根絶
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
全ての研究資料は3重のバックアップを取り保存されます。
また全ての動物に関する資料も3重にバックアップした後改竄不可にして保存されます。
SCP-XXX-JPはサイト-19内の保全ロッカーに保管され、通常の施錠に加え電子ロック、担当するBクラス研究員3人の網膜スキャンを行って保管されます。
SCP-XXX-JPは全てベークライトで覆われ、少しでも動くことのないように完全に固定されます。もしベークライトに劣化が見られた場合、ただちに武装警備員とともに担当研究員は保全を行わなければいけません。
全てのネットワークを監視し家族や友人の異常な増加を訴える投稿が見つかった場合。速やかに特定し記憶処理剤をその地域に散布します。
現在SCP-XXX-JPを用いたいかなる実験も禁止されています。
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
SCP-XXX-JPは既知の金属で構成された100枚の硬貨です。
この硬貨は現在まで発行されたどの通貨にもあてはまらず、記念硬貨として発行されたこともありません。
素材自体は銀、銅、真鍮などありふれた素材で作られていて簡単に破壊できますがインシデント-XXX-Aの発生により現在は許可されていません。99枚の硬貨には、便宜上裏面と称しますが1枚ごとに違う模様が刻印されています。その中には54種の既知の生物、17種の未知の生物、20種の既知の植物、8種の未知の植物が刻印され、表面にはΦの文字に酷似した紋章が彫られています。
SCP-XXX-JPを用いてコイントスを行った場合、裏面が出た場合は異常な効果を発揮しませんが表面が出た場合その異常性が確認されます。既知の生物や団体が彫られたコインでコイントスした場合、生物ならその動物が学術的に属する「目」の生物を絶滅させます。
これは不可逆の現実改変で、コイントスを行った者以外の全ての生物が影響を受けます。消滅した生物が自然界で行っていた役目は別の生物に引き継がれます。コイントスを行った者にしかその変化を認識できません。この効果で消滅した人種の実績や記録は別の人種に引き継がれるため致命的な矛盾を引き起こします。
SCP-XXX-JPは、アメリカの環境保護団体に潜入したエージェントが大きな活動を起こさずひたすらに賭けを行っているのを不審に思い、追加調査を行った結果未知の生物がいなくなったという会話をしているのを確認し、接収しました。保護団体は自身が保護するための生物を脅かす生物を絶滅させるためにこのコインを用いていました。現在団体は尋問を行った後記憶処理を受け、財団のDクラスとして雇用されています。

事案1 - 日付20YY/08/15

対象 未知の生物が描かれたコイン、原始的な脊索動物の頭部が彫られたように見えるが頭部の上に脳のように見える器官がある

内容:
エージェントが収容前に手遊びでコイントスを行った。表面だった。
結果: 動物界 脊索動物門 頭索動物亜門 複眼綱 食空目 が全て消滅した。

分析:エージェントは休暇で訪れた水族館でアタマウオが存在しないことを不審に思い、係員に尋ねたところそんな魚は存在しないと告げられた。
財団に戻り調べた結果、アタマウオ、ノウクイイワシ、デンデラミノカサゴの記述があらゆる媒体から消えていた。
エージェントは自身が何かのミーム汚染を受けていると感じ、財団に報告、拘束されコインをSCP-XXX-JPa、エージェントをSCP-XXX-JP-bと命名された。

実験1 - 日付20YY/08/16

対象: 未知の生物が描かれたコイン、猿に似た頭部が彫られたように見えるが片方の目だけ飛び出している。

実施方法: SCP-XXX-JP-bが監視の元実験室でコイントスを行った。裏面だった。
結果: 変化なし

分析:裏面だとオブジェクトの異常性は発現しないことがわかった。
コメント:███博士>全てのSCP-XXX-JPaは裏面にして保管するように

実験2 - 日付20YY/08/18

対象: 未知の生物が描かれたコイン、人間に見えるが頭髪はなく、目が昆虫のように複眼。

実施方法: SCP-XXX-JPbが監視の元実験室でコイントスを裏面が出るまで行った。
結果: 動物界 脊索動物門 頭索動物亜門 哺乳綱 虫長目 が全て消滅した。

分析:SCP-XXX-JPbは███博士に[削除済み]研究員はどうしたと尋ねた。███博士が財団の人事ファイルにアクセスした所存在しなかった。SCP-XXX-JPbは担当研究員でさっきまで会話をしていた三野研究員を知らないし人種が違うと答えた。SCP-XXX-JPb曰く[削除済み]研究員はデデゴナ国のオヌーチ人の女性だったそうだがそんな国は存在していなかった。世界地図を見せてデデゴナ国の場所を答えるように指示したが困惑した様子で日本とオーストラリアの真ん中の海を指した。
コメント:███博士>ミーム汚染と異世界への移動、どちらも今のところ疑わしい。現実改変の線もあるが話を聞く限り見るからに異常な人物が存在するのか疑わしい。

実験4 - 日付20YY/08/18

対象: 未知の生物が描かれたコイン、立方体に目のような彫り込みが6つある。

実施方法: SCP-XXX-JPbが監視の元実験室で裏が出るまでコイントスを行った。
結果: 効果なし

分析:SCP-XXX-JPbにこのコインに彫られた生き物について尋ねたが知らないと答えた。
コメント:███博士>ミーム汚染と異世界への移動、どちらも今のところ疑わしい。現実改変の線もあるが。

実験6 - 日付20YY/09/15

対象: 未知の生物が描かれたコイン、原始人の特徴を持つ猿のような見た目だが頭にヒレが付いていて頬にエラのような彫り込みがある。

実施方法: 記憶処理を行われたSCP-XXX-JPbが監視の元実験室で表面が出るまでコイントスを行った。研究員は同じ人物で行った上、武装警備員を2名連れたブーロン博士が目の前にいる。
結果: 動物界 脊索動物門 頭索動物亜門 哺乳綱 水長目 が全て消滅した。

分析:SCP-XXX-JPbはブーロン博士と会うと██博士が一瞬で消えて知らない奴が目の前にいると取り乱した。ブーロン博士は██博士を人事ファイルから調べたところ、存在しないことがわかった。
コメント:ブーロン博士>何か嫌な予感がする。実験記録のバックアップを閲覧することを承認してもらいたい。

この要求は許可されました。

ブーロン博士>財団のバックアップはあらゆる改変を受けないように記録されているはず、そうだとしたら我々は人類史最大の罪を犯したのかもしれない。

実験9 - 日付20YY/12/05

対象: 未知の生物が描かれたコイン、猿のように見えるが鼻が眼より上の位置にある

実施方法: カント計測器を設置した実験室でブーロン博士自らがコイントスを行う。ここまでの記録をバックアップさせてコイントスを行うまでの測定値を保存しつつバックアップサーバーにリアルタイムで送信する。
結果: 動物界 脊索動物門 頭索動物亜門 哺乳綱 鼻頭長目 が全て消滅した。

分析: 粗島博士は何事もなく実験室から出てきた。測定値は1Hmから変わっていませんでしたがバックアップサーバーの記録を閲覧すると最低250Hm、最高500Hmの異常な数値を記録していました。粗島博士は直ちに拘束され、財団による尋問を受けました。

対象: [粗島博士]

インタビュアー: [██]

付記: [粗島博士は対ミーム、現実改変者の収容において高い実績を持ち現象的心理学、超心理学、物理学で博士号を持ち20年にわたって財団の厨房に勤務していた要注意団体を追っているエージェントです]

<録音開始,>

██: [あなたは最初のバックアップによるとサイト-8107で調理師として雇用されています]

粗島博士: [はい]
██: [しかし今のあなたの所属は博士でありエージェントであり調理師でもある。この矛盾はあなたが引き起こしたのですか?]

粗島博士: [私だけではない、我々だ]
██: [我々というとこの記録されている未知の人物ですか?]

粗島博士: [違う…財団だ…財団が実験を建前に我々に行わせてしまったのだ…大量殺戮を]

██: [大量殺戮?]

粗島博士: [あのコインにミーム汚染があると?異世界へのポータルだと本気で思っていたのか?]

██: [どういう事です?]

粗島博士: [あのコインは生き物を絶滅させる、根絶する…何も残さずに、そしてそのしわよせはどこに来ると思う?]

██: [しかしあのコインに描かれた生物は存在しませんが]

粗島博士: [作り替えられたんだよ!そういう風に世界が!私には妻が695人いてそのうち590人が鬼籍に入っている。ありえるか?お前の親は何人いる!?]

██: [128…(沈黙する)]

粗島博士: [私の前にいた博士はどうなった!?研究員は!?60億人の人間の内、何人が「正しい」人間なんだ!?]

粗島博士: [我々財団は殺しつくしたのだよ、数えきれない人間、動物を下らないコイントスで]


<録音終了, >

終了報告書: [SCP-XXX-JPbはバックアップと照会した役職に戻すことが考えられましたがO5-█だったので機密保持のために終了されることが決定しました。]

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
███研究員>ただコインをはじくだけで何千万人もの人間を殺戮し、文化を蹂躙し、人類の歴史すら歪めてしまうなんて誰も考えられないだろう。しかし一番恐ろしいのは万が一財団が収容する前に異常な能力を持った1人のために使われたことがあったとしたら?そしてそのしわよせはどこに来るんだ?
我々は「人類がいまだ起こしたことのない大量殺戮」を行った事実すら認識せずに。この記録が理解できないまま消えた全ての生物の墓標として永遠に消えないことを望む。

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