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今日、就職の為に引っ越しの準備をしていたら、当時のものが出てきて懐かしくなったので、少しだけ。
最後にお会いしたのはもう随分と昔になりますが、お元気ですか?
僕はあれから、新しい環境にも慣れて、友達にも恵まれ、ささやかな毎日を過ごしています。
あの時は、いや今もだけれど、僕は馬鹿だったから、いつもビッシリと書き込まれて真っ赤になったプリントを返されていました。
作文を書くのすら本当に下手くそで。それでも頑張って書いたのに、細かく手直しをされて戻ってくる原稿用紙を見ては落ち込む日々でした。休み時間には、あの人は全然褒めないと誰かが愚痴っているのを聞いたこともあります。それに頷きかけたことだって、無いといえば嘘になります。
でも。でも一度だけ。「よく出来ました」という青い字が添えられた大きな花丸をもらえたことがありました。
僕にとっては初めてだったそれにまず驚いて、けれどその何倍も嬉しくて、その日は息を切らせて家まで帰り、真っ先に親に自慢したものです。
頑張ったことを褒めてもらえるのは、努力が認められるのは、こんなに素敵なことなんだと。僕はその時、初めて勉強が楽しいと思えたんです。
だから今、僕は下手くそなりに、創作サイトの隅っこで文章なんかを書いています。
他の人たちにはまだまだ到底敵いっこないけど、それでも面白いと思えるのは、きっとあなたのおかげです。
急な転校でロクに挨拶も出来なかったけれど。
最後にたった一言でも、感謝の気持ちを伝えられたら良かったのに。
文を生み出す楽しさを教えてくれて、ありがとう、と。
そしたら、どんな顔をするのかな。喜んでくれたかもしれないし、精進しなさいと諭してくれたかもしれない。おそらく、どちらもなのでしょう。
お世話になったのは短い間でしたが、その声や笑顔。評価こそ厳しかったけれど、今なら分かる、僕たちを見る優しい目。そして特徴的な、黒い縁の眼鏡を。全て鮮明に覚えています。
先生は、あの時みたいに、笑えていますか?
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3554804 (01 Jun 2018 10:00)
KanKan様のSCP-1045-JPを題材にお借りしました。
同じ単語が重なっていたり、文がたどたどしいのは仕様ですが、
著しい文章の乱れや、誤字が無いか等のご確認いただけますと有り難いです。
読ませていただきました。
1045-JPを題材とした作品ですね。
まず細かい指摘ですが、誤字脱字もなく、文章としては非常に読みやすいと感じました。多少読点が多いような気もしますが、これは個人の好みの範疇でしょう。
次に全体的な事を。率直に言って短すぎます。もちろん、短い文章で完成したTaleもありますし、起承転結、序破急といった構成が必ずしも必要なわけではありません。ですが、この作品は現状で何も伝えられていない印象を受けます。
これは個人的な意見ですが、Taleとは多くの場合、報告書の裏側、あるいはサイドストーリーを描くものだと思っています。そのオブジェクトに関係した人々の日常、そのオブジェクトが関わった事件etc…。その面で見ると"かつて関係者だった人物が報告書から読み取れる情報だけを思い出している"だけ、といった現状です。加えて、オブジェクトを知る人物からはこのオブジェクトであると早期に分かってしまい、意外性も薄いです。報告書に添える短文の説明文であればいいのでしょうが、Taleとしては不十分に思えます。
私であれば、まずはこの人物がどういった影響をオブジェクトから受けたのか、それをどのように考えているか、をもう少し丁寧に書き、先生が子供思いであったことなどを詳しく書きます。あるいは人物の性格を少し曲げ、先生の授業が必ずしも良い人間を生み出さなかった、というような意外性を持っていきます。何にせよ、この文量であれば明確な意外性を、ストーリーを重視したいのであれば、先述の起承転結や序破急などを意識し、キャラクターに深みを持たせる方が良いでしょう。
以上、個人的な意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。
kyougoku08 様
査読していただき有難うございます。
誤字脱字はなかったようで安心いたしました。
今のタイミングですと、学校を連想させる言葉や先生という単語だけで1045-JPだと気付く方も多いと感じたので、それで構わないと思った次第です。
ですがそれでは面白くないのも確かだと思い、せめて冒頭部分だけでも分かりにくいよう、また些事ではありますが、「先生」という明確な呼び名は最後のみに持ってくるよう弄ってみました。
そこは自分も気になっていました。
意図としては、もう終わってしまった事、伝えられていれば何か違う未来になっていたのか等の「もし」と、何も知らない元生徒という虚しさを出したく、全体的に情報を絞ったのですが、読み手にそれが伝わらなかったのは、ひとえに自分の力量不足だと痛感しております。
なるほど、後者については考えにありませんでした。
今回は、絶望を抱えて凄惨な結末を選んだ先生にとっての希望であったかもしれない元生徒の存在と、先生によって新たな希望を見出された元生徒という2人のすれ違いをテーマにしたかったので、前者をもう少し押し出してみます。
いただいた言葉を参考に、少しではありますがタイトルを含め加筆修正をしてみました。
コンテストエントリー期間の締め切りまであと少しですが、もう少々足掻きたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
拙作の下書き批評も一覧の2ページ目に入りましたので、コンテストへの本投稿をいたしました。
初の作品で、未熟な点が目立つものになってしまいましたが、書くことも、意見をいただけるのも、とても、とても楽しかったです。
拙い文ですが、読んでいただきありがとうございました。