SCP-XXX-JP「ミニチュア」(下書き)

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8126内の非生物収容倉庫に収容され、毎日定時に観察記録を部門の管理者に提出してください。

 オブジェクトクラス引き上げとその関連項目についての討論の末、当該SCPはエリア-8102に移送され以下のようにプロトコルが改定されましたので、そちらに目を通した上従うようお願いします。

 SCP-XXX-JPを収容する際には当該SCPをエリア-8102内の特別保管室Aの中心に複数の免震・制震構造を施したのち設置し、何らかの異常が起きないよう24時間体制で監視し毎日定時に観察記録を提出してください。

説明: SCP-XXX-JPは黒色の縦横50cm、高さ150cmの直方体である台座の上に固定された縦横高さ50cmの立方体である透明なガラスケースとその内部で浮遊する、赤く凹凸のある球体からなる物体(これをSCP-XXX-JP-Aと呼称する)でした。球体の色については現在進行形で変えています(詳しくは観察記録を参照)。

 台座及びガラスケース自体は検査の結果などから一般に流通するものと何ら変わりないものと断定できましたが、ガラスケース内に浮遊するSCP-XXX-JP-Aを釣る糸やその類のものは見受けられず、またSCP-XXX-JP-Aも自ら一定の方向かつ速度で回転しているのが確認出来るためガラスケース内部は未知の気体もしくは未知の力が加わっていると予測されます。
 実験についてはガラスケースが台座に固定されており、ケース自体を切断して開けた際に予測不能な点が多いため観察を続けながら今現在も慎重に検討を進めています。

 SCP-XXX-JPは覚醒剤の使用が疑われ、かつSCPの蒐集癖があったのではないかと噂され財団にマークされていた当時28歳の日本人男性から確保されました。
 確保する際には警察幹部の公的地位を持つエージェント・[データ編集済]の指示により[家宅捜索]のカバーストーリーを適用し、当該SCPの情報が書かれた手帳と共に確保されました。
 また、手帳の内容から日本人男性のSCP所持歴は近日一週間のみだと判明したため、家宅捜査にて当SCPを目視した警察官を含めAクラス記憶処理が施されました。

SCP-XXX-JPの観察記録(一部): 以下に提出された観察記録を列記します。ただし数が非常に多いため、報告書を一部かいつまむ形で記します。

観察記録XXX-JP-1 - 日付: 20██年1月23日█曜日

観察日数: 1日

本文: 本日よりケース越しでもSCP-XXX-JP-Aを拡大して観察できる機器を用いて観察を開始する。

 全体を見る限りは赤く凹凸のある球体だが、拡大してみると赤くなった液体がうねっているのを確認できる。
 またある一定の方向にも回転しているようだが速度は不明。言葉で表すならば「随分と遅い」だろうか……。

追記: 現在の位置に運び込む際、運ぶ職員が少々雑だったように思えるのだが大丈夫だろうか。

作成者: ミコト研究員

観察記録XXX-JP-7 - 日付: 20██年1月30日█曜日

観察日数: 7日

本文: 一週間ほど観察してみたが肉眼や機器を用いての観察でも変化等は見られず。色や回転する速度等もほぼ同じと言って良いだろうと思われる。

追記: 一つ贅沢を望むとするならば倉庫の空調の整備を徹底して欲しいぐらいか。ここ最近倉庫内で熱がこもっているようで観察が億劫になりがちだ。

作成者: ミコト研究員

観察記録XXX-JP-40 - 日付: 20██年[データ破損により月日不明]

観察日数: 40日

本文: サイト内にて大きな揺れを感知。すぐさま倉庫へと担当SCPの確認に行ったところ、固定されていたガラスケースが少しばかりガタつくようになっていた。また気のせいかもしれないのだが回転も速くなり、前ほど赤みが無いような気もする。
 自分自身感じた揺れもかなり大きかった為、今後数日の観察はより神経を尖らせて行う必要がありそうだ。

追記: 全体的な耐震補強を進言する。

作成者: ミコト研究員

観察記録XXX-JP-365 - 日付: 20██年[データ破損により月日不明]

観察日数: 1年

本文: 本日でSCP-XXX-JPを観察して一年が経過したと共に何故かオブジェクトクラスがKeterへと変更になり移送も決まったそうだ。
 確かに一年前はあれだけ赤かった表面が緑と青に覆われ表面に動く物体が現れたのは不思議であるし、まるで地球の誕生の軌跡を辿っているようにも見える。
 回転速度も当初に比べればなかなかに速くはなっているがそれでも「速い」とは程遠く、外部への影響はゼロと言っても良いほどにない。少なくとも自分に言わせればSafeよりも無害なのではと思えるほどだ。

作成者: ミコト研究員

観察記録XXX-JP-1171 - 日付: 20██年[データ破損により月日不明]

観察日数: 3年76日

本文: 迂闊だった。外部に被害を出さず、ただ緩やかに緑と青が増えるのみ……。そう思って今回の大きな揺れの後の確認を疎かにしてしまっていた。
 あぁ、なんてことだろう。今自分の目の前にある球体は白く、物凄いスピードで回転を続け、そしてガラスは曇りガラスと見間違えてしまうほどに透明度を失っている。
 ガラスケースは凍り付いているものの、その氷が溶けてしまえば少し持ち上げるだけで外れてしまいそうだ。
 氷期に入った地球は今もなお、凄まじいスピードで時を進め続けている。

作成者: ミコト研究員

この記録の補遺: この後、ミコト研究員は一週間後に別のSCPを担当する研究員の部下として働くよう通達を受けています。

観察記録XXX-JP-[未記入] - 日付: [未記入]

観察日数: [未記入]

本文:
 今、目の前でこいつは煙を上げている。
 今、所々で赤い光が見えている。

 あまりの速さで全て見逃してしまいそうだと言うのに、その全てが見えてしまう。

 願わくば、過去の大戦の戦火であって欲しい。
 願わくば、史実を真似たものであって欲しい。

 俺は……地球の将来なんて見たくはない……。

作成者: [未記入]

この記録の補遺: この不完全な記録を受け、当初は記憶処理で済ませる予定でしたが、数日後に後述の同研究員が書いたと思われるメモを同僚である、█████研究員が発見したのちにミコト研究員・█████研究員共に終了処分が決定しました。



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