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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1の周囲に建設した収容ユニットに生活施設を併設し、Dクラス職員を最低200名常駐させてください。36時間ごとにDクラス職員1名ずつをSCP-XXX-JP-1内に侵入させます。SCP-XXX-JPは確認されているすべてを低脅威度物品収容ロッカーに施錠して保管してください。SCP-XXX-JP-4の発生が確認された場合は直ちに機動部隊は-8(''四月雪")が出動し、制圧します。捕獲したSCP-XXX-JP-4個体は標準的人型オブジェクト収容室に収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは[データ削除済]に存在する半径2kmの都市です。範囲内の施設は上下水道や電気などのインフラも含め完全に稼働しているものの、内部には一切のヒトが存在しません。SCP-XXX-JPに外部から侵入した人間(以下''対象")は「自分が今までに一番愛した異性」の存在(以下 SCP-XXX-JP-2 と指定)を認識1し、SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP内部に存在していると思い込むようになります。この時点では対象にSCP-XXX-JP-2を探そうとする衝動は発生しません。
SCP-XXX-JP-1は標準的なRCA端子を備えた[編集済]社製のアンプ内蔵スピーカーです。SCP-XXX-JP内部を除いたすべての場合において異常性を発揮せず、通常のスピーカーと同様に使用することが可能です。また、同社より販売された同製品に同様の性質を持つものは発見されませんでした。
SCP-XXX-JP-1をSCP-XXX-JP内部に持ち込んだ場合、電源の供給によらず未知の音楽を再生し始めます。は今まで██曲が確認されていますが、歌詞はすべて日本語ないし英語であり、内容は一貫して恋愛をテーマとして作曲されたものでした。SCP-XXX-JP外部でその曲を聴いた場合は、直接か録音かを問わず異常性が発揮されません。対象がSCP-XXX-JPの影響下にある状態でSCP-XXX-JP-1より流れる音楽を聴くと、歌詞の述べている恋愛が自身とSCP-XXX-JP-2についてのものであると強く思い込み、また歌詞の内容に従ってSCP-XXX-JP-2を探し始めます。この行動の結果SCP-XXX-JP-2であろう実体と対象が実際に遭遇した例は確認されていません。
SCP-XXX-JP-1が20曲を再生し終わると、''トランスイベント" と呼ばれる異常現象が発生します。この時点でSCP-XXX-JPの外周には不可視の壁が発生し、外部からのあらゆるアクセスを遮断するようになります。その後、不規則なパターンに従って太陽の位置が連続的に変化します。この状態になっても対象のSCP-XXX-JP-2を探そうとする行動及び欲求は継続しており、それに加えて「SCP-XXX-JP-2は今太陽のある方向にいる」という認識が新たに発生するようになります。対象が疲弊によって動けなくなると、SCP-XXX-JP内で観測できる太陽の位置が動かなくなり、それに伴って対象のSCP-XXX-JP-2に対する認識も「彼(彼女)は太陽の方向でずっと待っているから探さなくてはならない」と主張して固定化されます。また、この段階に入るとSCP-XXX-JPに空間的異常が発生[[footnote]]外部からの観測ではこの異常性を確認できません。[/footnote]]することが確認されており、観測できる太陽の方向へと無限にSCP-XXX-JPが続くようになると推定されています。対象が死亡するとトランスイベントが終了するとともに齎されたすべての影響は直ちにリセットされ、SCP-XXX-JP-1は消滅してSCP-XXX-JP外部のランダムな位置に再出現します。死体の回収は成功していません。
トランスイベントが48時間発生しなかった場合、SCP-XXX-JP-4と指定される人型実体がSCP-XXX-JP内に出現します。SCP-XXX-JP-4は発生時にSCP-XXX-JPを保有しており、自ら対象となってトランスイベントを発生させます。SCP-XXX-JP-4はトランスイベント発生中にもかからわずSCP-XXX-JPからの脱出が可能であり、またそれらの保持するSCP-XXX-JP-1の起動はSCP-XXX-JPと同様の性質を持った半径2kmの範囲の生成を齎します。SCP-XXX-JP-4が生成したSCP-XXX-JP-1の異常性が喪失した例はありません。
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- portal:4175014 (04 Jun 2018 09:58)
拝読しました。
全体として、ナンバリングがわかりづらかったです。
本体はスピーカーで、これはこの個体1個だけであり同メーカーの普通の別個体は-2に入っても影響しないということでしょうか。またどちらかというと都市が本体でラジオが付属品のように感じました。
-3にナンバリングは必要ないと思います。頻発する単語でもないですし「スピーカーから流れる歌」という表現で十分かと思います。
イベント終了後無限に広くなるとのことですが、ではそれ以降この都市をそとから観測するとどう見えているのかが気になりました。
「トランスイベント」の定義がよくわかりません。疲弊するまで時計と太陽がおかしくなるのがイベントで、侵入不可や空間異常はイベントと同時に発生するがイベント自体の定義には含まれていないということでしょうか。読んでいてよくわかりませんでした。現象をある程度単純化してみても良いと思います。
-4に関する掘り下げが不十分かと思います。記載が唐突で浮いたようであり、取って付けたような印象を受けました。発生するが終了できず脱出可能ならその後どうなるのか? 収容しているなら収容プロトコルの記載がありません。また外部で本体を起動してそのあとどうなるのか?(再生が終われば特異性はなくなるのか?) も気になりました。
コメントありがとうございます。
1.ナンバリングが分かりづらい
仰る通りです。自分でも読んでてそう思いましたが, どうすればいいかは未だ思いつきません。アドバイスいただければ幸いです。
2.スピーカー周りの話
もともとは一個で, -4が生成したものも含めて ''SCP-XXX-JP-1" ということにしてあります(プロトコルで ''確認されているすべて" としたのはそのためです)。同製品の非異常性に関しては追記します。
都市のほうが本体ではないのか, という話ですが, 確かに言われてみればその通りだと気づきました。ナンバー入れ替え(都市:XXX-JP, スピーカー:XXX-JP-1)を施しておきます。
3.XXX-JP-3 いらなさそう
その後一切出てきていないことに全く気づきませんでした。訂正しておきます。
4.無限に広くなるってどういうことなの
あくまで内部から観測した話なので, 外からはふつうの都市に見えます(中で無限に歩いてる対象は外から見ると方向を変え続けてうろうろしているように見える)。その旨追記します。
5.イベントの定義
現象の単純化, というのが確かに最もですね。時計のくだりはとくに異常性に関連しないと思い直したので, 削除することにします。それに伴って, イベントの定義も ''20曲再生してから対象が死ぬまでに起こるあらゆる異常(思い込み, 太陽のランダムな位置変化, アクセス遮断, 空間異常)" と改訂します。
6.XXX-JP-4 の掘り下げが足りない
もとは ''-1内で死んだ対象が, 未だ見ぬ恋人を追い求めて新しいスピーカーを抱えて別の場所を彷徨う" イメージでした。それをもとに見てみると, たしかに彼らの不死性などは ''Euclid にするためにとってつけた理不尽さ" であるように自分でも思いました(削除)。その他 -4 に関する異常性については,
・脱出可能ならその後どうなる ? → 適当な場所でスピーカーを起動して新しい -1 をつくり, その後はそこで延々と同じことを繰り返す
・プロトコルは ? → 数がいっぱいいるというだけで引っ張ってくるのは難しくないので, スピーカーを没収した上で人型の収容室に放り込む
・外で起動した後どうなる ? → 新しく作られた -1 は従来のそれと全く同様で, -4 が持ってきたスピーカーは ''新しく作られた -1 でトランスイベントが発生したあと" 今までのスピーカーとまったく同じ振る舞いをする(都市外にワープ, 異常性は持続)
ということです。以上三点は追記しておきます。
読ませていただきました。
何処までも追い求める恋人の幻影、なかなかエゲツナイ異常性ですね。
全体的にはテーマが一貫しており、理解しやすい内容でした。その分、個人的にはちょっとオチが弱い印象も受けました。SCP-XXX-JP-4が唐突に感じられ、それまでの構成を緩めている印象です。もう少しSCP-XXX-JP-4と全体の流れ、構成を近づけてもいいかもしれません。折角捕獲しているようですし、少々陳腐な手ですがインタビュー等もありでしょう。
また、dr_torayaさんが指摘するような煩雑さがあり、詳しくは後述しますが面白みを削いでしまっている印象です。一度声に出して読んでみるなどするといいのではないでしょうか。
以上、個人的な意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。
コメントありがとうございます。やはり -4 の詳細は必要そうですね。考えます。
1. Dクラス多すぎないか
言われてみればそうですね。Dも有限なので、半分ほどにしておきます。
2. ヒトと人間どっちなの
ともに ''人間" のつもりです。統一します。
3. -2 のナンバリングいらないのでは
「以下 ''追跡対象" とする」のような文言を入れておくとよいでしょうか。
4. ''対象の脳内に生成" は口語的
気づきませんでした・・・修正します。
5. 歌詞は相手を追い求めているのか
なるほど、言われてみればそうですね。そのつもりでしたので、追記します。
6. 太陽に関する記述
そうでしたね。入れ忘れでした。
7. 構文ミス
すいません、打ち間違えました・・・
8. -3 抜けてたり -1 と間違えてたり
dr_toraya さんのアドバイスに従って番号を打ち直しているときに起きたミスです、修正しておきます。
読みました。
私もナンバリングが把握し辛い という意見に同感です。
単に指定が多い というものではなく、所々誤用が散見されます。例えば、無印と"-1"の使われ方がプロトコルと説明で逆な気がします。
内容に関してですが、これも通ってる筋が強いものではないため、どこに話の焦点が合っているのか分かりませんでした。何か具体的なバックストーリーを付与して、どういう意図で、何を目的としてこのオブジェクトがこの異常性を発露させているのかを考えてみると良いと思います。
好みの部分ですが、細部をもう少し不気味に書けるんじゃないかなと思います。例えば"-4"人型実体の現れ方を、スピーカーから這い出すようにしたり、太陽から降ってくるようにしたり。。等
ご参考までに。
コメントありがとうございます。
番号の誤用に関しては、付け直しを行っているときに発生したミスです。修正します。
具体的なバックストーリーの付与、というのは思いつきませんでした。「いもしない ''最愛の異性" を追わせられる」という性質だけを先に思いついて作ったものですが、たしかになにか背景をつけると面白くなるような気がしてきました。考えてみます。
-4 実体がスピーカーから這い出してくる、すごく不気味でいいですね・・・そんな感じでもっと詰めていこうと思います。
内容については先輩方のご指摘にないものではトランスイベントが浮いているような気がしました。それまでは故意と音楽が関連付けられていたのに対し、唐突に太陽が出てくるせいだと思います。単に恋人が見える、でも追いつけないのようなものでもいいような気がします。もしくは太陽と恋人を関連付ける音楽を流すというのも考えられると思います。
また、これはサンドボックス3の仕様なのですが、footnoteblockを記事の下につけないと現在のように脚注が批評コメントの下に出てきてしまいます。footnoteblockを記事の一番下につけてください。
改行は改行しないか二回改行してパラグラフの区切りにするべきです。詳しくはSCP記事の文体とはを参照してください。
「[[footnote]]外部からの観測ではこの異常性を確認できません。[[\footnote]]」はバックスラッシュではなくスラッシュです。
コメントありがとうございます。
''トランスイベントの浮き" に関しては私も悩んでいたところです。しかし、太陽の方向へ向かうというアイデアを逃したくはないので、仰る通りほか現象への関連付けを行っていこうと思います。
逆スラッシュ, 改行, footnoteblock の位置については了解しました。修正します。