SCP-XXXX-JP - 財団に至る道

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 財団に至る道
著者: shelted
作成年: 2023

アイテム番号: XXXX-JP

レベル1

収容クラス:

keter

副次クラス:

notice

撹乱クラス:

vlam

リスククラス:

notice

link to memo

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

SCP-XXXX-70実例、撤去前に撮影

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの発生が確認された場合、適宜目撃者への記憶処理、カバーストーリーの流布が行われます。必要に応じて追加措置として、機動部隊る-3（”道路整備員”）による復帰作業が行われます。

説明: SCP-XXXX-JPは、財団施設¹の周囲で不定期に発生する一本道です。ただし、生成される道は草木を除いたもの²、舗装道路に引かれた非異常性の塗料による線、盛り土、など周辺環境に応じたもののみです。周辺環境と大きく逸脱するものや、追加舗装などの環境を大きく変えるものは観測されていません。

スクラントン現実錨による発生阻止やハイスピードカメラによる撮影など、アノマリーに関する観測や干渉は全て失敗しています。ハイスピードカメラを監視カメラと併設した場合、約5ミリ秒ほど映像が乱れ、復旧と同時に道が設置された状態を撮影します。スクラントン現実錨を稼働させても効果範囲内でアノマリーが生成されているため、現実改変は行われていないと結論付けられています。財団と反対側の端は、無作為に選ばれているようです。

以下にアノマリー実例を抜粋します。

SCP-XXXX-JP-20

周辺環境: 稲作中の水田、および隣接するあぜ道、舗装道路

アノマリー実例: 稲が幅50cm、長さ2mに渡って倒された状態。あぜ道はものを引きずったかのような凹みがあり、舗装道路はスプレーにより線が引かれていた。

実施措置: 水田にはカバーストーリー「野生動物の侵入」が、舗装道路にはカバーストーリー「悪ガキのイタズラ」が流布されました。あぜ道は轍として、誰も気に留めませんでした。いずれも、時間経過に伴い自然消滅しました。

SCP-XXXX-JP-33

周辺環境: 休耕地

アノマリー実例: 幅1m、長さ50cmで財団フロント企業[データ削除済]の裏口に到達。観測されている中では最短の経路。

実施措置: カバーストーリー「モグラの掘り起こし」が流布されました。アノマリーの観測から3日後、雨天に伴い道は自然消滅しました。

SCP-XXXX-JP-38

周辺環境: 商業施設の駐車場。当該店舗の開店30分前³に発生。

アノマリー実例: 非異常性の点字ブロックが接着された状態。駐車場の出口において、車道を挟んでフロント企業[データ削除済]が見えるため、そこで途切れている。

実施措置: カバーストーリー「工事業者の施工ミス」が流布され、点字ブロックは全て撤去されました。

SCP-XXXX-JP-58

周辺環境: [データ削除済]の通用口10cm前から、最寄りの収容施設となる[データ削除済]まで約12kmの道のり。

アノマリー実例: 非異常性の塗料により、破線が引かれていた。

実施措置: カバーストーリー「水道管工事のミス」が流布され、民間人の混乱を招く範囲は除去されました。残りの範囲も、自然消滅しました。

SCP-XXXX-JP-63

周辺環境: 山林

アノマリー実例: 幅50cm、地表から10cmほどにかけて、小石混じりの土が埋め込まれた状態。特筆するべき特徴として、丸太橋のほぼ全てと、一部の鉄橋を回避し、2m～30mずれた橋がない地点で渡らせようとしていた。迂回しない橋については、石の埋め込みは確認されなかった。

実施措置: 混乱を招く迂回路については撤去が完了しました。目撃者および使用者が居ないため、事前準備されたカバーストーリー「山道の整備中」は使用されませんでした。

付記1
200█/05/02、エージェント・███が外出中、SCP-XXXX-JP-52の発生に立ち会いました。民間人の目撃者は居ないため、当該アノマリーの除去作業のみが行われました。約2ヶ月後となる07/03、別アノマリーの収容が行われた際、当該エージェントが「SCP-XXXX-JP-52の端がこのあたりだった、稜線が特徴的だから間違いない」旨を発言しました。記録を確認したところ、収容地点から2mほどずれた場所が該当しました。

この証言を受けてSCP-XXXX-JPの全走査を行ったところ、以下の性質が追加判明しました。

1. 「SCP-XXXX-JPの発生前後3か月以内」に、何らかのアノマリーが収容される。
   稀に期間が「SCP-XXXX-JPの発生から3ヶ月以上32ヶ月以内」の範囲に移動する。
   • • 「収容後もSCP-XXXX-JPが発生しないアノマリー」は多数存在しているため、どちらのアノマリーが先立っているかは不明。
     • SCP-XXXX-JPのうち数点は、アノマリー収容が予想されているものの、確保及び収容の日時は不明。
     • SCP-XXXX-JP-4█については4年以上一切のアノマリーが収容されていないため、優先的に調査中。
2. アノマリーの収容地点から最寄りの財団施設に到達する経路を示す。
   • • 当該施設は収容に適した施設とは限らない。
     • 稀に、アノマリーの逃走経路も含めた範囲を道としている。
       ただし、SCP-XXXX-JPを前提に捕獲計画を作成すると、逃走経路が大きく逸脱するか、不明な原理により捕獲部隊をすり抜ける。

脚注

1. 収容施設、フロント企業、その他様々な施設の周囲で発生しています

2. 一般に獣道や轍と呼ばれるもの

3. 最初の客の到着の2分前

付与予定タグ: scp jp keter

+ 使用画像のライセンス表示を開く

ファイルページ: SCP-道案内

ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:8457264-4-vacb
ライセンス: CC BY-SA 3.0

タイトル: SCP-道案内
著作権者: shelted
公開年: 2023
補足:
自身で撮影した公道に、画像エディタで書き加えました

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欲しい指摘内容

1. 誤字脱字（あれば）、読みやすくできる点
2. 収容プロトコルとして問題ないか
3. その他（感想など）

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  批評コメント批評コメント

  
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  From: サンドボックスオペレーター

  VideoGameMonkeyMONO 04 Apr 2023 04:38

  しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。

  Jiraku_Mogana 17 Apr 2023 15:10

  物語としての起伏を感じられず、面白くなかったです。
  形式としては付記1で種明かしを狙っているのかもしれませんが、そこで後出しの設定がたくさん出て来るため全体として起承転結の起で終わっているような印象を受けました。現状何故か財団に関与する現象と言うだけで物語展開が無いため、もっとアイデアの深堀りをしたりその現象が引き起こす物語を考えたりしてはいかがでしょうか。

  また読者にどのような感情を与えたいかが伝わってきませんでしたので、まずそこを意識して構成を考えるといいかもしれません。エッセイ『あなたの第一歩のための計画書作り』が参考になると思います。

  + その他細かい指摘点

  画像

  画像サイズが7MB越えと巨大で読み込むのに時間がかかるため、圧縮したほうが良いと思われます。大きくても数百kBくらいの画像サイズで十分かと。

  SCP-XXXX-JPは、財団施設の周囲で不定期に発生する、「一本道の発生」イベントです。

  好みの問題かもしれませんが、イベントではなく発生する道の方をSCP-XXX-JPと指定した方が、後の文章を読むとわかりやすい気がします。他でSCP-XXX-JPと使われている箇所は概ね「SCP-XXX-JPが発生」という文脈ですが、これはSCP-XXX-JPを道にしてもそのまま通用します。加えて「生成された道」などをSCP-XXX-JPに置き換えできわかりやすくなります。

  「周辺環境に応じたもの」

  とくにカギカッコ付けする意味はないと思われます。

  財団と反対側の端は、無作為に選ばれているようです 付記1を参照してください。

  打消し線を除くと急に参照を要請する旨だけが書かれていることになり不自然に思えます。

  [データ削除済み]

  間違いではないですが、[データ削除済]の方が多く見受けられます。また、財団の報告書なのでフロント企業や収容施設名を削除する必要はあまりないように思うのですがどうでしょうか。

  1█kmの道のり

  伏字にする意味があまりないように思えます。不自然さをなくしつつ具体的に表現するのを避けたいなら「10km程度の道のり」としても問題ないのではないでしょうか。他にも黒塗りの使い方について怪しいところがありますので、ガイド『その下に何があるのか: 黒塗りのクロとシロ』を参照しておくと良いかもしれません。

  エージェント・███が「SCP-XXXX-JP-52の端がこのあたりだった」旨を発言し
  周辺環境は大幅に変化していましたが、エージェント曰く稜線が特徴的なので覚えていたそうです

  あまりクリニカルではない表現に思えます。「周囲の特徴的な稜線を記憶していたエージェント・███によりSCP-XXXX-JP-52の末端付近であることが指摘され、」とかでいかがでしょうか。

  shelted 18 Apr 2023 00:13

  ご確認ありがとうございます。
  ひとまず画像については、横2000pxの2KBか3KBに縮小しました。

  記事については…「削除済み/削除済」の表記と合わせて検討します。

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1. portal:8457264 (12 Feb 2023 11:12)