メタモルチェア(仮) - SCP-JPサンドボックスⅢ

メタモルチェア(仮)

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アイテム番号:SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス:safe

特別収容プロコトル:SCP-XXXX-JPはサイト81██のsafeクラス標準収容室に収容してください。

説明:SCP-XXXX-JPは異常性を有した██████社製のパイプ椅子です。SCP-XXXX-JPは最も近い椅子¹と同様の外見に変化します。SCP-XXXX-JPに人物(以下、対象)が座ろうとすると、対象の背後にいる人物(SCP-XXXX-JP-A)に対して「対象に対して『椅子引き²』を行いたい」という精神影響が発生します。この影響はクラスA記憶処理によって消すことが出来ますが、影響を受けてから即座に行動するため阻止するのは不可能です。多くの場合、椅子引きに成功し、対象は転倒します。対象はほとんどの場合SCP-XXXX-JP-Aに対して、「何故椅子を引いたのか」という内容の口論をはじめますが、この口論は非異常性の物だと判明しています。

実験ログ-XXXX-JP

実施方法:Dクラス職員1名を変化後のSCP-XXXX-JPに座らせ、結果を観察する。今後特に記載がない場合、同様の方法で実験する。
被験者:D-53997、D-53998
変化物:一般的な木製の椅子
結果:異常性が発現し、Dクラス職員両名の口論が始まったため警備職員が引き剥がした。
メモ:変化の素材は何でもいいのか？別の素材の椅子で実験してみよう。-██博士

被験者:D-53997、D-53998
変化物:アルミニウム製のパイプ椅子
結果:1度目と同様に異常性が発現した。
メモ:変化はどの素材でも変わらないようだ。では大きさはどうだろうか？-██博士

被験者:D-53997、D-53998
変化物:布張りのソファ
結果:D-53998はソファを移動させようとしたが、質量のため移動に失敗したが、その後疲労を訴えるまで約15分間、移動を試みた。
メモ:変化できる大きさ、異常性の発動には制限は無さそうだ。これで実験はもういいだろう。-██博士

インシデントログSCP-XXXX-JP:2022/██/██、サイト移転による運搬中に異常性が発現しました。当時、付近のDクラス職員が疲労を理由に廊下に座ったために廊下及びサイト全体が「椅子」と認識され、SCP-XXXX-JPがサイト81██と同様の構造を持つ建造物に変化しました。これによりサイトが崩壊し、周辺に居た職員██名、Dクラス職員███名が犠牲になりました。これにより収容手順が改められ、周囲の椅子の設置数の増加、職員への床面の着席禁止を強制するように義務付けられました。

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