異世界観察キット

ページ情報

文字数: 2366

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - 異世界観察キット
著者: ©︎TOMTOM-TO
作成年: 2018

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは過去2年間に渡って異常性を発揮していないため、Neutralizedに指定され、低危険度標準収容ロッカーに保管されています。

+ オブジェクトクラス変更前の旧特別収容プロトコルを表示

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低危険度収容チャンバーに収容し、3台の監視カメラによる監視を常に行ってください。実験の申請にはレベル3セキュリティクリアランスが必要です。

説明: SCP-XXX-JPは17.5cm×11cm×12cmの██社製の虫かごのと酷似している異常なオブジェクトです。内部に██県██市に酷似している縮小された空間¹があり、籠の蓋を取り外す事や開く事で内部に干渉する事が可能です。内部の建築物や生命体を取り出す事が出来ますが、それらは取り出す事で容易に崩壊します。内部には財団と類似した機能を持つ組織が存在していて、財団と同程度の技術により内部への干渉に抵抗していると考えられています。このオブジェクトは現在無力化されており、調査-03により底部と側面の一部が融解している事を除くと██社製の虫かごと差異はありません。

+ SCP-XX3-JP調査記録を表示

調査-01

責任者: ████博士

調査内容: ピンセットで内部からサンプルを得る

調査結果: SCP-XXXの蓋を開けピンセットを入れた所、カント計測器により大幅なヒューム値の上昇を確認。実験は中止された。

調査-02

責任者: ████博士

調査内容: スクラトン現実錨により現実強度を高め、オブジェクトの異常性によるヒューム値の上昇に対抗する。不慮の事故を考慮し、今回からサンプル採取に専用の装置が使用される。

調査結果: サンプルの採取に成功。採取されたサンプルからは異常性は発見されなかった。人形の生命体からはヒトのDNAが確認された。

補遺: 倫理委員会の審査の後、更なる調査を続行する。

調査-03

責任者: ████博士

調査内容: 実験-01で確認されたヒューム値の上昇の原因を探るため、装置に極小モデルのカント計測器を装着。原因発見後はサンプルを採集する。

調査結果: 現在の財団が保有するスクラトン現実錨とペン型スクラトン現実錨に酷似するサンプルを確保したが、オブジェクトによる急激なヒューム値の変動により小規模な現実改変が発生。装置の誤作動により約15cmの深さで採取棒が底部に突き刺さる。これにより溶岩流と考えられる流体が発生。オブジェクトの底部と側面の一部を損傷した。

補遺: オブジェクトは無力化されたと考えられる。オブジェクトクラスをSafeからNeutralizedに変更。

+ [要レベル3セキュリティクリアランス ]

オブジェクト内部に酷似している██県██市にて20██/█/██の日本時間██:██異常なイベントが発生しました。以下はその映像記録です。

映像記録
00.00: スマートフォンで撮影したと思われる映像に悲鳴や絶叫といった複数の人の声が入っている。
00.06: 撮影者が視点を上空に向ける。上空には巨大なピンセットの様な形をした金属とそれを握る巨大な人間の手の形²のものが映し出される。
00.32: 巨大なピンセットによりビルが倒壊。財団機動部隊による対空攻撃が行われている。
01.02: 更に上空から前述のピンセットと手より更に巨大な金属棒³が出現。地上は撮影されている大部分が影で覆われ薄暗くなる。巨大な金属棒に吸い付けられた巨大な手と握られたピンセットは遥か上空へと連れ去られる。

<記録終了>

このイベントによって██県██市はエリア-██に指定され、エリア内、周辺にはガス型Aクラス記憶処理が施された後、カバーストーリー「地盤汚染」が流布され、周辺地域から隔離されました。

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  批評コメント批評コメント

  
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  perry0720 03 Jun 2018 05:53

  執筆お疲れ様です。

  + 細かなところ

  オブジェクトクラス: Neutralized

  私が知る限り、変更前のクラスも記述されている記事が多数です。

  例

  オブジェクトクラス: Safe Neutralized

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  特別収容プロトコル: このオブジェクトは過去2年間に渡って異常性を発揮していないので、Neutralizedに指定されました。

  「このオブジェクト」は「SCP-XXX-JP」の方がいいと思います。
  また「していないので、」ではなく「していないため、」の方が適切でしょう。

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  SCP-XXX-JPは、低危険度標準収容ロッカーに保管されます。

  前の文で主語はSCP-XXX-JPで確定しているので、必要ないでしょう。また「いつ」というのも必要かと思います。

  例

  現在は、低危険度標準収容ロッカーに保管されています。

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  SCP-XXX-JPは低危険度収容チャンバーにて3台の監視カメラによる監視を常に行ってください。

  太字の部分は「SCP-XXX-JPは低危険度収容チャンバーに収容し、」ではいかがでしょうか。

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  実験責任者は半年の減棒。

  必要ないと思います。

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  悲鳴、絶叫。

  批評より更に個人的な意見ですが、単語としてでなく文章として記述した方がいいと思います。

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  更に巨大な金属棒

  読解力がないのか、何のことを表しているのかわかりませんでした。すみません。

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  全体的に

  説明で無力化前と無力化後の情報が混ざっている印象があります。整理して別々に記述した方がいいと思います。その際、既に投稿されているNeutralizedの記事を参考にしましょう。
  また内容は、星新一氏の「おーい、でてこーい」と似ているな、という印象でした。このサイトでも「ありふれた内容」というのは否定しきれません。

  厳しい意見だとは思いますが、応援しています。頑張ってください。

  最後の編集 03 Jun 2018 05:54 by perry0720 さらに表示

  TOMTOM-TO 03 Jun 2018 06:20

  批評ありがとうございます。

  指摘して頂いた部分は全て直そうと思います。参考になります。

  「更に巨大な金属棒」はピンセットを使ってこの世界をいじくっていた人を、更に別の次元から連れ去らう財団の採取棒の事です。
  確かに分かりにくいですね…何か分かりやすく表記出来ないか考えてみます。

  ありふれている、既視感があるのは何か差別化出来ないか考えています。

  厳しい意見でも歓迎します。読んでもらえて嬉しいです。
  応援ありがとうございます！良い記事を書けるよう精進します。

  TOMTOM-TO 05 Jun 2018 10:26

  現状陳腐な報告書から脱却するのは難しそうなので、前に書き溜めていた別の報告書で代わりにエントリしようと思います。
  この報告書は通常のサンドボックスページに移動して、何かアイデアが浮かべばまた批評をお願いする事にします。

  批評して下さった方々、本当にありがとうございました。

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1. portal:4179469 (01 Jun 2018 22:11)

Footnotes

1. 縮尺率は約3/10^6と推測されます

2. 縮尺率はSCP-XXX-JPと一致、別世界の物と推測される

3. SCP-XXX-JPの調査に使われた財団製採取棒に類似している。縮尺率より前述のピンセットと手とは更に別の世界の物と推測される