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初期収容直前に撮影された、SCP-XXXX-JPの写真。

SCP-XXXX-JP-Bに置換されたDクラス職員の一部。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
脅威レベル: ● 橙
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、研究収容サイト-310の強化ヒト型収容室に収容されます。収容室入り口と内部にはスクラントン現実錨(Scranton Reality Anchor, SRA)を各1基設置し、現実改変能力の使用を防止してください。
SCP-XXXX-JPを用いた実験には、サイト-310の常駐するレベル3研究員最低3名からの、書面上での許可が必要です。この際、実験は収容室内で実施され、また非常時を考慮し、SRAの再起動に備えなければなりません。
全てのSCP-XXXX-JP-Bは、サイト-310の適切な容量の収容コンテナに収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは後述の条件下においてのみ異常性を発現できる、クラスII現実改変実体です。オブジェクトは1897年にアメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン区で誕生し、█████ ████████という戸籍を持ちます。この時点のSCP-XXXX-JPには一切の異常性が存在していなかったことが判明しており、異常性は後天的なものであるとされています。
SCP-XXXX-JPは主に金属で構成されており、有知性・有自我です。SCP-XXXX-JPの表皮はシリコン樹皮、毛髪はアクリル、ポリエステル、ポリアミド等の化学繊維を含む合成毛で構成されています。SCP-XXXX-JPの表皮や毛髪などは破壊可能ですが、一種の自己修復性を有しています。程度によりますが、およそ1~26時間ほどで、破壊前の状態に変化します。その内部に存在する金属製の構造は高い耐久性を有しており、内視鏡検査は機器の破損により失敗したことから、オブジェクトの内部構造は未解明です。
SCP-XXXX-JPは関節駆動であり、自律駆動が可能です。五感の存在も確認されており、顔面にはヒトの目・鼻・口・耳を模した部品が存在し、これらは感覚器官として機能しています。収容から現在まで、SCP-XXXX-JPは起動状態を維持していますが、オブジェクトがエネルギーを補給した兆候は確認されておらず、原理は未特定です。

GoI-004Aの紋章。
SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPにより描画される、真円と数種類のシンボルで構成された図形です。SCP-XXXX-JP-Aの対象物への刻印は、SCP-XXXX-JPの現実改変能力の使用に必要な唯一の条件であり、それと同時に改変のための媒体として機能します。
SCP-XXXX-JP-AはGoI-004 ("壊れた神の教会") として知られる宗教団体の宗派の一つ、GoI-004A ("壊れたる教会") の紋章に極めて酷似しています。当該宗教団体との関与は明確なものとみなされており、関連性はXXXX-JP研究班により調査されています。
対象物への刻印から約30分~13時間後、その物質はいくつかの金属部品を含む、同質量の鉄合金(SCP-XXXX-JP-B)に置換されます。その出自を除き、SCP-XXXX-JP-Bに異常性は確認されていません。カント計数器(Kant Counter)による観察は、異常性発現時のSCP-XXXX-JP-Aのヒューム値が1.9Hm~2.5Hmを記録することを示しました。このことから、SCP-XXXX-JP-Bへの置換は原理は未解明ですが、媒体となったSCP-XXXX-JP-Aの現実改変による結果と推測されています1。
ニューヨーク州郊外に位置するGoI-004Aの教会を制圧した際に、SCP-XXXX-JPは要注意人物として財団に確保されました。その後、実施された聴取と実験においてオブジェクトの異常性が判明したため、PoI指定は解除され、正式にオブジェクトとして収容されました。
補遺1: XXXX-JP研究班による一次報告
収容後に実施されたSCP-XXXX-JPの身体検査の結果について、述べさせて頂きます。
シリコン樹皮の外皮を全て破壊し、内部の調査を行った結果、その全てが、歯車や螺子などの部品を含む、金属で構成されていました。表面だけでなく各器官もまた同様であり、例えば金属で構成された舌は柔軟的な挙動が可能であり、眼球は金属と青色のレンズで構成され、瞬きもするようでした。
私は個人的に、あるいは研究班の一員として、これまでいくつものメカーニズム信奉者を見、そして大概彼らは、身体の一部あるいは全てを機械に置き換えていました。
SCP-XXXX-JPもまたその一つなのでしょうが、私は彼の、その構造に疑問を抱きました――多くのメカーニズム信奉者は機械を信仰するため、発声を舌と声帯ではなく発音機で行ったり、眼球を完全に機械化したために瞬きの必要性が無くなったりと、ヒトに本来備わる機能を捨ててきました。ですがSCP-XXXX-JPに、全身の機械化を除いてそれらの特性は一切見られません。シリコン樹皮の皮膚もまた、彼らとの差異といえるでしょう。
そしてSCP-XXXX-JPについて、もう一つ注目すべき点があります。既知の事実として、彼はGoI-004Bに関係しており、そして多くの信奉者同様、彼にはその紋章が、彼の場合左肩に刻印されていました。ですがその後、背部の検査を行った際、そこには多くの――恐らく裂傷と推測される損傷が、多数確認されました。そしてその傷の後ろには、摩耗し消えかかっていましたが、他のGoI-004の宗派の紋章が、いくつか刻印されているようにみえました
これらは、裂傷が回復がしないことから再生能力会得以前の損傷であること、および過去SCP-XXXX-JPが、複数のGoI-004分派の教会に所属していたことを示唆しています。
これらを踏まえ私は、SCP-XXXX-JPは他のGoI-004B所属信奉者とは、異なる思想を有すると考えています。
イェンズ・コークストラム、XXXX-JP研究班班長
補遺2: SCP-XXXX-JPの背部より確認された紋章は、以下の宗派のものを指すと推測されています。
- GoI-004A ("壊れたる教会")
- GoI-004B ("歯車仕掛正教")
- GoI-004G ("動滑車信奉会")
- [アクセスには中国支部からの許可が必要です]
調査のため、参考人として過去これらの宗派に所属していた人物へ、インタビューが試みられる予定です。
補遺3: 参考人へのインタビュー記録
対象: エージェント・ネイサン・セルバンテス
インタビュアー: ジェリー・ワン、XXXX-JP研究班班員
付記: エージェント・セルバンテスは、GoI-004の過激的宗派、GoI-004Gから財団へ亡命した信奉者の一人です。調査により、SCP-XXXX-JPとの所属期間の重複が確認されたため、参考人に選出されました。
<録音開始>
ワン博士: エージェント・セルバンテス。まず最初に、あなたはSCP-XXXX-JPとどの程度の交流がありましたか?
エージェント・セルバンテス: ……数回話した程度ですね。彼が入会した時に。
ワン博士: なるほど。では、彼について何か知っていることは?
エージェント・セルバンテス: 交流がなかったのでなんとも……というのも、彼はなんといいますか、所謂「人見知り」だったので、私含め他の会員と会話することは殆どありませんでしたね。
エージェント・セルバンテス: あー……ただ、説教2の時は毎日来ていましたね。……こう考えると、教典の話についてだけはやけに熱心でしたね。
ワン博士: SCP-XXXX-JPは、動滑車信奉会による他宗派への襲撃には参加していたのですか?
エージェント・セルバンテス: いいえ、これは断言できます。会への参加に熱心な彼が、その会の行う襲撃に参加しないことには違和感がありましたから。これはしっかりと覚えています。
ワン博士: ありがとうございます。ではあなたは、SCP-XXXX-JPが以前他の宗派に参加していたことは知っていましたか?
エージェント・セルバンテス: いいえ。信奉会は会員のプライベートには関わりませんから。
ワン博士: ……そうですか。ありがとうございます。
<録音終了>
終了報告書: これ以外の参考人に対しても同様のインタビューを実施した結果、SCP-XXXX-JP
SCP-XXXX-JP本人へのインタビューが必要かと思われます。― ワン博士
↑
少し改稿(調整)する
補遺4: SCP-XXXX-JPへのインタビュー記録
対象: SCP-XXXX-JP
インタビュアー: イェンズ・コークストラム、XXXX-JP研究班班長
<録音開始>
コークストラム博士: これよりインタビューを開始します。SCP-XXXX-JP、あなたが最初に接触した壊れた神の教会の宗派は何ですか?
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任意A任意B任意C- portal:3017567 (01 Jun 2018 11:27)
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