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発見時のSCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの全体が純水1に浸した状態で、低危険度異常物ロッカーへ収容してください。収容に使用するケースは市販の入れ歯ケースでも構いませんが、不透明なものを使用してください。1日1回SCP-XXX-JPをケースから取り出し、純水を交換し、SCP-XXX-JP-1を軽く拭き取ってから再度ケースへ入れて収容してください。ケースからSCP-XXX-JPを取り出す際は必ず布で全体を覆い、直視できない状態を維持するように注意してください。
2015/04/29 追記: 現在、SCP-XXX-JPを用いた実験は原則禁止されています。実験計画の提案を行う場合は、事前にクリアランスレベル4以上の職員から許可をとってください。
説明: SCP-XXX-JPは、下顎左側中切歯、側切歯、第6〜第8大臼歯2の、異常性を有する入れ歯です。SCP-XXX-JPの耐久度及び材質は歯科医が処方する通常の入れ歯と同等であることが確認されています。SCP-XXX-JPは██県██市████████の民家の浴室で発見され、浴室の床、併設された洗面所及びSCP-XXX-JPからはマグヌス式ルミノール反応3が確認されました。壁や天井へ血液が飛散した形跡はありません。この血液は女性1名と男性1名のものが混合していることが特定されており、女性は当該民家の住人4、男性の身元は不明です。
SCP-XXX-JPは歯茎にあたる部分から常にSCP-XXX-JP-1を分泌しています。この唾液はSCP-XXX-JP-1に指定されており、DNAは前述の血痕の男子のものと一致します。また、SCP-XXX-JPを視界に入れ続けた状態で30分以上同じ部屋に在室することでもう1つの異常性が現れます。この条件を満たした人物(以下、対象)は、自分の歯の状態に関わらずSCP-XXX-JPを自らの口内に装着しようと試みます。対象の行動は通常の対処で妨害することが可能ですが、放置した場合は装着の妨害になり得る歯を自分で取り除こうとします。この時対象は通常の痛覚を有していることが確認されていますが、歯を取り除く際の痛みに限ってはSCP-XXX-JPの装着の断念には結びつきません。対象に装着されたSCP-XXX-JPは、対象以外の人物によってのみ取り外すことが可能です。また、SCP-XXX-JPを装着した後もSCP-XXX-JP-1の分泌は継続することが確認されており、大半の対象は装着を続けて約3週間経過した時点で唾液量の増加を訴えます。他にこの時点で訴えられる症状として、頻尿、目眩や立ちくらみ、風邪様症状、むくみなどがあります。
SCP-XXX-JPが約5週間以上対象に装着され続けた場合、通常時の飲食物への嗜好から大きく乖離した物に強い食欲を示します。1人につき1種類とは限らず、明らかに食用でない物を挙げることが殆どですが、食欲を示した物であれば摂食しても体調を崩すことはありませんでした。ただし、対象が実際に何を摂食したかに関わらず、においへの過敏な反応、吐き気や嘔吐も同時に示すことがあります。また、食欲を示したものを摂食するとSCP-XXX-JP装着後から現れた不快な症状が緩和したとの証言もあり、殆どの実験においてこれを理由に対象がより強く食欲を示すようになりました。実験時に対象が食欲を示した物のリストを以下に示します。
・赤土
・木炭
・コピー用紙
・ティッシュ
・ベッドのシーツ
・自分の結婚指輪 (プラチナ製)
・錆びた鉄釘
・ガソリン
・ペンキ
・チョーク
・小麦粉
・生米
・生ジャガイモ
・ミントソースをかけた目玉焼き
・インスタントスープの粉
・コンビニエンスストアで販売されているおにぎり
・炭酸飲料
・トマト
・長期間漬けたキムチ
・熟れていないキウイフルーツ
・砂糖を入れていないヨーグルト
・酢
・きゅうりの酢の物
・梅干し
補遺: 女性のDクラス職員を用いた実験で、新たな異常性が確認されました。実験記録を以下に示します。より詳細な記録は実験記録原本を取り寄せて確認してください。
今後同様の実験結果になった場合にSCP-XXX-JPの不要な増加を招きかねないため、実験は基本的に禁止されます。
- portal:2871053 ( 10 Aug 2018 04:28 )

>純水を新しいものに交換し、
純水ではなく水でいいように思われました
>下顎左側中切歯, 側切歯,
「,」ではなく「、」のほうがいいかもしれません
>この人血は男性のものであることが特定されていますが、
人血ではなく血液としたほうがいいように思えます
気になった点
①直視し続ける時間が3分、は毎日の手入れをするには短くて不安で、異常性を発揮しようとなると長くて何となく大丈夫そうに思えます。手入れにもうちょっと安全策を取り入れて発動条件を緩くすると緩和できるような気がします。
②摂食への判断の異常と入れ歯、弱った歯茎という要素から、認知症の老人のようなイメージがあり、現実のすぐとなりにある老い、認識の異常による恐怖を強く感じました。個人的には妊娠要素は無くても十分いやな、じめっとしたホラーになるような気がしています。
③全体的な空気はとても好きです、が生理的嫌悪感がもうちょっと出せるような気がします。個人的には食べたくなるものがもうちょい嫌な感じでなおかつなにかを想像させる感じだとより好みです。お風呂場にあるものが多く含まれてるとか。石鹸とか、排水溝の髪の毛とか。あ、おじいちゃん風呂場で出られなくなってる、みたいな。このホラーの質としては想像できる恐怖がメインだと思うので、赤レンガよりはもっと身近でなおかつ食べたくないものにすると良いかもです。
嚥下力が落ちるとかも良いかもしれません。血の量がドバドバはどちらかというとスプラッタな恐怖なので、血は滲む程度だけど嚥下力低下で飲み干せなくなるので、たまに口から血を吐くとか。異常なものもチビチビ食べます。
全体的に
ここ直すべき!ってところは特になかったので気になったことやアイデアだけ記載しました。短い記事ですのでホラーの方向を揃えるのは重要かと私は思います。とても好みです!
>to2to2さん
ご指摘ありがとうございます。
純水については劣化を防ぐため(水道水では塩素などが微量に含まれているので長期保存には適さないと判断しました)であることを明記し、他の箇所はコメント通りの修正を実施しました。
>izhayaさん
ご指摘ありがとうございます。
①に関して、異常性の調整を行ってみました。
②、③に関しては全体的な改稿の参考にさせていただきました。今後の評価次第では更に方針変更の参考にさせていただくかもしれません。