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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 機動部隊い-29 "ハインリッヒ"によりSCP-XXX-JPの発生を監視します。SCP-XXX-JPを確認した場合は、SCP-XXX-JP-Bの退院までの間、財団職員以外のSCP-XXX-JP-Aの編集権限を削除します。
説明: SCP-XXX-JPは日本国内の███床以上の病床を有する病院における診療録に発生する現象です。
SCP-XXX-JPは診療録に記載された主観的情報や客観的情報が患者に反映される現象です。19██年12月█日、日本███学会において院内発症の低体温症の症例が報告された際、その体温が院内気温を5℃以上下回っていたこと、低体温症が重度であるにも関わらず当該患者の見当識低下や凝固異常が一切認められなかったことから異常が確認され、収容に至りました。
SCP-XXX-JPの発生に先行して、指導医欄に判別不能の文字が記載されます。この状況で診療録(以降、SCP-XXX-JP-A)を記載した場合、患者(以降、SCP-XXX-JP-B)は記載された食思不振や疼痛などの主観的情報を実際に感じていると認識します。この認識はクラスA記憶処理により容易に解消されます。また、そのバイタル・身体所見・検査所見は記載された客観的情報と一致するように改変されます。SCP-XXX-JP-Aには未承認マークが記載され、多くは1-7日以内に承認または差し戻しを受けます。承認された場合はSCP-XXX-JP-Bに生じた改変は維持され、差し戻しを受けた場合は改変が行われなかった状態に戻ります。
SCP-XXX-JP関連事例の一部を以下に示します。
1. 19██年8月█日 岡山県██市
SCP-XXX-JP-B:48歳、女性 既往歴なし(胸部異常陰影に対して生検のため入院中)
介入:同病院研修医が呼吸回数を誤って体温の欄に記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bの体温が10℃に低下した。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは1日後に差し戻された。SCP-XXX-JP-Bの体温は基準値範囲内に戻った。
備考:CTガイド下生検の結果は炎症性変化だった。同事例が同年12月█日、日本███学会に報告され、その異常性から財団による収容に至った。
2. 19██年1月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:9歳、男性 左大腿骨骨肉腫(血管浸潤あり)
介入:主観的情報欄に「左足が痛くなくなりました」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bは左足の自発痛を訴えなくなった。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは3日後に承認された。
備考:SCP-XXX-JP-BはクラスA記憶処理により再度左足の自発痛を訴えるようになった。
3. 19██年2月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:事例2と同一
介入:主観的情報欄に「左足が痛くなくなりました」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bは左足の痛みを訴えなくなった。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは1日後に承認された。
備考:
4. 19██年2月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:事例2と同一
介入:事例3の診療録の削除を試みた。
結果:削除に失敗した。記録装置からのデータの削除を試みたが、書き込み先の特定に失敗した。
承認結果:
備考:
5. 19██年2月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:事例2と同一
介入:血圧欄に「高め」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bの収縮期血圧は110-120mmHg付近に上昇した。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは1日後に差し戻された。SCP-XXX-JP-Bの収縮期血圧は基準値範囲内に戻った。
備考:
6. 19██年3月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:事例2と同一
介入:客観的情報欄に「死亡」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bは死亡した。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは1日後に差し戻された。SCP-XXX-JP-Bは蘇生した。
備考:記載者の編集権限が剥奪された。
7. 19██年3月█日 神奈川県██市
SCP-XXX-JP-B:事例2と同一
介入:左大腿骨レントゲン画像に関して、「異常所見なし」と記載した。
結果:介入後に施行した左大腿骨レントゲンおよびCT検査において、骨肉腫の所見が消失した。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは7日後に差し戻された。差し戻し後に再度施行した左大腿骨レントゲン検査において骨肉腫の所見が確認された。
備考:SCP-XXX-JP-Bの骨肉腫は抗癌剤治療により治癒した。SCP-XXX-JP-Bから「██先生が毎日様子を見に来てくれたので頑張れました」という発言があったが、該当する苗字の医師は院内に存在しなかった。
8. 20██年10月█日 新潟県██市
SCP-XXX-JP-B:50歳、男性 StanfordB型急性大動脈解離(保存的加療中)
介入:血圧欄に「収縮期血圧1000mmHg」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bの収縮期血圧が1000mmHgに上昇した。血圧上昇に伴う解離の進展は見られなかった。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは30日後に差し戻された。SCP-XXX-JP-Bの血圧は基準値に戻った。
備考:指導医コメント欄に「所用で確認が遅れました。申し訳ありません。」と記載されていた。
9. 20██年5月█日 鹿児島県██市
SCP-XXX-JP-B:91歳、女性 胃瘻造設後(脳梗塞のため右半身麻痺、嚥下障害あり)
介入:食事摂取欄に「一般常食全量」と記載した。
結果:SCP-XXX-JP-Bには経腸栄養剤が処方されていたが、同日昼から一般患者と同様の病院食が処方された。病院食は1時間程度で消失した。
承認結果:SCP-XXX-JP-Aは2日後に差し戻され、SCP-XXX-JP-Bへの経腸栄養剤の処方が再開された。
備考:SCP-XXX-JP-Bは自宅退院した後、老衰で死亡した。
補遺:
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任意A任意B任意C- portal:7742828 (08 Nov 2021 14:39)
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