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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは様々な地域で発生が確認されているため、影響範囲の特定は保留し、曝露の可能性を有する物品の調査が優先されます。発見されたSCP-XXX-JP-Aは研究に必要な場合のみサイト-8123の低危険性物体保管ユニットで冷凍保存し、それ以外は焼却処分してください。SCP-XXX-JP-Aはカバーストーリーによって世間的にドブネズミ(学名 Rattus norvegicus)の死骸であると周知されていますが、万一の場合に備え、目撃した一般人にはBクラス記憶処理を施してください。特に有識者がSCP-XXX-JP-Aを目撃した場合、情報が広く拡散される恐れがあると判断された場合は迅速な対処が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは、物品の消失と引き換えに齧歯類と思しき腐敗した死骸(以下SCP-XXX-JP-A)が出現する現象です。これまでに物品とSCP-XXX-JP-Aの入れ替わる瞬間が観測されたことはありません。また、現在まで生物の消失は確認されておらず、生きた状態のSCP-XXX-JP-Aも発見されていません。
SCP-XXX-JP-Aはドブネズミに類似する未知の生物の死骸で、体長は確認されたものでも2〜60cmと様々です。SCP-XXX-JP-Aの体長と消失した物品のサイズに因果関係はありません。また多くのインタビュー結果から、大きなSCP-XXX-JP-Aが発見された事例ほど元所有者がSCP-XXX-JP-Aに対して抱く感情が否定的であり、消失した物品に関する記憶を想起しやすいことが明らかになっています。
SCP-XXX-JP-Aと引き換えに消失する物品の元所有者はそれらへの興味を喪失しているように見えますが、これはSCP-XXX-JPとは何ら関係のない単純な忘却であることが判明しています。先述の理由から、大半の事例において物品の消失は気づかれず、SCP-XXX-JP-Aの出現のみが報告されます。
収容当初、SCP-XXX-JPは「突如出現する腐敗した死骸」とされていましたが、SCP-XXX-JP-Aの出現から発見までが迅速に行われた事例XXX-JP-██において、SCP-XXX-JP-Aの周囲に他の物品の痕跡が認められ、詳細な調査が行われました。これにより過去の事例に対して元所有者へのインタビューと再調査がなされ、正確な異常性が確認されました。
補遺1: 事例SCP-XXX-JPのリストより抜粋。
事例XXX-JP-3
消失した物品: ピアス。過去に交際していた男性から贈られたもの。
物品の元所有者: 36歳女性。
経緯: 自宅を清掃中に発見。
SCP-XXX-JP-Aの体長: 11cm
事例XXX-JP-8
消失した物品: キャベツ。ひどく傷んでいたものと推定。
物品の元所有者: 64歳男性。
経緯: 購入した食材を冷蔵庫内へしまう際に発見。
SCP-XXX-JP-Aの体長: 2cm
事例XXX-JP-13
消失した物品: 1█年前に市販されていた玩具。
物品の元所有者: 24歳男性。
経緯: 自宅倉庫内にて探し物の途中に発見。
SCP-XXX-JP-Aの体長: 35cm
事例XXX-JP-2█
消失した物品: うさぎのぬいぐるみと推定。
物品の元所有者: 13歳女性。
経緯: 自室クローゼット内にて2体同時に発見。
SCP-XXX-JP-Aの体長: 41cm/25cm
事例XXX-JP-██
消失した物品: 1██cmほどの物体と推定。元所有者へのインタビューが困難であるため詳細は不明。
物品の元所有者: 27歳女性。
経緯: 衰弱した状態の氏が保護された際に付近から発見。
SCP-XXX-JP-Aの体長: 50cm
補遺2: 近年、SCP-XXX-JPの発生が減少傾向にあります。原因が判明し次第、部隊の縮小が検討されます。
わすれないで
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- portal:4142285 (14 Jun 2018 22:00)
掲載しております画像は筆者が用意したものです。
異常現象自体はいいものに思えました。ただ、
こうした説明や、インタビューログでの明示は必要ないと思います。少し状況はズレますが、SCP-793-JPを例にとっても、説明中で「入っていた手紙はなんらかの好意を伝える文章であり、死体はその宛先です」とは書いていません。こういった曖昧で主観的な基準は読者自身に推測させるのがいいでしょう。ある程度の事例ログをつけるか、あるいは短めの補遺で予測される傾向として仄めかすといいと思います。
ukarayakara様
ご指摘を賜りましてありがとうございます。
おっしゃる通りかと思います。説明過多は私も悩んだ点でした。現状ですと文章を削減するだけでは暗示には弱いかと思いますので、ご意見にもありますように事例ログ等での補完に挑戦しようと思います。
重ねて、ご指南に厚く御礼申し上げます。より良い記事にできますよう、精進いたします。
拝読しました。良くできそうな感じはしますが、ちょっと弱いですね。
現状でもいい感じの嫌悪感が演出できていいのですが、決定打に欠けるという印象です。
例えば、物品の説明から所持者がどういった思い出を抱いているかが大体予測されますが、そもそもこのオブジェクトが発見された時点で所持者からはその思い出は消え去っています。このことを利用すれば、所持者の思い出が食われ、忘却させられたという点を強調できると思います。
分かり易く例示すると
これを
のような感じでしょうか。正直あまり良い例ではないのでうまいこと事例を作ればよいと思います。
hannyahara様
ご意見ありがとうございます。
例示いただきました点に関しまして、事例等から読者がより想像を膨らませられるよう修正を試みようと思います。また、インパクトの弱さは自身でも感じる部分ですので、印象に残せるよう努力いたします。この度の丁寧なご指摘に感謝申し上げます。
好みのタイプの記事ですね。ちょっと気になる表現などがありますがこのまま投稿されても僕はuvするでしょう。
性質上、そもそも完全な収容が不可能なタイプのSCPですし、この文は省いても大丈夫でしょう。
ここだけではありませんが、段落替えは空行を挟みましょう。例えば以下のようにしましょう。
表現が少し違和感ありますね。
こんな感じで、一部であることを表現するのを僕はよく使いますね。
ここも少し違和感があります。
など表現を推敲した方が良いでしょう。
投稿をお待ちしております。
y33r41様
お褒めの言葉を賜りましたことに感謝いたします。また記載のミスや表現に関しましてのご指摘もありがとうございます。自身で気付けていなかった点も多く、非常に参考になりました。再度見直しののちに投稿させていただこうと思います。配慮の行き届いたご指南をありがとうございました。
たくさんのご意見を賜りまして誠にありがとうございました。
当記事は「SCP-1171-JP - 亡き思い出を喰らうもの」として投稿いたしました。
重ねて、多大なるご協力に感謝申し上げます。