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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8137の専用物品ロッカーに収容されます。SCP-XXXX-JP-Aの収容違反を防ぐために常に監視カメラでの監視が行われ、如何なる理由があってもSCP-XXXX-JPの半径10m以内には近づかないようにしてください。SCP-XXXX-JPに関する事件等が発生した場合、発見されたSCP-XXXX-JP-Aは回収し、その後担当職員の手によって適切に処理してください。
説明: SCP-XXXX-JPは無数のおもちゃ等が入ったおもちゃ箱です。SCP-XXXX-JPを構成しているおもちゃ(以下、SCP-XXXX-JP-A)のバリエーション等には"人間を驚かせる事が可能であると推測される物"以外に共通点はありません。
SCP-XXXX-JPの異常性は自身の中心から半径5m以内に人間が侵入した場合に発現します(侵入した人物を被験者と呼称)。被験者は侵入すると同時に、SCP-XXXX-JP-Aが自立行動を起こし、移動を開始します。移動中のSCP-XXXX-JP-Aを目視する事は現状不可能ですが、監視カメラ等での画面越しでなら確認する事が可能です。しかしながら、全ての実験及び事例において、SCP-XXXX-JP-Aが移動している位置に、被験者が存在していた理由については現在も明らかになっていません。
移動を開始したSCP-XXXX-JP-Aは必ず、被験者が最も「死ねばいいのに」等の憎悪の感情を抱いている人物(以下、対象者)の部屋及びオフィス等に侵入し身をひそめます。この場合、SCP-XXXX-JP-Aが身をひそめる場所は必ず"対象者の死角になりやすい場所"及び"引き出しやクローゼット等の中"等である事が明らかとなっています。この時点で後述する対象者は"心臓病"の兆候を見せるようになります。
SCP-XXXX-JP-Aを視認した対象者は全ての事例において"心臓発作"で死に至ります。対象者の死亡が確認された場合、SCP-XXXX-JP-Aは行動を停止します。この状態のSCP-XXXX-JP-Aには特に異常性は存在していません。しかしながら、SCP-XXXX-JP内部に戻した場合"再度同様の異常性を得る事"及び"SCP-XXXX-JP内部のSCP-XXXX-JP-Aが減少した場合、自動で補充される事"を鑑み、SCP-XXXX-JPから脱走したSCP-XXXX-JP-Aは焼却処分される事となっています。
補遺XXXX-JP-1: 以下は、20██/█/██に発生した"SCP-XXXX-JPによる事件記録-028"の被験者である長門研究員に対して行われたインタビュー記録です。当事件では、長門研究員が最も嫌っており、"死んでほしい"と思っていた如月博士がSCP-XXXX-JPの異常性によって死亡しています。
インタビューログ
日付: 20██/█/██
対象: 長門研究員
質問者: 海風研究員
海風研究員: 何故、SCP-XXXX-JPに近づいたんだ?
長門研究員: 別に……。
海風研究員: あんたは確か、SCP-XXXX-JPの異常性について知っていたよな? なぜだ?
長門研究員: 如月博士に痛い目見たもらおうと思っていただけだ。
海風研究員: [5秒間の沈黙] あんたは、規則を破った事になるのだぞ?
長門研究員: そうだな。
海風研究員: [机をたたく] ふざけるのもいい加減にしろ。これは絶対に許されない行為だ。なぜお前はそれを知ってこのような行為に出たんだ? 詳しく話せ。
長門研究員: 俺は近づいただけだ。それ以外は知らねぇ。あのオブジェクトがやったことだろ。
海風研究員: [沈黙]
長門研究員: [笑い] でも、本当に死ぬとは思わなかったよ。確かに死んでほしいとは思っていたけどな。たった一つの小さな悪意が、ここまで大事になるなんてな。あんたも気を付けろよ。
海風研究員: [4秒間の沈黙] おい、それってどういう意味だ。
長門研究員: 心の中で思っていた悪意が、マジの現実になって大変な事になった。ってことだ。 [笑い] まぁ、これからの生活が楽になる事には変わりねぇな。
終了報告書: 長門研究員には後に記憶処理を施され、その後無期謹慎処分が下されました。
補遺XXXX-JP-2: SCP-XXXX-JPによる事件記録-028の現場にて発見されたSCP-XXXX-JP-Aを調査した所、数カ所に長門研究員の物と思われる指紋が発見された事が明らかになりました。また、事件記録-028の被害者である如月博士は長門研究員による嫌がらせを数度に渡り受けていた事も明らかとなりました。以下はその嫌がらせの内容の一部抜粋です。
- クローゼット内のスーツの袖口に針を刺し、負傷させる。
- オフィスの扉の上に金づちを置き、如月博士が扉を開けると同時に金づちを落下させ負傷させる。
- ボロボロで折れかかっている箒をプレゼントを称し渡す。これを使用した如月博士は肩等を負傷した。
- [削除済] 如月博士は全治1ヵ月の重傷を負った。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3074890 (01 Jun 2018 09:16)
オチとしては「本当には被験者がSCP-XXXX-JP-Aを仕込んでおり、SCP-XXXX-JP-Aは被験者を犯罪執行まで透明化させているだけ」というオチにしたかったのですが、どうも突然すぎており、意味不明な物となってしまったのです。
心にひそめた小さな悪意。それを現実にし大きな悪意に。
言っててなんですが、すごいおかしいですね(💦
批評及びアドバイスよろしくお願いします。
拝読しました。
これは「可能性犯罪」なのですよね。小さな悪意なら、本当に小さなもの、無意識と思われるものを対象にしてもいいのではないでしょうか。現状だと被験者が悪意を自覚しすぎていて、ただおもちゃを使役して対象を殺すものに見えます。人間の感情は難しいものですから、説明で「悪意を抱いている人物」と断定するのも違和感を覚えます。一見危害を加える相手へ関連が見えなさそうでいて段々と「無意識下の悪意かもしれない」と思わせたり、本当は心は読めないのに勝手に「こいつのことが憎いに違いない」と判断して殺し、図々しく代償を求めてきたり、といった方向性が考えられます。
この文の意味がよくわかりません。「移動している位置」とはどこですか?
感情の強さについては優劣がつけがたいものですし、「死ねばいいのに」は報告書として文学的すぎます。憎悪と説明があるので、具体的な心情描写は必要ありません。
長門研究員がいわゆる「規則を破る、悪い職員」という人間として魅力や説得力がなく、この台詞を言わされるためだけのキャラのように見えます。補遺の2についてもそうです。陰湿さは表面を取り繕うのが上手い人間、自分が陰湿である自覚がない人間にこそ宿るものだと思います。
>SCP-XXXX-JPは無数のおもちゃ等が入ったおもちゃ箱です
おもちゃ等ではなく、玩具(がんぐ)等が入ったおもちゃ箱です としたほうがいいかもしれません
>被験者が最も「死ねばいいのに」等の憎悪の感情を抱いている人物
「死ねばいい」ではなく「殺意」のほうがいいかもしれません
>。たった一つの小さな悪意が、ここまで大事になるなんてな
漢数字ではなく半角英数のほうがいいかもしれません
>マジの現実になって大変な事になった。ってことだ。
マジの現実になって大変な事になった……ってことだ。としたほうがいいかもしれません
>ボロボロで折れかかっている箒をプレゼントを称し渡す。これを使用した如月博士は肩等を負傷した。
ボロボロなら使わないと思います
ukarayakaraさんの指摘に同意します。それを前提とした上で:
未必の故意と認識ある過失の中間を取り上げるテーマは面白くなりそうです。煽り運転事故死や、坂道で自転車を飛ばして轢死させるなど交通事故でよく上がるテーマですね。
しかしモチーフである「びっくりさせることができたら心臓発作が起きて死ぬ玩具」そのものは心臓直撃ディナープレートと比べると、直接的でかつ面白みがないように感じます。
第1部である、SCPの説明部分を抜本的に変えて見るのもいいかもしれません。
第2部にあたる職員のいじめと殺人に関するものですが、確定的故意を扱っていますね。テーマを明確にするために、不確定的故意を扱った方が面白いかもしれませんね。概括的故意、択一的故意とか。
a.k.a. 鬼食料理長
みなさま批評ありがとうございます。
批評内容を踏まえ、改稿したいと思います!