人々からの望み

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの性質から収容は不可能であり、無効化する事に焦点が当てられます。

説明: SCP-XXXX-JPは何らかの方法で発生していると推測される異常現象です。SCP-XXXX-JPの現象発見が遅れた事によってその影響は広く拡大しているものと見られます。

SCP-XXXX-JPはその影響を受けた場合、影響を受けた人物(以降、’’対象‘‘と表記。)と全てのヒトから自身が死亡する事を強く求められている・望まれいるという確信的な思考が対象に働き、現象開始から2週間~1ヶ月以内に猛烈なストレスによって鬱状態となり、大抵自殺を試みます。SCP-XXXX-JPの現象は如何なる心理カウンセリングや記憶処理剤の服薬を行なっても解消が出来ず、また対象がヒトからの弁解を受けたとしても虚偽であるとしてその内容を認める事はありません。

SCP-XXXX-JPの異常的な思考は恋愛関係にあるヒトや家族、友人、及び親友などの近しい・親しい関係を持つヒトに対して更に強く働く事が報告されており、対象の自殺の試みを早める要因にもなる事が示唆されています。また対象は殆どの場合、ヒトからの説明要求にも応答せず、また自らの相談や説明を行わないため現象発見や性質解明が著しく困難でした。現在も対象人数の正確な数値の割り出しには成功していません。

SCP-XXXX-JPの異常現象の発現の要因は現在も判明していませんが、現在に至るまでの主な対象(全2103人中)13~30歳の男性32.8%女性67.2%である事が報告されています。

発見: SCP-XXXX-JPは20██年1月18日~同年2月27日にかけて自殺者の増加と、短文投稿サイト「Twitter」の所謂「裏アカウント1」でのツイート2にて「みんなって私が死ぬのを望んでるんでしょ?」「自分が死ぬのは嫌だけど、家族からも死んでほしいって思われている感じが凄いする。」といった旨の投稿が同時期に急増した事によって何らかの異常性では無いかという指摘によって調査が行われました。

補遺XXXX1: インタビュー記録

SCP-XXXX-JPの異常性として、殆どの場合はヒトからの説明要求にも応じず、また自らの相談や説明を行おうとはしません。しかし、Twitterで多くの「死」に関連する事象のある投稿を1日に10~50件繰り返し行なっており、「DM3」を通じて初めて接触に成功し、後にインタビュー交流に対して対象の許可を得る事も成功しました。対象は財団にかなり友好的で、敵対視しているものとは思われません。
以下は、対象(一時的に、SCP-XXXX-JP-Aに指定)とのインタビュー記録です。

対象: SCP-XXXX-JP-A
インタビューアー: 小泉研究員
目的: 異常性の更なる解明

〈記録開始〉

小泉研究員:それではインタビューを始めます。

SCP-XXXX-JP-A:はい。

小泉研究員:ではまず、名前、年齢をお聞かせ願います。

SCP-XXXX-JP-A:沙耶口 美智香。21歳。

小泉研究員:ありがとうございます。では、なぜTwitterにてあの様な投稿を行なったのですか?

SCP-XXXX-JP-A:自分の感じた事を書いただけ。そうやって言わないと、自分がおかしくなると思って。

小泉研究員:自分がおかしくなるというのはどの様な事ですか?

SCP-XXXX-JP-A:死にたくなってくる。本当は今も生き続けたいのに「死んだら楽になれる」っていう信用ならない言葉に惑わされそうになるの。ただ死んでも何も感じられないくせに。

小泉研究員:成程。質問を変えます。それではもう一度、あなたが周りからこう思われているだろうという考えをお聞かせ下さい。

SCP-XXXX-JP-A:周りの人間達から死ねって思われてるの。特に、家族とか、ネッ友4とかから強く。Twitterでツイートしていいねとか貰っても、そのいいねした人間も私の死を望んでいる。絶対に。いつか家族に殺されるか、暗殺されるんじゃない。

小泉研究員:何故、その様な確信が持てるのですか?

SCP-XXXX-JP-A:分からない。最初は何か病み系の動画とか見過ぎて馬鹿になったのかと思ったけど、いつからか宗教の教えみたいに信じちゃって。違うって自分に言い聞かせても、すぐもう1人の自分が「それは嘘だ。」って言ってくる。どっちが嘘で本当か分からないのに。それに、私のこの考え方は誰に弁解されても折れる事は無いわ。もしかしたら、その弁解している人に殺されたりするかもしんないじゃない?さっきも言ったけど、どっちが嘘で本当かは分からないから。

小泉研究員:あなた自身はどちらの考えを信じるのですか?

SCP-XXXX-JP-A:私は自分を信じる。そう確信を持っている!何か聞いた事があって、「人間は嘘を付く動物」という事をどっかで耳にしたのよ!人間は嘘を付く!!それなら、自分を信じた方が良いんだと、確信的な考えを持った。

SCP-XXXX-JP-A:ていうか、貴方もそう思っているんでしょう?貴方もみんなと同じ考え方をしているわ。私に死んでほしい。そう思ってるんでしょう!?

小泉研究員:その様な事は一切思考していません。落ち着いて下さい。

SCP-XXXX-JP-A:貴方に殺されるかもしれない!ここは妙にも機械的な物とか、場所が多かった!何処よここは!私をあんな物騒な物で殺す気では無いでしょうね!?

小泉研究員:落ち着いて下さい!美智香さん!

SCP-XXXX-JP-A:はぁー!?落ち着けるわけ無いでしょう!?殺されるかも知れないのよ!?今まで以上に誰かの殺意を感じる!あっ、良い事を思い付いたわ!貴方達に殺される前に私が殺しちゃえば問題ないよね!!

小泉研究員:落ち着いて!!落ち着いて下さい!!

SCP-XXXX-JP-A:[甲高い笑い声で椅子を振り回し始める。]

[危険と判断され、インタビューは中断。SCP-XXXX-JP-Aは拘束され、クラスBの記憶処理を施した。]

〈記録終了〉

仮説: インタビューの内容から対象は、SCP-XXXX-JPの主原因となる何らかの物質や現象、もしくは霊体や神格生物に支配され、感情が無意識的にコントロールされているものと考えられます。そう推測される対象の発言や行動を以下に提示します。

・「自分がおかしくなると思って。」
・「いつからか宗教の教えみたいに信じちゃって。」
・「違うって自分に言い聞かせても、すぐもう1人の自分が「それは嘘だ。」って言ってくる。」
・「自分を信じた方が良いんだと、確信的な考えを持った。」
・対象の言動、行動の急激な変化(我々への猛烈な殺意)

この一回のインタビューだけじゃ分かる事は少なく、仮説が生まれただけだ。この仮説を証明すべく、多人数のインタビューなどの更なる研究が必要になって来る。-小泉研究員


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  1. portal:8222376 (01 Sep 2022 12:45)
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