SCP-XXXX-JP 

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の一般人型実体収容室に収容されます。週に1度以上、SCP-XXX-JPへのカウンセリングが実施されます。SCP-XXX-JP-a群は同サイト内の低危険度収容ロッカーに収容されます。

説明: SCP-XXX-JPは"自殺阻止激励更生士エンカレッジ・オレンジ"を自称する未知の金属や繊維から構成された橙色を基調とする装甲服及び各種装備(SCP-XXX-JP-aに指定)を着用する人型実体です。その声や口調から、30代男性であると思われます。30代男性でした。一般的な成人男性の約5倍の身体能力、財団の保有する標準装備以上の耐久力及び任意の物体の透過能力が確認されています。
以下はSCP-XXX-JP-a群の一覧です。

番号 説明
SCP-XXX-JP-a-1 SCP-XXX-JP-aの左前腕部に装着されたディスプレイ。SCP-XXX-JPは”ビクティム・マップ”と呼称。自殺志願者の所在地を指し示していると思われ、画面をタップすることで瞬間的な移動が可能。
SCP-XXX-JP-a-2 SCP-XXX-JP-aの胸部に存在する開閉可能な窪み。SCP-XXX-JPは”ホープ・ギバー”と呼称。内部にはSCP-XXX-JP-a-3が存在し橙色に発光している。
SCP-XXX-JP-a-3 SCP-XXX-JP-a-2内に存在する不明の発光体。胸部から体内に取り込むことで接種者は自身の信念や思想に強い自信を持ち非常に活動的になり、時に短絡的思考に陥る。SCP-XXX-JPが右手をSCP-XXX-JP-a-2に近づけSCP-XXX-JP-a-3を一部取り出し、自殺志願者へと分け与える様子が確認されている。
SCP-XXX-JP-a-4 SCP-XXX-JP-a背面に装着されたおおよそ直方体の機械。SCP-XXX-JPは”カンフィデンス・プロバイダー”と呼称。その用途は現在不明です。着用者の血液と█████からSCP-XXX-JP-a-3を作成していたと思われる。

SCP-XXX-JPは20██年█月、警察からの「引きこもりや失踪から異様な社会復帰を遂げ、別人ではないかと疑われる通報が複数確認されている」という通報によって財団がその存在を認知しました。それ以前のSCP-XXX-JPの活動についてはカバーストーリー「精神病の悪化」を適用しました。財団はSCP-███を利用して自殺願望を抱かせたDクラス職員を囮とした確保作戦を実行しましたが、SCP-XXX-JPの異常性により失敗しました。しかしその際██博士の交渉によりSCP-XXX-JPへのインタビューを実施することに成功しました。
以下はそのインタビュー記録です。

インタビュー記録XXX-JP-1

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: ██博士

付記: インタビュー中の奇襲を行うべきか議論がなされましたが、確保の見込みの低さ及び██博士の反対により実行されませんでした。

<録音開始>

██博士: 私の提案に同意して下さりありがとうございます、SCP-XXX-JP。まずは貴方の名前を教えていただけますか?

SCP-XXX-JP: なんだよ、何度指摘しても言い直さねえくせに結局名前は聞くのかよ。…[咳払い]俺は自殺阻止激励更生士エンカレッジ・オレンジ!理不尽に虐げられ、自らの命をふいにしようとする弱者に手を差し伸べるヒーローだ!

██博士: なるほど。具体的にはどのような活動を?

SCP-XXX-JP: だ、か、ら、世界のどこに居ようと助けを求める者の元へ瞬時に駆けつけ、このホープ・ギバーでその命を救っているんだ!

██博士: ホープ・ギバー?

SCP-XXX-JP: [右手で胸部を強く叩く]ここに埋まった機械のことさ!この胸には沢山の自信、希望、夢、皆を幸せにすることができるパワーが詰まっているんだ!

██博士: ではその装備はどこから支給されたのですか?

SCP-XXX-JP: それは…![██博士を7秒間見続けた後、背を丸め俯く。]あれは…もう半年も前のことだ、俺はあの頃普通の、でも幸せな日々を送っていた。大切な人がいたし、3か月後には子供も生まれるはずだった。それが…[数秒間沈黙]

██博士: SCP-XXX-JP?

SCP-XXX-JP: …復讐だったらしい。妻のかかってた町医者が昔、ミスで犯人の母親だかなんだかを死なせたんだと。いやそれすらも思い込みだったらしいんだが、それでたまたま妻がその医者んとこへ行っていた日に犯人が…病院に放火したんだ。それで犯人もろとも全員さよならというわけさ。俺はあの頃の虚無感をまだ鮮明に覚えている…あの頃は本当に辛くて、この先のことなんて何も考えられなくて、何度死のうと思ったか分からないさ…
…でも、あの方々はそんな俺を死の淵から救ってくれた!俺と同じ苦しみを味わっている人々を救うためにこのスーツを与えて下さった!あの日以来俺は命の大切さやそれを失う恐ろしさを知り、残された人々の悲しみを知った。だから[██博士に遮られる]

██博士: あの方々というのは、超  電  救  助  隊Hyper Electric Rescue Organizationのことですか?

SCP-XXX-JP: [3秒間の沈黙]お前たちに教える義理はねえ!命の重さを軽視し、あんな汚い手で俺を捕まえようとするような奴らにはな。さあ、約束通りあの人へ処置を施させてもらおう!

██博士: [溜息]分かりました。ではインタビューを終了します。

<録音終了>

終了報告書: インタビュー終了後、SCP-XXX-JPは囮として利用されたD-████へSCP-XXX-JP-aを用いて処置を行いました。処置後、D-████は本作戦実施以前と比べ明らかに活動的になり、その理由を尋ねると「必ず雇用期間を生き抜いて、シャバで今度こそ真っ当に生きるんだ!」と回答しました。

事案XXX-JP-1
20██年█月█日、SCP-XXX-JPがサイト-81██に現れ、自主的に収容されました。
以下はSCP-XXX-JP-aヘルメット内部の記録媒体から回収された映像記録の抜粋です。

映像記録XXX-JP-92

付記: 視点の高さから、SCP-XXX-JP本人の見た映像が記録されていると思われる。

<記録開始>

[SCP-XXX-JPは██氏宅前に佇み、SCP-XXX-JP-a-1を確認している。]

SCP-XXX-JP: よし、次はここだな。

[SCP-XXX-JPは外壁をよじ登り、透過能力を利用して内部へ侵入する。侵入先の部屋で顔を俯かせベッド上に座り込む██ 大生氏(家主である██ 久雄氏の長男。当時、一年前に発生した弟の自殺により不登校となっていた)を発見。]

[██ 大生氏がSCP-XXX-JPを視認するが、特に動揺している様子などは見受けられない。]

SCP-XXX-JP: 自殺に悩んでいるのは君か!今、助けてやるからな!

[SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-a-2を開放し、右手を近づける。SCP-XXX-JP-a-3がSCP-XXX-JP-a-2内部から右手掌に不明の原理で一部移動する。]

SCP-XXX-JP: 色々と辛いことがあっただろう。自分なんて消えてしまえばいいと思っているかもしれない。俺もその気持ちはよく分かるぞ。でもな、君もこの世界の一員なんだ。みんな誰かを必要とし、みんな誰かに必要とされている、もちろん君もだ。君にも君の役目があるんだ!さあ、その役目を思い出してご覧。

[SCP-XXX-JPが右手を██ 大生氏の胸に押し当てる。数秒後、██ 大生氏がSCP-XXX-JPを直視し、起き上がってSCP-XXX-JPの両肩を掴む。]

██ 大生氏: そうだ…そうだ!僕にはやるべきことがある、こんなとこで死んだって意味はない!

SCP-XXX-JP: ああ、よく思い出してくれた!それでこ[██ 大生氏に遮られる]

██ 大生氏: 死ぬべきは僕じゃない!あの[激しい罵倒表現]共だ!

SCP-XXX-JP: そうそう…え?

██ 大生氏: ありがとう…あー、えとヒーローさん!貴方のおかげでやっと決意できた。今から奴らを殺しに行って[██ 大生氏が自室の机から彫刻刀を取り出そうとするが、SCP-XXX-JPがそれを止める]

SCP-XXX-JP: おいおい、頼むから落ち着いてくれ。君こそ一番命の大切さが分かっているはずだろ?ほら、もう一度胸に手を当てて自分のすべきことを[██ 大生氏が激昂した様子でSCP-XXX-JPを突き飛ばす。視線の動きからSCP-XXX-JPは動揺し震えていると思われる]

██ 大生氏: なんだよ!せっかく僕の仲間だと思ったのに、お前も結局あのクソババアやジジイと同じこと言うのかよ!クソ!クソ![██ 大生氏は髪を激しくかきあげる]

[階段を上り部屋へ向かってくる足音が聞こえる]

██ 真紀子氏(██ 大生氏の母親): ちょっと、たいちゃん?あまりうるさくするとご近所に…

██ 大生氏: うるせえ!

[██ 大生氏が██ 真紀子氏にむけて手に持った彫刻刀を投げつける。彫刻刀は██ 真紀子氏の眉間に命中し、床に落ちる]

[██ 真紀子氏が悲鳴をあげ気絶する]

██ 大生氏: …よし、あいつらの居場所は分かってんだ。早くいかなきゃ…

[SCP-XXX-JPは部屋を出ようとする██ 大生氏に向け右手を伸ばし言葉を発するが、声量が小さく判別不可。██ 大生氏はそれらを一瞥し部屋を去る]

[SCP-XXX-JPは暫く自らの手を見つめている]

SCP-XXX-JP: 俺は…俺は…

不明の人物: あのー██さん、玄関開きっぱなしですけど大丈夫ですかー?

[その声に反応し、SCP-XXX-JPが立ち上がってSCP-XXX-JP-a-1をタップする。視界が徐々に光に包まれてゆく]

<記録終了>

終了報告書: この後██ 大生氏は████中学校へと向かい、同校に務める守衛1名、生徒1名を殺害、教師1名に重傷を負わせた上で自殺しました。


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