが、残りの4割は最後にSCP-XXX-JPが発生してから1年以内に非異常性の自殺を遂げています。これには記憶処理によってSCP-XXX-JP-Aについての記憶を除去され、異常性を消失した者も含まれます。これらの自殺の状況について、以下のような共通点が発見されています。
- 対象者の死因は、対象者によって出現したSCP-XXX-JP-Aの死因のいずれとも一致しない
- 対象者が自殺を図った場所はクローゼットの内部など、閉じられた狭い空間内である
また、記憶処理を施された対象者は自殺を図る数週間前から、収納家具などの開閉部に対して軽度の嫌悪感と恐怖を示し、「誰かが中にいる」「自分を見ている」などと繰り返し主張していた事が判明しています。この反応は未確認のSCP-XXX-JPの異常性によるものであると推測されており、現在も研究が続けられています。
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- portal:3744611 (05 Jun 2018 10:40)
>それは単なる失踪事件として処理されます。
それは単なるはいらないかもしれません
>死因は不定ですが、明確な他殺の痕跡を示しており、死後間も無い状態です。
他殺であることがわかれば、おおまかにですが死因はわかりそうなきがします
ありがとうございます。前者については当該部分を削除・少し記述を追加しました。「不定」は「一定しない」の意味で用いたのですが、確かに分かりにくかったので言い回しを変更しました。
読ませていただきました。
閉鎖環境に出現する死体、ということでしょうかね。
内容として、不気味さがあり、漠然とした不安のようなモノを感じさせる異常性ではあると思います。
その一方、展開を全体的に見てオチがいまいち機能していないのではと考えます。話の導線が訳の分からない死体が出現する、といった部分から精神影響を経て消失する、という部分へ移行するのがスムーズに行っていない印象ですね。このオチにするならば、もう少し消失する、という現象に対しての恐怖感を煽った方が良いのではと感じます。
また、異常性の組み合わせにもよるとは思いますが、少々既視感を覚える異常性のように思えます。何かもうひとひねり特徴的な面白さを加えてみてもいいかもしれません。
以上、細かい意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。
ありがとうございます。現在、主要な異常性以外の記述を取っ払い、そこに色々加えていく形でオチや構成の変更を行っています(その過程で折り畳み内部にてご指摘頂いた点を修正しました)。記事の原型となる記述を置いておきますので、引き続きよろしくお願い致します。
「対象者」「対象」の表記揺れがあります。
1名の人物と、としたほうがそれっぽいです。人間は全て人物に置き換えてもいいような気がします。
「発生条件は未確定です。」のほうが文的に正確なきがします。
同一人物が同一人物を殺した痕跡ってことですね。ただ、完全に同一の人間なのであれば他殺に見せかけた自殺の痕跡である可能性も否めないと思います。どう言い換えればいいかわかりませんが、別の表現を用いたほうがいいかもしれません。
かなり不気味でいいとは思いますが、もうすこし後押しが欲しいように思います。jam-con2018の作品が参考になるかもしれません。短くもうまくまとまった内容の記事が多いので。
あ、あと、タイトルと内容が合致してないように思います。-Aは全裸の死体だけどタイトルには骸骨って書かれてますから。
ありがとうございます。
ご指摘された点を修正しました。「人間」の表記については「人物」とすると個人的にはやや違和感があるのと、自殺か他殺かは検死によって判断できると思うので、この2点についてはそのままにしてあります。
オチとして補遺を追加しましたが、これだとやや取って付けた感が否めないかもしれません。タイトルについては「Skeleton in the closet」という慣用句があり、それになぞらえています。