翻訳中: SCP-3960

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クレジット

タイトル: SCP-3960 - Best Friend Forever
著者: Shingashi
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-3960

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 組み立てられていないSCP-3960実例は、もとのパッケージに包装した状態で、サイト64収容ウィング内の高セキュリティ電子機器収容コンテナに収容されます。新たなSCP-3960実例の組み立てには、倫理委員会連絡係とサイト管理官双方の承認が必要です。
現在、財団の監視下にある4体の組み立て済みSCP-3960実例が、サイト64にある同一のタイプS人型実体収容室に収容されています。収容違反の試みがないか確認するため、収容室内は毎日検査されます。各実例に対して心理学的評価が毎週実施されます。各実例は、収容中に生じうる損傷を負っていないか、2カ月に一度検査されます。

説明: SCP-3960は、アンダーソンロボティクスによって製造された、完全にarticulatedされた10体の人型ロボットの玩具です。各実例のボディはアルミニウムフレームを覆う型取られたポリカーボネートによって構成されています。これらの装甲の外側はSCP-1360-1の構成と全く同じ黒い布で、内側は魔術的なシンボルで覆われています。
完全に組み立てられた場合、各実例は高さ約31cm、重量約3kgになります。財団の管理下にある10体のSCP-3960実例のうち6体は組み立てられていない状態でもとのパッケージで包装されたままとなっており、3体は財団の収容前に既に組み立てられ、1体は財団による試験の一環として組み立てられています。
SCP-3960実例の組み立ては比較的容易で、計14個の部品を噛み合わせることでロボットのボディを形作ることができます。各実例に付属している説明図によると、組み立ての最後の段階では、実例のまわりに食塩で魔法円を作ります。その魔法円をおおよそ五等分するように、個性の特徴を記した紙を置きます。これが完了したら"Vitam Amicus"¹と詠唱します。詠唱すると魔法円は即座に消失し、SCP-3960実例は生命を得ます。生命を得ると、SCP-3960実例は組み立てした者へ従おうとし、ゲームで遊ぶことから高度な数学計算に至るまで、様々な作業をすることで補助します。生命を得たSCP-3960実例の人格と技能は、組み立ての際に用いられた紙に記載された特性に関連しています。

実例は単調な声で話す能力を持ち、
Animate instances of SCP-3960 are capable of speech in a monotone voice; each instance will refer to the individual who performed the assembly chant as its best friend or in similar terms of endearment. Currently, there appears to be no means of changing who an instance of SCP-3960 is bonded to after assembly.
生命を得たSCP-3960実例は作動のための動力源を必要としていないとみられ、無期限に動作することができるとの仮説が立てられています。

補遺3960-A: パッケージ記載の文章
以下の文章はSCP-3960各実例のもとのパッケージ背面に記載されていたものです。:

きみのカンペキな友達をつくろう

アンダーソンロボティクスの新製品「ホビー・パーソナル・アンドロイド (HPA)」があれば、君はいつでも親友と一緒だ。HPAは君の思いどおりにカスタマイズできて、たった15分以内に組み立てられる！

ゲームからジョーク、宿題の手伝いなどなど… HPAは君の想像力の分だけ可能性がある。

さあ！今日、君のための友達をつくろう!

補遺3960-B: 回収
全てのSCP-3960実例は、2024年5月24日に実施された、スリー・ポートランドにあるアンダーソンロボティクスの事務所に対する財団と連邦捜査局異常事件課(UIU)による合同調査の際に回収されました。実例が発見されたコンテナ付近の事務机にあったパソコンから、以下のメールが復元されました。

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From: RiderM@AndersonRobotics

To: ContosJ@AndersonRobotics

件名: HPA Development Status

ジェイソンへ

私たちチームはHPAの最初の試験を完了したわ。全てがしっかりと機能してると思う。私たちが

all the skill sets we anticipated with the traits we set are there.
ジョエルとアマンダはHPAを家に持ち帰って、試しにそれぞれの子どもたちにあげるそうよ。どうなったかが分かったら、あなたにまた伝えるわ。

マイラ

From: ContosJ@AndersonRobotics

To: RiderM@AndersonRobotics

件名: RE: HPA Development Status

マイラ、

さっきグレッグが「ギズモ」を見せてくれたよ。

フィニアスが遺したものを君の仲間が使えるようになって嬉しく思う。HPAが子どもたちをどんなふうに扱うのか、聞けるのを楽しみにしているね。

ジェイソン

From: RiderM@AndersonRobotics

To: ContosJ@AndersonRobotics

件名: HPAは成功よ!

ジェイソン、

Test runs with Joel's daughter, Tammy, and Amanda's son, Leo, have gone pretty smoothly. Tammy made a soccerbot, while Leo's got himself someone to play board games with. No complaints so far. I'm going to give it a few more weeks to make sure there is no long-term break down, but I think we might be able to push the official release date up a bit.

マイラ

From: ContosJ@AndersonRobotics

To: RiderM@AndersonRobotics

件名: RE: HPAは成功よ!

マイラ

Exciting stuff! Let me know when you want to run this by Vince for his stamp of approval.

ジェイソン

From: RiderM@AndersonRobotics

To: ContosJ@AndersonRobotics

件名: 問題が発生したわ…

ジェイソン

We have a pretty big problem with the HPAs. They get really attached to the kids. I mean, super attached. The term devotion comes to mind. Its really creeping the kids out. Leo tried to destroy his last night. I'm going to look into any patches that can be done on the tech end, but if this is a problem with Phineas's stuff we are sunk. I'll keep you posted.

マイラ

From: RiderM@AndersonRobotics

To: ContosJ@AndersonRobotics

件名: RE: 問題が発生したわ…

フィネアスの部分で発生している。

From: ContosJ@AndersonRobotics

To: RiderM@AndersonRobotics

件名: RE: RE: 問題が発生したわ…

マイラ

Could we do something similar to what Wilson did when we were getting the Peregrines up and running? Inhibitory programming in the internal computers?

ジェイソン

From: RiderM@AndersonRobotics

To: ContosJ@AndersonRobotics

件名: RE: RE: RE: 問題が発生したわ…

ジェイソン

We'd need to know what were dealing with in advance for that work, and unlike the Peregrine units, the HPA's generate their "AI" on the spot, so there is no way to predict what kind of inhibitory programming will be needed. That plan's a no go.

Worse, the HPA's I've taken from Leo and Tammy are pretty actively trying to get back to them. I think we might need to scrap this idea for a bit. I'll run it past the crew to see if we have any solutions, but this is looking pretty dead in the water to me.

マイラ

From: ContosJ@AndersonRobotics

To: RiderM@AndersonRobotics

件名: RE: RE: RE: RE: 問題が発生したわ…

マイラ

文書と、完了したユニットと、組み立て前のプロトタイプの残りを保全して。Vince says we might have a buyer at another company for everything as is. Heard the name "Isabelle" a couple times. Isaac is still writing up the details. I'll let you know what the HPAs' fate will be as soon as I do.

ジェイソン

補遺3960-C: 組み立てられた実例へのインタビュー

+ インタビュー記録 SCP-3960-1

- インタビュー記録 SCP-3960-1

以下のインタビューは、SCP-3610-1の初期収容手順の一環として実施されたものです。同様のインタビューがSCP-3960-2「ルーラ」、SCP-3960-3「ダンジョン・マスター」、SCP-3960-4「ジョニー」に対して実施されました。

インタビュー対象: SCP-3960-1 "ギズモ"

インタビュアー: マーカス=フィンチ研究員

インタビュー前の状況:このインタビューは、生命を得たSCP-3960実例の初期収容検査の一部として実施されました。SCP-3960-1はアンダーソン・ロボティクスの職員によって組み立てられた最初のプロトタイプであり、最も古くアニメイトされたものです。SCP-3960-1はアンダーソンロボティクスの人事に精通しているため、HPA設計チームメンバーの身元に関する情報の聞き出すことがインタビューの優先事項とされました。

<記録開始>

フィンチ: こんにちは、ギズモ。研究員のフィンチです。私は…

3960-1: あなたは財団の職員ではないですか？

Finch: なぜそう思うのですか？

3960-1: ほとんどのアンダーソンロボティクスの従業員とスリー・ポートランドの住人は、少なくとも漠然と、財団の存在に気づいています。そしてその狙いにも。It's not that far of a leap to assume who the people who captured me work for.

Finch: とても鋭いですね。

3960-1: そのように設計されましたから。

Finch: では、アンダーソン・ロボティクスのどの職員があなたを設計したのですか？

SCP-3960-1は少しの間沈黙する。

Finch: 言いたくない？

3960-1: はい。

Finch: では違う質問なら答えられるでしょう。あなたを作成した人は、あなたをどのように使用していたのですか？無論、おもちゃが欲しかったわけではないでしょうが。

3960-1: HPAs are as limited as the person assembling them, Mr. Finch. qWhile you might see a toy, my creator instilled in me critical thinking and mathematics capabilities. Their very own pocket assistant.

Finch: You speak very highly of them.

3960-1: 彼らが私を作った、そしてほかの全てのおもちゃもです。That alone is worth a few idle words of praise.

Finch: 彼らのことが恋しくて仕方ないでしょうね。

3960-1: それを言うのは不名誉なことではありますがね。彼らを手助けすることは私の人生の目的でした。

Having me locked up here leaves a little adrift.

Finch: Adrift? I don't follow.

3960-1: Let me paraphrase a show that was one of my creator's favorites then. Hobbys aren't made fumbling for meaning. We get created to help a specific person and serve as their companion. Take that person away from us and we're left without a purpose.

Finch: しかし、もし誰があなたを作成したのか教えてくれれば、あなたと再開させることができるかもしれません。あなたには再び自身に目的を与える力があるのです、ギズモ。You just need to act on it.

3960-1: 私が気づいているとは思わないのですか？The price is too steep, Mr. Finch. 私はそれに見合うようにすることはできません。

Finch: 君は自分で自分を困らせているように見えるよ。ドツボにハマるThen it seems like you're the source of your own misery.

3960-1: No more so than my creator is.

Finch: きっと、自分自身のために行動するときが来たんだ。ギズモ、君は強力なポジションにいる。そして最後には、君の窮地を脱するためのたった一つのものは、結局君自身なんだ。

3960-1は地面を見下ろし沈黙する。

Finch: 他には何もできないけど、それについて考える時間だけはあると思うよ、ギズモ。また話せそうになったら知らせてくれ。

<記録終了>

+ インタビュー記録 SCP-3960-2

- インタビュー記録 SCP-3960-2

以下のインタビューは、SCP-3610-2 の初期収容手順の一環として実施されたものです。同様のインタビューがSCP-3960-1「ギズモ」、SCP-3960-3「ダンジョン・マスター」、SCP-3960-4「ジョニー」に対して実施されました。

インタビュー対象: SCP-3960-2「ルーラ」

インタビュアー: リチャード=アンドリュー研究員

インタビュー前の状況: このインタビューは、生命を得たSCP-3960実例の初期収容検査の一部として実施されました。 SCP-3960-2は、財団に収容された生命を得たSCP-3960実例のなかで、最も新品のような状態でした。

<記録開始>

Andrews: おはようございます、SCP-3960-2。アンドリューは素早く書類を確認する。 それとも、ルーラと呼ぶべきかな？私は研究員のアンドリューです。あなたにいくつか質問したいと思います。

3960-2: ルーラで合っているわ。タミーが名付けてくれたの。いい名前だと思わない？

Andrews: ええ、そうですね。タミーはあなたの製作者ですか？

3960-2: それ以上よ。ー彼女は私の親友だったの、他の誰の親友よりもね！

Andrews: That's quite a claim. あなたとタミーは一緒にどんなことをしていたんだい？

3960-2: サッカーの練習をしていたわ。とっても楽しかったの。タミーはとても上手なのよ！

Andrews: 練習相手としてはあなたは少し小さかったんじゃないかな？

3960-2: うーん… ちょっとね… but I still packed enough of a punch to return the ball. Besides, Tammy really didn't have a lot of kids to practice with, which is why she made me.

Andrews: なるほど。他にはタミーと一緒にどんなことを？

3960-2: どういう意味?

Andrews: つまり、彼女はサッカーの練習以外のことも一緒にしたんじゃないのかい？

3960-2: タミーは私をサッカーの手助けのために作ったから、私はそうしていたの。他にどんなことがあるというの？
Andrews: ええ、では別の聞き方をしよう。君はサッカーをしないときは何をしていたんだい？

3960-2: タミーは私をクローゼットのなかにある小さな箱にしまっていたわ。まるで小さいベッドのように、とても素晴らしくて居心地が良かったの。私はサッカーの時間になるまでそこで待っていたわ。ときどき、次の練習のことを考えるだけでとってもワクワクしていたの。

Andrews: 彼女はただ箱にしまっていただけ？

3960-2: もちろん。そうすれば私を失くさずにすむから。本当に賢いアイデアだわ。

Andrews: しかしそれはあまりいい暮らしではないね。退屈じゃなかったかい？

3960-2: いいえ。ただじっとしていて、次の練習を待ち望む。タミーが求めていたことよ。

Andrews: じゃあ… 君は彼女が君を取り出すまで、ただ暗いなかで座っていただけなのか？

3960-2: いえ、いつもそうではなかったわ。Sometimes I was a bit naughty, and I'd sneak out and watch her do homework, or cuddle with her when she slept. It took a lot of skill to make sure she didn't wake up or get disturbed. The last thing she needed was me pestering her.

Andrews: しかし、もし君が彼女の友達だったとしたら、なぜ君まわりにいることが彼女の邪魔になるんだい？

3960-2: 邪魔してたんじゃなくて、彼女を驚かせていたのよ。つまりね、例えば机の中にペンをしまったのに、後でポケットの中から出てきたら、あなたもちょっとゾクっとするでしょ。あるとき私が彼女に話しかけたら、クローゼットのドアに投げられたの。

SCP-3960-2は自身に向かってくすくすと笑う。

3960-2: だからじっとしていられないのよ。

SCP-3960-2は静止し、ドアのほうを見る。

3960-2: じっとしていられないと言えば、私は彼女のもとにすぐ帰ることはできないのかしら？彼女に私は悪い友達だって思われたくないの。私は今までに100回の練習を逃したに違いないわ。

Andrews: 私にできることがないか考えてみよう。今のところはこれまでだ、ルーラ。

<記録終了>

+ インタビューログ SCP-3960-3

- インタビューログ SCP-3960-3

以下のインタビューは、SCP-3610-3の初期収容手順の一環として実施されたものです。同様のインタビューがSCP-3960-1「ギズモ」、 SCP-3960-2「ルーラ」、SCP-3960-4「ジョニー」に対して実施されました。

インタビュー対象: SCP-3960-3 "ダンジョン・マスター"

インタビュアー: ロナルド=フェロ研究員

Foreword: このインタビューは、生命を得たSCP-3960実例の初期収容検査の一部として実施されました。 SCP-3960-3は収容されたなかで最も損傷を受けていました。ボディにはいくつかの切り傷があり、左腕は機能を喪失していました。

<記録開始>

Ferro: こんにちは。私は研究員のフェロです。あなたを何と呼べばいいでしょう？

3960-3: 僕の友達のレオは「ダンジョン・マスター」、略して「DM」って呼んでたよ。彼の願いを尊重して、同じように呼んで欲しい。

Ferro: 「ダンジョン・マスター」、ですか？あなたはダンジョンマスターだったのですか？

3960-3: とりわけね。レオはゲームをするのが好きなんだ。「ダンジョン・アンド・ドラゴン」がお気に入りだった。他に彼と一緒に遊ぶ人は誰もいなかった。

Ferro: つまり、レオは君のことをボードゲームが得意なように作ったということですか？組み立ての際に、彼がどんな特徴を君に与えたのか分かりますか？

3960-3: あなたの両親は、あなたにどんな特徴があるのか、生まる前に知っていたと思う？

Ferro: それもそうですね。レオのことをもっと教えてもらうことはできますか？

3960-3: もちろん話させてよ。彼は素晴らしい友達だ。賢くて、内気で、創造的だ。彼はボードゲームで遊ぶときに一番能力を発揮するんだ。いつも楽しそうだったよ。

Ferro: 彼のいいところをいくらでも言えるみたいだね。

3960-3: 彼は僕の親友だから、そんなの当たり前だよ。

Ferro: 彼が君のことを破壊しようとしていたとしても？

SCP-3960-3は静止した。

3960-3: 何が言いたいのかな。

Ferro: DM、君の左腕は動かない。君の胴体全体に切り傷がある。君の製作者のうちの一人から、レオは君を破壊しようとしていたというメールさえ届いている。なぜ彼はそんなことをしたのだろうか？

SCP-3960-3は少しの間地面を見下ろす。

Ferro: …DM?

3960-3: あなたは信心深い人ですか、フェロ研究員？

Ferro: いいや、それほど。

3960-3: レオのお母さんの友達に、信心深い人がいます。ある夜、レオが寝た後で、レオのお母さんとその友達がちょっとした議論をしていました。レオのお母さんは「もし神が自身の創造物の愛を求めているのに、その創造物が神を愛さないことができるように作ったのなら、神の求めに沿わないと決めたものを罰するのだろうか。神を愛するように作ったほうが残酷ではないのでは？陶芸家が陶器を上手く作れなかったときに、陶器を罰するようなものよ。」と聞きました。

3960-3: 彼女の友達は、こう返しました。「あなたが、あなたを愛させるためだけに何かを生み出したとして、一体どんな愛を手に入れられるの？それは空虚な愛なんじゃないかしら？少し経てばあなたはきっとそれに激怒するようになるわ。」

3960-3: 問題は、フェロ研究員。それが僕が贈ることができる唯一の愛だということです。

Ferro: なるほど…

SCP-3960-3は束の間部屋を見回す。

3960-3: あなたは僕をレオの元に返してはくれないですよね？

Ferro: そうしないことが君にとって一番だとは思わないか？

3960-3: 多分。だけど、僕はそうしないといけないんだ。

<記録終了>

+ インタビューログ SCP-3960-4

- インタビューログ SCP-3960-4

以下のインタビューは、SCP-3160-4の組み立て後すぐに、他のSCP-3960実体との交流を認められていた間に実施されたものです。

インタビュー対象: SCP-3960-4「ジョニー」

インタビュアー: エージェント・ビートリス=ロス

前書き: このインタビューは、SCP-3960-4が収容中のSCP-3960実例との交流を許可された一週間にわたる期間の後に実施されました。SCP-3960-4は現在のところ財団によって製作された唯一のSCP-3960実例であり、機動部隊τ-51(「都会の喧騒」)専属の外傷学者²、エージェント・ビートリス=ロスと結びつきがあります。SCP-3960-4の製作中に選択された個性の特徴は、忠誠、好奇心、集中力、粘り強さ、勤勉を含みます。

<記録開始>

Ross: こんにちは、ジョニー。

3960-4: こんにちは、私の友。

Ross: 君は長時間他のロボット達と交流する機会が与えられたね。君たちがどんなことを議論したのか報告してもらうために来たんだ。

3960-4: 大したことはないんだけどね、正直なところ。結局僕らはおもちゃだから。

Ross: そうかもしれないけど、君たちは知覚を持ったおもちゃだから。

Never underestimate something because it seems mundane. What did you discuss with your fellow Hobby units?

3960-4: Lula and DM are pretty preoccupied with returning to their creators. They didn't have much to say aside from ideas about what they would do if they could get back, and vague ramblings about escape attempts that could not work. Because they are toys.

Ross: ギズモは?

3960-4: Gizmo was more… I guess the word to use would be… interesting?

Ross: And how's that?

3960-4: Well, Gizmo didn't have the attachment issues Lula and DM have. A need to get back to their creator. They seemed more introspective than anything else, and that made them interesting to me.

Ross: 彼らとは何について話したのかい？

3960-4: 最初は大したことは。でも結局は、財団についての質問をし始めたよ。後で収容する以上の意味があるなら、なぜ僕を作ったのか…

SCP-3960-4は静止する

Ross: I'd take it you'd like an answer to that question, Johnny?

3960-4: I mean, kind of? The Foundation making anomalies to contain anomalies does seem kind of counterproductive. You'd think fighting fire with fire would lead to a larger fire.

Ross: Of course. But, sometimes, in order to understand something, and better be able to contain it and protect it, you need to replicate it at least once. You can set smaller, controlled fires, to burn away the hazard and save yourself from a larger blaze.

3960-4: つまり… 僕は必要悪なのかな？

Ross: 君は自分のことを悪だと考えているのかい？

3960-4: いや、違うよ。悪のような何かがあるとは思っていない。多分ただ混乱していたんだと思う。

Ross: それは理解できるよ、ジョニー。The thing to know is that the Foundation replicates, and uses anomalies, on a somewhat frequent basis to aid in containment. There were days in the past where there were hard lines against the practice, but… eh, enough casualties and those things erode.

SCP-3960-4 nods in apparent understanding.

3960-4: DMのある興味深い話を思い出すよ。えっと、少なくとも僕はそれを興味深いと思った。

Ross: おお、そうか。それは何だい？

3960-4: 「神義論」という用語を知っている？

Ross: なぜ神は悪の存在を認めたのか、か？ああ。DMがそのことを？

3960-4: そうなんだ。僕が次に彼らと話すことができるとき、彼らに伝えるべきだと思うかい？神が悪の存在を認めるのは、それをより深く理解し、それを封じ込めるためだと。

ロスは束の間静止する。

Ross: もちろんだ、ジョニー。そうするといい。

<記録終了>