SCP-XXX-JP 君とプールと階段と

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 高さ5mのフェンスでSCP-XXX-JP及び付随する施設の周囲を囲み、常に警備員1名によってSCP-XXX-JPの上部入り口を監視してください。また、内部への侵入を試みた一般人に対してはカバーストーリ―「施設老朽化による閉鎖」を用い侵入を阻止してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市に存在する「█████プール」と呼称される市民プールへと続く██段で構成される直階段です。SCP-XXX-JPの異常性は恋仲、友人、家族等の一般的に良好であるとされる間柄を持つ対象2名が階段内に人が存在しない状態でSCP-XXX-JPを下り始めたときに発生します。ただしこれまでの実験、調査から全く同じ日付、時間帯に生まれた対象2名がSCP-XXX-JPに侵入した場合異常性は発生しないと考えられています。対象2名(以後年長者をSCP-XXX-JP-1、年少者をSCP-XXX-JP-2と記述)がSCP-XXX-JPへ下り方向へ侵入した場合、侵入と同時に対象両名はその場から消滅します。この時の対象の所在地の調査及び通信の試みはすべて失敗に終わっています。その後30分~1時間程度で対象両名が消滅した位置にSCP-XXX-JP-2のみが出現します。

対象両名はSCP-XXX-JPに侵入すると同時にどこかの山の山頂付近に存在する階段の1段目に自分たちが存在することに気が付きます。(以後当該異常空間をSCP-XXX-JP-aと記述)侵入した時の状況、SCP-XXX-JP-a内での経過時間にかかわらずSCP-XXX-JP-a内部は常に真夏の昼過ぎ頃で変化することはありません。映像記録やインタビューから得られた情報から山の標高は推定3███m、階段の段数は2████段であり、森林限界を超えているにもかかわらず山頂付近においても背の高い木が密生しており周囲の状況を観察することはできません。また対象両名は自分たちがいる場所がこれまでとは明らかに異なっていることは知覚しますがそれを気に留めることはありません。

対象両名はSCP-XXX-JP-3内部へと侵入したのち、会話をしながら階段を下りていきます。会話の内容は主にSCP-XXX-JP-2に課せられた仕事や宿題に関することがほとんどであり、それらに関してSCP-XXX-JP-1は知識の有無にかかわらず内容的に正しい助言を返します。この時SCP-XXX-JP-1は直接的な答えを返すよりもヒントを出し、SCP-XXX-JP-2自らに答えを考えさせることを好む傾向にありますが理由は不明です。これらの会話は階段を下りきる直前まで継続されます。この時両者には長時間の運動による肉体的、精神的疲労は一切見られません。階段を下りきる直前、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2に対して何かしらのアクション、たいていの場合は言葉によるコミュニケーションを用いてSCP-XXX-JP-2をその場にとどまらせ、単独で階段を下りきります。この時SCP-XXX-JP-2が無理にでも階段を降りようとした場合暴力的な行動を用いてその場にとどめさせる事象も確認されています。SCP-XXX-JP-1はすべての階段を下りきると同時にSCP-XXX-JP-2に対して別れの言葉、激励、謝罪の言葉などを発し、それと同時にSCP-XXX-JP-2の視界が強い光に覆われ、その後異常性が発現する以前にいた場所へと再出現します。その後のインタビューによりSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1との会話により職務や課題に対する意欲が向上したと述べ、実験の対象となったDクラス職員の勤務態度が劇的に向上しました。

補遺:SCP-XXX-JPは19██に同市民プール付近にて2人組でプールへ訪れていた市民のうちの片方が突如として行方不明となる事件が相次いで発生したため不審に感じた財団職員による調査が行われた結果発見、収容に至りました。以下は事件発生当時に行われたSCP-XXX-JPによる影響を受けたと考えられる少年へのインタビュー記録です。


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  1. portal:6656910 (24 Jul 2020 11:20)
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