初下書き SCP-未定-JP [この記事について少しでも気になればすぐに見て！！]

アイテム番号: SCP-未定-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-未定-JPはサイト-19の5m×5m×5mのコンクリート製のコンテナに収容されています。

説明: SCP-未定-JPはA4サイズの白い紙です。裏には手書きの文字で、「頭の中が欲しいもの」と書かれています。表に書かれた文字は、SCP-未定-JPに一番近い人間の年齢・性別・職業・出などによって異なります。
SCP-未定-JPは██県███市██町で2016/06/23に当時5歳で外で遊んでいた██ ██氏によって発見され、近くの交番に届けられました。交番の中に別のSCPオブジェクトへの調査のために侵入していたエージェント██に渡され、手に持った瞬間に目の前で書かれた文章が変化したことにより異常性が発覚しました。

以下は、██ ██氏とエージェント██によるインタビューです。

対象: ██ ██氏(SCP-未定-JPの発見者、6歳。)

インタビュアー: エージェント██(SCP-未定-JPの発見者からSCP-未定-JPを受け取った。)

付記: エージェント██

<録音開始, （2016/11/21）>

エージェント██: お久しぶりだね、僕。

██ ██氏:お久しぶり…です。

エージェント██: 緊張しなくていいからね。ただ質問に答えてくれればいいんだよ。

(5秒間沈黙)

エージェント██: 6月23日に、あの紙を渡してくれたよね？覚えてる？

██ ██氏:覚えてます。

エージェント██: あれって一体どこで見つけたの？

██ ██氏:あの時、僕はお母さんからお使いを頼まれてたんです。今日の夜ご飯はカレーだったので野菜とかを買ってくるようにって。

(2秒沈黙)
エージェント██: それでどうしたの？

██ ██氏:えっと、スーパーに行く道を歩いてると風で近くに飛んできたので拾ってみました。でも、その時風は全然なかった気がします。それで、その紙になんて書いてるか読もうとしたら難しい字で読めませんでした。けど、表の方はひらがなだったので読めました。たしか、そこには「どんなおもちゃがほしい？」って書かれてたと思います。で、積み木が欲しいって思ったんです。別に、声に出して言ったりしてません。

エージェント██: なんでその積み木が欲しいって思ったの？

██ ██氏:だって、そのとき友達はみんな持ってたし、自分だけ持ってなくて嫌だった…。

エージェント██: その積み木はもらえたの？

██ ██氏:もらえました。野菜を買って家に帰ってきて中身を見たら、積み木が入ってました。急に持ってたものが重く感じました。なんで入ってるか不思議だったけど、それよりも積み木があることが嬉しくて全然気になりませんでした。

エージェント██: 分かったよ。教えてくれてありがとうね。

██ ██氏:…はい。

<録音終了, （2016/11/21）>

終了報告書: インタビュー終了後、██ ██氏にはクラスB記憶処理が実行されました。
後書: このインタビューにより、SCP-未定-JPは人の欲しいものを理解することができ、それを出すことができると考えられます。

人間には皆欲望があり、何が欲しい、というのももちろんある。
それを叶えてくれるこのSCPオブジェクトは人間に友好的であると言えるだろう。
その上、数年もの間変化がないためこれからもずっと同じように、友好的にいるであろう。
だから、敵対的だと思うのはバカバカしいと思う。
なので、このSCPオブジェクトをより多用し、ほかの脅威から守ることも可能なはずだ。
ここに、私はSCP-未定-JPを多く使い、被害を最小限にすることを提言します。
　　　　　- ██博士

この提言は、ただいま承認待ちをしている状況です。

警告!!

05評議会より

以下のファイルへの無許可なアクセスは禁止されています。
そしてすべてのアクセス情報は記録されているため、不正にアクセスした場合、即座に検知され終了処分されます。

警告を理解した上でスクロールしてください。

アイテム番号: SCP-未定-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-未定-JPはサイト-19の5m×5m×5mのコンクリート製のコンテナに収容されています。また、「SCP-未定-JP」という名前をできるだけ広めず、仮に広まったことが判明した場合、名前を聞いたことのあるすべての職員に即座に上の記事までを読ませてください。

説明: SCP-未定-JPはA4サイズの白い紙です。裏には手書きの文字で、「頭の中が欲しいもの」と書かれています。表に書かれた文字は、SCP-未定-JPに一番近い人間の年齢・性別・職業・出などによって異なります。
SCP-未定-JPは██県███市██町で2016/06/23に当時5歳で外で遊んでいた██ ██氏によって発見され、近くの交番に届けられました。交番の中に別のSCPオブジェクトへの調査のために侵入していたエージェント██に渡され、手に持った瞬間に目の前で書かれた文章が変化したことにより異常性が発覚しました。
2017/03/07に実施した実験により事案が発生したため、オブジェクトクラスがKeterに変更されました。詳しくは事案-未定-01をご覧ください。

実験記録XXX-01 - 日付2017/01/15

対象:SCP-未定-JP

実施方法:D-未定-001にSCP-未定-JPを持たせ、変化があるかどうかを確認する。
また、D-未定-001にはカメラを持たせる。

以下が実験の音声記録です。

—-
東野博士:では、コンテナ内に入ってSCP-未定-JPを持ってください。
D-未定-001:わかりました。

(ドアを開ける音)

D-未定-001:なにか文字が書いてますよ？カメラで映してます。

東野博士:調子が悪いのかわかりませんが、映ってません。読み上げてもらえますか？
D-未定-001:えっと、「SCP ███[削除済み]はどんなSCPだと思いますか？」って書いてます。

東野博士:わかりました。他には何か書いてありますか？
D-未定-001:裏側に「頭の中が欲しいもの」って書いてあります。それ以外はなにも書いてないです。

東野博士:理解しました。お疲れさまでした。コンテナから出てください。
(ドアを開ける音)
—-

結果: Dクラス職員がSCP-未定-JPを認識したため、内容が変化しました。

分析: SCP-███[削除済み]は現在まだ確認されていません。

事案-未定-01 - 日付2017/03/07

アメリカ████州███市███番地で新しいSCPオブジェクトが発見されました。

当初、SCP-████[編集済み]という名前で収容されていましたが、その後SCP-未定-JPとの関連が判明したためSCP-未定-JP-1と変更されました。

+ ここをクリックしてSCP-未定-JP-1についての記事を表示します。

アイテム番号: SCP-未定-JP-1

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル: SCP-未定-JP-1はサイト-8169内の10m×10m×10mの厚さ1mのコンテナ内に収容されています。収容違反が発生した場合、機動部隊ろ-5("陰陽師")監督の元、収容してください。

説明: SCP-未定-JP-1は一般的な0.5mの身長のある10代男性の人間の見た目をしており、2017/03/07にアメリカ████州███市███番地にて突如現れました。SCP-未定-JP-1は極めて狂暴的であり、目に入った人間をすべて両手に所持しているナイフで襲い掛かります。その際のSCP-未定-JP-1の速度は時速70kmであり、一切スピードの変化をせず最短距離で人間を襲います。
当初、突如現れたため瞬間移動ができるという異常が懸念されていましたが、SCP-未定-JPによって現れたことが判明した上、そのような異常性がのち、オブジェクトクラスがSafeに変更されました。

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