SCP-xxxx-JP

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - メタタイトル未定
著者: Shirajima_Mihaly
作成年: 2023

+ スポイラー

1.私が探した範囲では見つけられなかったのですが、それほどアイデア捻ったアイデアではないため、類似する記事があることを危惧しています。もし類似する記事があった場合、盗作の意図はありませんので、類似する記事を教えていただけると幸いです。

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPへの新規記事の作成、SNSや動画投稿サイトへの投稿など多角的な手段でSCP-XXXX-JPの普及・周知活動を行うことが推奨されています。
SCP-XXXX-JPの普及に大きく貢献している活動には奨励金を支給します。

説明: SCP-XXXX-JPはレンタルWikiサービス「Wikidot」を使用して作成された、当財団をモデルとした共同創作サイトです。架空の超常的な物品、存在、現象の報告書を投稿できるシェアワールドコンテンツであり、投稿されている報告書はすべて創作物で実在しません。

SCP-XXXX-JPは民間人が多く存在する市街地でのSCiPの出現・発生、及び通常の当財団のリソースを超える大規模収容違反発生時に、民間人による初期対応と円滑な臨時雇用を行うことを企図して作成されました。

以下は██県██市でのSCiP出現事案に際し、現場に居合わせた民間人████氏に対するインタビュー記録です

インタビューログxxxx1:

対象:████氏

インタビュアー:エージェント・緋月

<録音開始>

エージェント・緋月:録音を始めました。インタビューを開始します。まず初めに、避難誘導を行っていただいたことを深く感謝します。

████氏:当然のことをしたまでです。まあ感謝されて悪い気はしませんが。

エージェント・緋月:あのような物を目にして驚かなかったのですか？

████氏:そりゃ驚きましたよ。でも本当に居たんだって気持ちのほうが大きかった。

エージェント・緋月:「本当に」というのはどういう意味でしょう。

████氏:「SCP財団」ってサイトがあるのはご存知で？

エージェント・緋月:はい。存じ上げております。

████氏:俺はSCPが好きで、いくつか記事も書いてるんです。あれ、スマホスマホ

エージェント・緋月:申し訳ございません、機密保持の観点から一度スマートフォンを預からせて頂いています。あとでお返しいたします。

████氏:ああ、そうでしたね、ハハ、まあとにかく、まさか本当に財団があったなんて驚きですよ。
ああそう、それであの化け物を目にした時、SCPだって思ったんです。それで、SCPが居るなら財団もあるんじゃないかとも。

エージェント・緋月:それで、どのような行動を取ったのですか。

████氏:最初は立ち向かおうかとも思いました。でも俺は武器になりそうなものは何も持ってなかった。だからまず警察に通報した。信じてくれるとは思ってなかったですが、もし財団があるならその通報を盗聴だかなんだかして来てくれるだろうと思ったんです。

エージェント・緋月:その後は？

████氏:警察は取り合ってくれなかったけど、それは想定の範囲内だった。財団がどれくらいで来てくれるのかは考えようもなかったから、近くにいる人を連れてその場を離れました。あとはあなたがたが来て、それからのことは話さなくてもわかりますかね。

エージェント・緋月:はい、そこまでで大丈夫です。
<録音終了>

終了報告:これはSCP-XXXX-JPが市街地でのSCiP出現事案の収拾に繋がった最初の事例である。
これによりSCP-XXXX-JPがSCiP発生事案の初期対応に寄与しうることが明確なものとなった。
今後5年間でSCP-XXXX-JPの普及を促進するため、予算と人員の見直しを上申する。

補遺:
不具合の多さなどの諸問題を理由に、Wikidotから別のプラットフォームへの移行が検討されています。

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  批評コメント批評コメント

  
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  kashima8 09 Feb 2023 12:33

  +拝読しました。

  すみませんが、アイデア自体に問題があると思います。

  「異常存在を収容するために、民間人に異常存在を認識させる」
  という部分が本末転倒だと感じました。

  人類を異常存在と接触させないのが財団の仕事なので、いくら「SCP財団というウェブサイト」の投稿記事が虚偽の物であっても、最終的に一般人に実在の（財団世界の）アノマリーと接触させてしまう、というか一般人に初期収容を手伝わせるというのは、私にはちょっと受け入れられなかったです。

  虚偽のサイトのSCPの知識とはいえ、実際のSCPの収容方法などの情報（O5やDクラスの存在、スクラントン現実錨など異常存在ありきの装置など）はそのままにしているようですし、その知識を生かして一般人がアノマリーに対して行動を起こすというのは、財団の情報ぜんぶ筒抜けではないでしょうか。

  また、「警察に通報すれば盗聴している財団が来てくれる」と██氏が知っているのも、「盗聴されていると一般人思われている警察が無能」「盗聴していることを一般人に知られている財団が無能」と感じました。

  今回██氏は直接立ち向かわず、警察への通報を行い初期収容に貢献しましたが、初期収容ということはまだ発見されたてのSCPだと思います。その段階ではたとえ「見た人間に悪影響がある」異常性があったとしても財団は知らないはずです。

  財団の職員以外に収容に関わる人間が増える、タダで働かせられるのだとしても、これはかなりリスキーだと思います。
  もしこれがシャイガイみたいな存在だったなら、浮いた人件費の何万倍もお金がかかるのではないかと思います。

  また、ラストの補遺にも問題があると思いました。

  「Wikidotが不具合多いので別のプラットフォームに以降を検討する」
  というのは、現実のSCP財団サイトの現状そのままで、ひねりがないように感じました。
  また、作中の財団へも、「財団なら自分でプラットフォームを作れるのでは？」
  というツッコミが生まれました。

  総評として「テーマ自体に問題がある」というのが私の意見です。
  
  まったく同じ記事はないと思いますが、「SCP財団自体がカバーストーリー」みたいなアイデアはいくつか、サンドボックスやサイトで見たことがあるように思えます。

  代案など思いついたら良かったのですが、私としてはこのテーマで記事を書くのはだいぶ難しいように感じました。

  
  参考になれば幸いです。乱文失礼いたしました。

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