黒き刃 - SCP-JPサンドボックスⅢ

黒き刃

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは太平洋上の10m×10m×10mの海水練りコンクリートで形成した施設に収容してください。内部には天井の各角と各外壁に二機ずつカメラを設置し、24時間体制で監視してください。電力は太陽光発電、潮力発電で賄ってください。SCP-XXX-JPの実験は禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPはサイズが205mm×50mm×25mmの物体とサイズが225mm×52mm×27mmの木材の土台で形成されている物体です。SCP-XXX-JPは研石のような外見をしています。木材の土台は塩基配列によりキリ(学名: Paulownia tomentosa)であることが判明していますが、研石は破壊が不可能であるがため詳しい成分は判明していません。

SCP-XXX-JPは人間の恨み、嫉み等の負の感情、及び刃物を研いだことにより活性化します。刃物を研ぐとその刃物は消失し、9mの感知範囲(以降SCP-XXX-JP-Aと呼称)を展開します。このSCP-XXX-JP-Aは刃物の個数により半径が1m拡大することが判明しています。SCP-XXX-JPの中に負の感情を持った人間が足を踏み入れると、視認が不可能な刃物(以降SCP-XXX-JP-Bと呼称)を発射すると考えられています。発射します。SCP-XXX-JP-Bはエコー検査により確認が可能です。

SCP-XXX-JPは日本の匿名掲示板の投稿より存在が確認されました。投稿主はSCP-XXX-JPを倉庫より発見したと発言しており、作成者や前の所有者は判明していません。この投稿の削除申請を提出しました。現在は削除されていることが確認されています。

補遺: 20██/06/22、D-█████を初めとした4名の職員が死亡しているのが確認されました。収容室のカメラには何も写っておらず、且つD-█████が実験に関与していること、傷がSCP-XXX-JP-Bによるものと同じであることを踏まえて、SCP-XXX-JPには使用者も終了するという異常性を含んでいると考えられています。

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