悪コン下書き 「絶対悪」

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非活性状態のSCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、サイト-8104内の機械類倉庫に第4収容室に保管されています。SCP-XXXX-JPは常に一名以上の監視員による遠隔操作カメラによる監視を受けます。SCP-XXXX-JPに活動が見られた際は、Dクラス職員を一名収容室に収容し、厳重に施錠し、職員は2時間、収容室の半径4m圏内から離れてください。これらの収容手順を踏んで、また、事故によりSCP-XXXX-JPの影響を受けた人員、職員は収容室内に設置した遠隔操作による銃火器の操作で即刻終了してください。

説明: SCP-XXXX-JPは一般的なスマートフォンの形状をしたオブジェクトです。20██年製造██社製の、製品番号████-████と同様の外見ですが、電源ボタンを押す、給電操作をする、その他一切のSCP-XXXX-JPを強制起動する試みは失敗しています。SCP-XXXX-JPは給電を必要とせず、また後述の異常性発現を繰り返しているにも関わらず、充電が尽きる様子は見せません。SCP-XXXX-JPはこれまでの複数の事故にも関わらず、破損、故障は見られません。

SCP-XXXX-JPは不規則な周期で自発的に起動し、その異常性を発現します。SCP-XXXX-JPが起動する際、10秒間振動した後、半径2m以内にいる人物、存在しなければ生物や構造物の名称が、約4秒間液晶画面に表示されます。その際、液晶画面の下部に別の文字列が表示されますが、画質が荒く、現在解読はできていません。その後、SCP-XXXX-JPは再び非活性状態に戻ります。表示された人物・生物・構造物(SCP-XXXX-JP-A)はその後恒久的な影響を受けます。

SCP-XXXX-JP-Aの半径3m以内に接近した人物及び、同検体と関係を持っていた人物は、SCP-XXXX-JP-Aに対して、反感、敵意、憎悪といった感情を抱くようになります。その後、罵声を浴びせる、暴力を振るう、拷問を加える、[データ削除済]といった行動をSCP-XXXX-JP-Aに対して取ります。その際、SCP-XXXX-JP-Aは人々から「絶対的な悪」と見做されます。SCP-XXXX-JP-Aが死亡、破壊、何らかの形で無力化された場合、SCP-XXXX-JP-Aに危害を加えていた人物は、その記憶を消失しますが、SCP-XXXX-JP-Aが「絶対的な悪」だという理念は喪失しません。これらの現象について、詳細は不明です。

SCP-XXXX-JPは20██年に、言論弾圧運動下で自殺した██県の元共和主義活動家██氏の遺品から発見されました。その他の遺品及び、██氏の詳細については現在調査中です。

事案XXXX-001: 20██/██/██の██時、SCP-XXXX-JPが無人・消毒済機械類倉庫で起動し、直後、██社製扇風機(型番: ██████)のヘイト、撲滅運動が起き、同機器は世界中で破壊されました。この事案を受け、財団はSCP-XXXX-JPをKeterに格上げし、特別収容プロトコルを改正、厳戒態勢を敷きました。

事案XXXX-002: 20██/██/██の深夜██時、SCP-XXXX-JPが██警備員の付近で起動、直後に、警備員はサイト-8104内の計8人の職員に集団暴行を加えられ、死亡しました。この事案を受け、財団は特別収容プロトコルを改正しました。詳細な情報は"事案XXXX-002についてのインタビュー記録"を参照してください。

補遺: 事案XXXX-002についてのインタビュー記録

対象: ████研究員

インタビュアー: ジョーンズ博士

付記: このインタビューの2日前まで、████研究員はSCP-XXXX-JPの担当研究員でした。同研究員は、事案XXXX-002の目撃者です。なお、████研究員はSCP-XXXX-JPの影響を受けていません。

<録音開始>

ジョーンズ博士: では、事案XXXX-002発生時の状況に関して詳しく説明してください。

████研究員: わかりました…あの時、私はサイト内の就寝室で寝ていました。すると、突然第4収容室から物音がしたので、私は起きて、廊下を歩き、恐る恐る窓から中の様子を覗きました。内部では、複数の人間が檄を飛ばしながら…誰かを蹴っている?私は最初、何が起きているのかわかりませんでした。

ジョーンズ博士: その蹴られていた、その後に死亡した警備員と面識はありましたか?

████研究員: ありません。少なくとも、この事案が発生するまでは、私はその警備員の名前すら知りませんでした。

ジョーンズ博士: ……続けてください。

████研究員: ああ、すみません…周辺の職員たちは、その警備員に向かって支離滅裂なことを喚いていました。聞き取れた限りでは…「お前がいるせいで昇進できない」(※後の調査で、██警備員は該当職員の昇進とは何ら関係が無いことが判明している)とか、「世の中暗いのはお前の所為だ」とか、後は「死ね」とか「くたばっちまえ」とか、「[データ削除済]」とか…とにかく、思いつく限り罵倒をぶつけていたように見えました。

ジョーンズ博士: その職員たちに他に異常は見られましたか?

████研究員: 他には…あ、そうだ、彼らの目は大きく見開かれて、まるで全人類の共通の敵を見ているというか…焼いて食い殺さんばかりの眼差しでした。こう言っては失礼かもしれませんが、…そいつがいなくならなければ駄目だ、そいつが「絶対的な悪」だ、と言いたげな表情でした。

ジョーンズ博士: 警備員のほうには何か異常は見られましたか?

████研究員: 警備員は職員たちが邪魔で上手く見えませんでした…でも、二回だけ、どちらもほんの一瞬だけ、彼の表情だけが見えました。

ジョーンズ博士: どういった表情をしていましたか?

████研究員: 一度目は…頭を両手でかばいながら、必死で口を動かしていました。何かを訴えているようにも見えました。

ジョーンズ博士: 何と言っていたか聞き取れましたか?

████研究員: いや…ほかの職員たちの声に呑まれて、全く聞こえませんでした…

ジョーンズ博士: 二度目はどういった表情をしていましたか?

████研究員: 二度目に見えた時、その警備員は…どうも微笑んでいたように見えました。

ジョーンズ博士: 微笑んでいた?

████研究員: はい、何というか…何かを諦めたような表情でした。何かに屈したような、そんな微笑でした。

ジョーンズ博士: 他に特に報告しておきたいことはありますか?

████研究員: いえ、ありません。

ジョーンズ博士: 分かりました、ご協力感謝します。

<録音終了>

終了報告書: ████研究員はこの後、サイト-8122への異動が決定し、インタビュー翌日に異動した。「絶対的な悪」もそれなりに抵抗を示すらしい。でも、「何かを訴えている」のはなぜだろうか。「自分は悪ではない」とでも言いたいのであろうか。



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  1. portal:4307716 ( 31 Jul 2018 04:54 )
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