解放者

アイテム番号:SCP-X(SCP-番号-J)

オブジェクトクラス:Keter

解放者.png

SCP-X-A(平面画像化処置済)

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特別収容プロトコル
SCP-Xはサイト1934-JPの金庫室6Aに保管されます。SCP-Xによる実験にはO5の過半数の議決によって許可を得る事が必要です。
SCP-X-Aは収容されておりません。Dクラス職員や他の知性を持つSCP存在の前に出現する可能性を有しているため、該当する管理者や守衛はSCP-X-Aの出現に対する警戒を怠らないでください。発見した場合は速やかにSCP-X-Aを回収し破壊してください。他のSCPがSCP-X-Aと接触する事態は最優先で防ぎ、それに次ぐ優先度でDクラス職員がSCP-X-Aに接触する事態も避けてください。SCP-X-Aは破壊によって異常性を失い、超常的な強度を持つことも無い為、多くの場合は物理的な破壊が最善解となります。
SCP-X-Bは収容されておりません。現在、財団およびGOGの活動によって流通しているSCP-X-Bへの感染可能性を持つ機材の98%、CDプリンターの100%はSCP-X-Bへの自動削除機能による耐性を備えた物への置き換えが完了しています。3Dプリンタに関しては過去に作られた物に対してもカバーストーリー「アップデート」「不良品回収」「異常動作に対する修理」等による活動の結果、現存するほとんどのCDプリンターに耐性付与もしくは解体処分が行われました。
現在残存するSCP-X-Aが製造可能な3Dプリンターは、異常性を持つ存在や敵対組織、あるいはその関係者が所持しているもののみと考えられています。これらを発見した場合、可能であれば破壊してください。

説明
SCP-X-Aはおもちゃの拳銃のような構造をした物体です。その強度はSCP-X-Aが作られた材料に依存します。条件を満たさない者が触れても異常性は発現せず、また物理的な破壊によってSCP-X-Aの異常性は失われます。SCP-X-Aは3つの異常性を持ちます。SCP-X-Aの一つ目の異常性は、監禁状態の一定以上の脱出願望を持つ知性体がSCP-X-Aに触れた時、SCP-X-Aを用いて瞬間転移を行えるようになるものです。条件を満たした接触者はSCP-X-Aの「瞬間転移に使用できる道具である事」「瞬間転移能力の発動方」「転移限界射程」「使用可能回数」の4項目を瞬時に把握します。SCP-X-Aはいくつかの発動手段が確認されていますが、SCPの能力によって知覚するのは所持者にとって最も起動が容易な方法一つのみです。SCP-X-Aの引き金を引く事も使用法の一つであり、手が通常通りに動く人間であれば通常これを知覚します。しかし動物など手のない存在であれば別の手段を知覚します。(全く別の起動方法を使用した実例として、動物園のアフリカゾウがSCP-X-Aを鼻で咥えながら右前足を上げ尻尾を振って転移能力を起動した例などが確認されています。)転移できる距離は使用者の監禁されていた時間と脱出を望む意思の強さに拠ります。転移射程は最低で50cm以上であり、発動できる後述の二つ目の異常性を発現させられる者であれば少なくとも1km以上の転移射程を持ちます。転移指定箇所は射程が届いているほかに、使用者の記憶か知識か想像の範囲内である必要があります。転移先が高温・床のない高空・硬質固体の中などの危険な場所が転移場所となる場合は、あえてそういった場所に転移しようと意識していない限りはそういった場所を避けるように転移地の補正が行われます。この異常性による瞬間移動では使用者の装備品類も一緒に転移します。転移者に装着したGPSの反応が消えるケースがあった事から異世界への転移も可能なのではと考えられていますが、実験の危険性と困難性から実証調査は見送られています。この手段によるSCP-X-Aの使用回数は1回のみであり、使用後はSCP-Xの損壊・溶解・蒸発のいずれかを引き起こし、いずれにせよSCP-X-Aはその異常性を失います。

SCP-X-Aの二つ目の異常性は、長期間監禁状態にある強い脱出願望を持つ知性体を感知し、その存在の感知範囲内へと突如瞬間移動する特性です。この瞬間移動の最大射程には限界が確認されておらず、いかなる隔壁によっても妨げられません。また、この異常性によって瞬間移動する際にはSCP-X-Aに付着した物体は一緒に転移せずにその場に残されます。この異常による瞬間転移そのものではSCP-X-Aは一切の損傷を受けませんが、この転移は転移先の危険性を感知せず、転移先の環境によってSCP-X-Aが破損し異常性を失った事例も確認されています。

SCP-X-Aの三つ目の異常性は、SCP-X-Aを立体データ化できる形式で記録媒体に保存した時に発現します。3Dスキャナーによる記録の他、角度を変化させてSCP-X-Aを撮影した2枚以上の写真データや、SCP-X-Aを複数の方向から撮った録画保存媒体などでも発現します。保存データはSCP-X-Bとなり、そのデータは元の利用形式に加えて、SCP-X-Aに対する特別な対策を施されていないあらゆる種類の3Dプリンターと互換性を持つようになります。SCP-X-Bを3Dプリンターで出力した場合、作成物はSCP-X-Aとなります。SCP-X-Bのデータサイズはスキャンする媒体やその設定による精度によって変化します。
SCP-X-Bが記録された記録媒体は不定期に活性化し活動を行います。活動内容の一つはSCP-X-Bの複製で、この動作によって複製されたSCP-X-Bにはファイル名や拡張子の変更など少々の変更が施されます。複製先はSCP-X-Bが記録されている媒体そのものの他、外部媒体へと複写する事もあります。また、3Dプリンターを用いてSCP-X-Aの製造を試みる事もあります。これらの活動は通常の手段で行える場合それを用いますが、記録媒体への電力・演算処理装置・適正な接続・3Dプリンターの電源・使用する整形プラスチックの不足などで通常の手段で動作しえない状況である場合、SCP-X-Bは超常的な手段でそれらを補って上記の動作を行います。超常的な手段によって動作している時はそうでない時に比べて動作速度が低下します。速度の比較として、能動的にSCP-X-Bを3Dプリンタに読み込んでSCP-X-Aを製造した場合は約1時間がかかりますが、外部のSCP-X-Bが電源の通っておらず造形材も空の3Dプリンタに影響を及ぼしてSCP-X-Aを製造したケースでは、完成まで1か月かかる事が確認されました。

SCP-X-Bは通常のデータ操作手段で複製や削除が可能であり、人為的に複製されたデータは異常性を含め全く同じデータ二つとなります。すべてのSCP-X-Bが削除された場合はその異常性を失います。適正なパッチが行われたウィルス対策ソフトは、SCP-X-Bを自動的に検知・削除することが可能です。

SCP-Xは240枚にわたるSCP-X-AおよびSCP-X-Bを一から作りだすための方法と必要な材料や道具のリスト、制作に際しての注意事項や使用された技術に関する注釈などが書かれた資料の束です。SCP-X自体は一切の異常性を持ちません。選抜されたSCP財団の研究者数名による本資料を利用した制作試験において、250時間でSCP-X-Bを当該SCPの複写能力によらずに製造できた事が確認されています。SCP-Xの詳細な内容は収容違反を防ぐため公開されません。

補遺
SCP-X-Aはサイト1■■■-JPのDクラス職員の勤務中に突如出現したSCP-X-Aを使用前に確保できたことで収容されました。その後の調査と、過去のSCPやDクラス職員の脱走事件数件の現場にてプラスチックの残骸が発見されていた事実と照合したことで異常性が確認され、SCPとして認定されました。
いくつかの実証実験を通して財団はSCP-X-Aとそれにより生成されるSCP-X-Bの性質の判別に成功します。本SCPが他SCPとクロスオーバーしたときの危険性とそれを防ぐ手段の確立の難しさからKeterへと指定され、現在までオブジェクトクラスの変更は行われていません。(当時の呼称は現在とは異なりますが、混乱を避けるため本文章では現在の呼称であるSCP-X-AとSCP-X-Bで統一しています)

当SCPは3度のG5による完全破壊指令議決が行われた経緯を持ちます。1度目の評決はKeterへの指定と同時に行われ、この議決は5-8で否決されました。2度目はDクラス職員がSCP-X-Aを用いた脱走事件を起こし■■博士を含む死者■名を出した直後に行われ、この議決は6-7で否決されました。3度目の議決は有効な特別収容プロトコルの制定が遅れている(当時の収用方は1960年代の連結型ハードディスクにSCP-X-Bを保存した物を残し、異常時の動作速度を低速に抑えていました)ことに起因し、新たに作られた特別収容プロトコルの改定案と完全破壊処理案を比較する形で行われ、この議決は0-13で完全破壊処理案が否決され、改定案が採択されました。この改定案が現行で使用されている特別収容プロトコルとなります。

SCP-Xは本SCPを収容するために財団によって作られたSCPです。本SCPの制作は収容案の一つとして考案され、2度目の議決が否決された際に、最終的にSafeクラスへ移行できる可能性を持つ最も優れた収容案であるとして制作が開始されました。当時の財団は完成のために必要な技術の多くを所持していなかった為、関連技術の奪取を目的とした敵対組織への潜入や襲撃が何度も行われました。完成したSCP-XによってSCP-X-AおよびSCP-X-Bを生み出せることを立証したのは3度目の議決日の前日であり、議決時に提示する特別収容プロトコルの最終稿が提出されたのは議決開始の3分前でした。

SCP-Xは転移や自己増殖などの収容困難性を持たず、また適切な手段で利用することでSCP-X-AおよびSCP-X-Bを生成することが可能です。そのため、SCP-Xを適切に保存出来ている限りはSCP-X-AおよびSCP-X-Bを破壊する事は収容の妨げとなりません。将来、現存するすべてのSCP-X-AおよびSCP-X-Bの処理の完了が確認された時点で、SCP-XはSafeへと再分類されます。

  確保、収容、保護。これは財団の理念であり、この理念を失ったときに財団は財団でない別の何かとなる。
  仮に破壊が問題解決の最短経路であったとしても、我々は財団である為に最大限の努力と工夫をするべきだ。
  G-■■、2度目の議決時の発言より

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  1. portal:sssnext ( 07 Jun 2018 14:28 )
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