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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8123の第Ⅳ類細菌収容カプセルに収容されています。SCP-XXX-JPを用いた実験には、セキュリティクリアランスレベル2以上の研究員の監督が必要です。 事案-XXX-JP-1へ対応する為に世界規模でのSCP-XXX-JPワクチン散布指令が発令、直ちに実行されました。カバーストーリー「敵国戦闘機による偵察」を流布し、この任務は民間に秘匿されています。現在確認が取れただけでも、世界人口の99.9998%に相当する██億人がSCP-XXX-JPへ対する免疫を有しています。事案-XXX-JP-1以後、O5評議会によりSCP-XXX-JPはNeutralizedへ再指定されました。依然としてSCP-XXX-JPは大気中に広く分布している為、SCP-XXX-JP個体が突然変異した場合に備え、定期的に大気中のSCP-XXX-JP個体の解析を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは、ヒト科を宿主とする感染型の細菌です。SCP-XXX-JPに感染した人間(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)は、感染以前と比べ感情表現が激しくなります。現れる症状は、個体によってばらつきが見られます1。特にSCP-XXX-JP-1が思春期であった場合、より強い症状が現れる傾向にあります。SCP-XXX-JPの感染力は非常に高く、未知の方法により大気中で爆発的に増殖し、風に乗って拡散します。
SCP-XXX-JPは、19██年に██島で初めて確認されました。SCP-XXX-JP-1及び██島は即座に隔離され、その際にSCP-XXX-JPは財団に回収、収容されました。
事案-XXX-JP-1: 19██年██月██日、サイト-8123へのテロリスト集団の襲撃により収容カプセルが損傷、SCP-XXX-JPが外部に流出しました。感染の拡大を防ぐ為に世界規模でワクチンを散布する計画が承認され、数日間を要して実行されました。現在は全ての人類がSCP-XXX-JPへの免疫を有していると推定されます。これにより、SCP-XXX-JPは実質的無力化指定されました。
セキュリティクリアランスレベル4/XXX-JPが必要
[報告書ココマデ]
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3804633 (31 May 2018 15:07)
記事の根幹でもあるところの「感情」が曖昧な気がします。「感情」と「本能」の境目とか、具体的な「感情」の非合理性ってどんなものでしょうか? 何かの人間関係がこじれた時、とっとと進めたほうが早いのに「怒り」で中々手がつけられなかったり、故人を偲ぶ気持ちも合理的には完全に無駄なものと言えるでしょうか。実際「わかってはいるけれど心理的にできない」ということは多々あり、共感はできるのですが、如何せん現状の描写だと想像させるまでが遠いですね。「道徳的」というだけだと、種としての社会構造を維持するために各個体が他者を助ける規範が存在する合理的本能である、と取れなくもありません。
以前の文明の消失として既存作品に比べ特徴的なのは、自ら文明を消し去った点でしょうか。その決断について言及していたのはいい感じです。
最後の危機感の煽り方が割と取って付けたように見えます。「感情の存在が異常」という肝を早めに出してしまっているので、その後のオチとして弱い印象です。異常の存在を「感情」と言ってしまわずに、「これは感情がかつて異常指定されていたのではないか」と考えさせる構成にするなどがあるでしょうか。
あとは細かい点です。
「社交的になる」というのは感情表現が激しくなった例としてはあまりピンと来ませんでした。鷹揚になるとか、他者へ好意的に接するようになったとかでしょうか。「怒りっぽい」は報告書として緩い表現に思えるので、攻撃的になる、ぐらいがいいでしょう。
「あらゆる選択」と言われてしまうとちょっと疑問ですね。ここでの感情が道徳的感情というならなおさらです。「感情」という新たな行動規範を手に入れたというのが正しいでしょう。
蒐集院記録において対象をSCPナンバーで呼んでいるのは「現代化」の枠を外れた修正かと思います。
無名と言いつつ名前があるな……というのと、そんなに必要でない感じがしました。
ウィルスと細菌で表記ゆれがあります。
非常に細かくアドバイス頂き、本当にありがとうございます…これだけでも新人コンに参加した意味がありました。
そうですね。確かに「感情」の定義が曖昧で人によって捉え方が異なってきてしまうかもしれません。この2点を改善する為に、アドバイス頂きました通り「感情」そのものの情報を小出しにして、うまく読者側が納得できるよう改稿してみます。
修正してみます。
そう…ですよね。恥ずかしながら、蒐集院が「第███号」という表記を使う事を今更知りました。修正します。
先程の「感情」に関する修正と共に、うまく表記する方法を模索してみます。
文書の中で何度か「無名」の名前が出てきますので、冗長にならないよう便宜上でも良いので何かしらの固有名詞を与えたかったのです。いっそ「無名」とか「████」という呼び名にしたほうが良いですかね…何か良い方法がありますでしょうか。
こんな初歩的なミスが…修正します。
再三になりますが、こんなにも丁寧に批評して頂いて、ありがとうございました。
アドバイスを元に改稿してみました。またよろしくお願いします。
読ませていただきました。
感情こそがオブジェクトである、という切り口ですね。壮大ながら身近にある、そういったうすら寒さを感じます。
ただ、ukarayakaraさんが指摘している部分からまだ抜け切れているようには思えませんでした。人間がここまでの発展を遂げた理由においては、異常性の肝となっている不合理な行動による多様性、例えば障害を持つ者を生かす、弱った個体を生かす、という本来個体の生存においては不合理な点において、種全体の適者生存の道を広げる合理的な本能にあった、とする説もあります。
また、前頭葉には情動だけではなく選択や判断において重要な意味を持つという特性もあるようなので、作中の"合理的性"に対しても十分影響を与える器官であり、単なる"情動の器官"として片付けるのは危険である印象を受けます。
これらから、何を以て"合理的"、"非合理的"であるか、そして"感情"はそのように二分できるものであるか否かをもっと突き詰める必要があるかもしれません。
加えて、細かい指摘なのですが"異常存在第XXX号に関する提言"は蒐集院の記録なのに、何故西暦を使っているのかなあ…、という疑問があります。蒐集院であればおそらくは太陰暦でしょうし、そもそも現在の西暦に至るまで暦は多く変動しています。さらに西暦以前の文明は現在でも多数存在が確認されているため、"ヒトが数千年に渡り築き上げてきた文化や技術、製造物、記録、そして個人の記憶に至るまでを全て抹消し"という部分には違和感を覚えます。西暦を基準にする必要はないのでは、というのが個人的な感想です。
以上、個人的な意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。
批評して頂き、ありがとうございます。
確かにその通りです。恥ずかしながら、私自身の人類史へ対する理解が浅かったように思います。少し核を練り直して、一度書き直してみたいと思います。
細かいとはいえ、確かに重要な点です。蒐集院の世界観をきちんと把握しきれていない所もありますので、蒐集院タグ巡りしてから考え直してきます。
今は少しリアルの方が忙しいので、また時間が空いたら早速改稿に取り掛からせて頂きます。丁寧な批評・アドバイスをして頂き、ありがとうございました。