Sekisiki 3 65f2

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幾多数多の異常性物体が発見され、それらを確保・収容している財団日本支部。米国にある財団本部に次ぐ収容数を誇る彼らは現在、新たな問題に直面していた。

――――急速なバーチャルライバーの台頭である。

3Dモデルや2Dイラスト等を仮初の肉体として、インターネット上に様々なコンテンツを発信している彼ら/彼女らはここ半年で爆発的な人気を獲得しその数と規模を凄まじい勢いで拡大していった。

無論、新たなネットコンテンツが普及することについては財団は無関心であり、精々フロント企業が商業的に利用する程度だろう。だからこそ財団が対峙しなければならない問題とは、バーチャルライバーに由来もしくは経由する異常性オブジェクトの発生だった。

動画を視聴することで異常性に曝露させるもの、無意識な視聴を促すミーム的影響を与えるもの、果ては別のオブジェクトに曝露したバーチャルライバーから二次被害的に感染するもの、多岐に及ぶ異常性が彼らを通じて日本、更には世界中へと広がりを見せ大規模パンデミックの様相を呈していた。

勿論財団とて手を拱いているわけではなかったが、予想を遥かに上回る市場の成長と全体数の増加は彼らをして後手に回らざるを得なくなる状況を作り出していた。

さして何よりの問題は、バーチャルライバー文化を生み成長させた最初のバーチャルライバーの持つ異常性ーーー『自身の動画を視聴した者がバーチャルライバーになろうとするミームを感染させる』と言うものだった。

底辺ライバーならばPC始め周辺機器などを押収し本人含めファンに対し記憶処理を行えばそれでいい。異常性を発揮するのは本人、所謂中の人ではなくキャラクターとしてのバーチャルライバーであるからだ。しかし始まりたる彼女はそうはいかない。二百万人に近いファンとそれ以上いると思われる潜在的ファンがいるため隠蔽する労力が尋常ではなかった。また一年に及ぶ活動の中で彼女は様々なメディアにその姿を晒しており、ミームの影響を受けた曝露者の数はそうでない者の数を圧倒している可能性が非常に高かったのだ。なればこそ彼女を収容し隠蔽してもそれは悪手であるというのが、財団の出した結論だった。

必要であればその悪手すら実行する覚悟こそあったが、他に良い方法があればそちらこそ最善とすべきであり、彼らは幾昼夜に渡り討論を重ねた。そしてその果てに、一人の職員がある言葉を放ってしまった。

「じゃあ、我々もバーチャルライバーで対抗しましょう」

長く続いた実り無き議論に疲れ果てた彼らは、そのアイデアに飛び付いた。オブジェクトを収容するためにアイドル化してしまうような連中が、躊躇などするわけがなかった。

「—-うわあ、本当の私そっくり!これ、すりーでぃーもでるって言うんだよね?今度はどんな実験するの?」

「今度はね、実験じゃないんだ。SCP-496-JP。君に、アイドルになって貰いたいんだ」

「……え?」

誰かが出した「バーチャルライバーって言うくらいだったら本当に電子世界の存在にしたいですね」というアイデアが何故か採用され、正真正銘バーチャルアイドルとなれるように電子上に存在が可能なSCP-496-JPをモデルにした3Dアバターを作製しSCP-496-JP-()をバーチャルライバーとして起用することが決定した。当然高レベル職員の許可済みである。

それに伴って技術部門が総力を上げてモデリングし、心理学や統計学の専門家からなるチームによって人気が出る話し方や所作の研究と演技指導を行った。そして最も重要な、対象のミームに対しワクチンとして機能するミームの生成とアバターへの組み込み

これは、他支部どころな要注意団体すらクレイジージャパンと言わしめた

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  1. portal:sekisiki ( 03 Jun 2018 03:55 )
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