浄識堂

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SCP-XXX-JP外観

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe               

特別収容プロトコロル: SCP-XXX-JPの担当職員は、必ず財団指定防塵装備で職務にあたって下さい。毎日SCP-XXX-JP内部で線香3本と蝋燭2本固形燃料2ダースを完全に燃焼させて下さい。その後は、SCP-XXX-JP全体に異常が無いか確認し、SCP-XXX-JP内の床や壁の清掃を行って下さい。SCP-XXX-JP天井部の煤払いを煤採取作業を特製掃除機を用いて30日毎煤が5cm溜まる毎に行って下さい。集めた煤(SCP-XXX-JP-1)は指定の密閉容器に入れ、財団日本支部の薬品製造施設へ送付して下さい。

説明: SCP-XXX-JPは、 サイト81██の敷地内に存在する仏堂です。放射性炭素年代測定により平安時代に建立された事が判明しています。SCP-XXX-JPの耐久性は一般的な木造建築と変わりありませんが、経年劣化は見受けられません。現在、SCP-XXX-JP内には特別収容プロトコルに使用する線香皿と蝋燭立て以外のものは何もありません。
SCP-XXX-JP-1は、SCP-XXX-JP天井部から得られる煤状の物質です。一般的な煤と成分・性状に一切違いありません。しかし、SCP-XXX-JP-1は人間が口や鼻から粘膜摂取する事で速やかに吸収され、精神安定と意識正常化作用を発揮します。この作用は0.3gの摂取で得られるため、SCP-XXX-JP-1は財団日本支部で使用される精神安定剤1の材料に採用されています。また、SCP-XXX-JP-1を1度に5g以上10g未満を摂取することにより、精神安定状態が8~10時間継続するためクラスC以下のミームや認識災害等の精神的被害を予防することが可能です。SCP-XXX-JP-1を24時間以内に10g以上を摂取した場合は、「この世は穢れている。早く極楽浄土に行きたい。」という思考に支配され全ての生存欲求を失い、その場に横たわったまま動かなくなり24時間以内に死亡します。SCP-XXX-JP-1は人間以外には効果がありません。

SCP-XXX-JPは19██年に奈良県██寺においてSCP-███-JPが発見され、██寺全体がサイト81██に指定された際の調査で特性が判明し収容されました。発見当時のSCP-XXX-JP内部には全長1mの阿弥陀如来像と簡易な祭壇があり、南無阿弥陀仏と書かれた木札が机上に置かれていました。以下の文章は木札の裏に記載されていた漢文を現代語訳したものです。

我、混迷極まる末法の世の民を憂い、せめて一時的でも民の穢れを払い心の安寧を持たらさんと思い、この浄識堂を建立せん。救いを求める者よ、ただひたすらに、この阿弥陀如来を拝み、心安らかになるまで南無阿弥陀仏と唱え続けるべし。浄土に導かれる日まで健やかであれ。

補遺: 発見経緯と初期調査の結果からSCP-XXX-JPの治療効果は仏堂と念仏によるものだと思われていたため、収容後しばらくの間、SCP-XXX-JPは僧侶の資格を持つ職員によって管理され、必要に応じて精神療養プロトコル"阿弥陀講"2が実行されました。しかし、20██年にシックハウス症候群のため防塵マスクを着用して精神療養プロトコル"阿弥陀講"を行った職員のみに治療効果が無かったことから再調査が行われました。その結果、念仏中に天井から自然落下したSCP-XXX-JP-1を吸い込むことにより治療効果が発揮することが判明し、現在の特別収容プロトコルが制定されました。


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  1. portal:tazen ( 23 Jun 2018 12:50 )
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