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SCP-XXXX-JP。画像は倫理処理済み。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の標準人型オブジェクト収容室に収容されます。収容室外周には専用に調整された反転型スクラントン現実錨を配置し、収容室内の現実性強度を0.85Hm以下に維持してください。また、対象の身体には小型カント計数器を装着し、体内の現実性強度を常時観測します。
(2018/08/01追記)対象は財団に対して非常に好意的な態度を示しています。しかし、対象への物理的接触は禁止されていることに注意してください。
説明: SCP-XXXX-JPは年齢22歳、身長156cm、体重██kgの日本人女性です。外見的な特異性は現在保持していません。
SCP-XXXX-JPの異常性は、体内に異常に低いレベルの現実性強度1を保持していることです。SCP-XXXX-JPの体内現実性強度は平均2.0✕10-█Hmであり、どのような環境においてもこの水準が維持されます。このような希薄な現実性を持つ実体は通常、周囲の現実に上書きされ、即座に消滅します。これに反し、SCP-XXXX-JPが肉体を維持可能である原理は判明していません。
SCP-XXXX-JPの現実性は通常の存在よりも低いため、他の存在による物理的接触は容易に現実改変を発生させます。多くの場合、改変は接触した人物の願望がSCP-XXXX-JPの身体へ反映される形で発現します。
調査記録XXXX-JP
財団の監視下に入る以前、SCP-XXXX-JPはたび重なる現実改変を受けていました。本人および周囲の証言から、改変を行った多くの人物は程度の差があるものの異常性を認識しており、半ば暗黙の了解としていたことが判明しています。以下のリストは、特に大規模な改変が行われたと推測される事柄のリストです。
SCP-XXXX-JPは4ヶ月におよぶ無断欠勤により通報され、その不審な状況が財団に察知されました。その後、対象は自宅にいたところを財団エージェントにより確保され、以降は財団の監視下にあります。以下は、初期収容に際して行われた収容エージェントによるインタビューの記録です。
注記:上記の事実は2018/08/01の改訂以前の情報です。担当職員は以下の追記にも目を通してください。
補遺: 20██/██/██、収容室の排水口内に紙片が詰められていることを清掃スタッフが発見しました。紙片の状態は古く、初期収容段階で混入されたと推測されています。この際、SCP-XXXX-JPは調査チームに対して感謝の意を述べ、改めて身に覚えが全くないことを証言しました。以下は、紙片に記された走り書きの転写です。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3671347 (31 May 2018 22:47)
トップ画像は以下からお借りしました。
外部サイト
ご批評を頂きたい点は以下の通りです。
オチとしては、「悪意なき悪意こそ、本当の悪なのかもしれない」というところを目指したいと考えています。
何卒よろしくお願いいたします。
>容易に現実改変を発生させることができます。
発生させます のほうがいいかもしれません
>このことは多くの場合、
このことは、はいらないかもしれません
>調査記録XXXX-JP 注記の上の横線
いらないように思えました
>力を知った彼氏もそうだった、
「、」ではなく「。」のほうがいいかもしれません
>収容班の職員が鎮静のために動き出す。エージェント・██はこれを制止する。
>沈黙。対象はすすり泣き始めるが、徐々に落ち着きを取り戻しつつある。2分11秒間、エージェント██は対象を注視し続けた。
[]で囲ったほうがいいかもしれません
返信が遅くなり申し訳ないです。ご批評、ありがとうございます。
いつも大変お世話になっております。ご批評、誠にありがとうございました。
収容後にひどい目に合う典型定期な展開を予想していたので、不幸が全部収容時の改変によるものというオチは驚きました。インタビューの芝居がかったやりとりも伏線だったんですね。面白かったです。読みにくい点もなく、異常性も分かりやすいです。
sanks269さんが目指しているテーマを考えると、"財団が収容すべき不幸な存在であれ"というのは無意識下であってもちょっと悪意が強い表現かもしれません。もし「故意の悪意よりも無意識の悪意が本当の悪かもしれない」というのであれば適切なオチだと思いますが、「本人が悪意でないつもりの悪意が本当の悪かもしれない」というのを目指すならば"収容することで幸福になる存在であれ"とか、"不幸な存在を助けたい"とかの表現の方がいいかもしれません。
0.3Hmで消滅とありますが、FAQ;~ヒュームって一体全体なんだ?によればSCP-239は周りを0.3Hmほどに低下させるようなので、0.3Hmで消滅はしないのがカノンだと思われます。結局はヘッドカノンによるのですが、もう少し値を小さくした方がいいかもしれません。
以下、細かい点です。
「改変後の復元は不可能」とありますが、「改変後に以前の状態を復元すること」か「改変前の状態の復元」の方が適切かと思います。
返事が遅れて申し訳ないです…!ご批評、ありがとうございます!
驚いていただけたようで良かったです。今の時点であっさり分かりやすくはできているようで、安心しました。
面白いと言って頂き大変嬉しいです。もっと練ってより良いものにしていこうと思います。ありがとうございました!
しっかりとオチもあるのですが、ヒュームに関するエッセイにおいて示される「ヒューム値が低い人間」、ひいては遺産コレクションの頃からずっと試みられている「被害者女性」のコンセプトから独自性を持って抜け出せていない感じがします。
ヒューム値の低い存在が「自分に対する」願望だけを反映するのか、一見してわからないような影響が残っていたりしないのか1、あまりにも異常を収容してきた財団において人間の形をずっと保ったままでいられるのか、など影響を受ける範囲や意味合いを広げてみてはどうでしょうか。
また、彼女は本当に純真無垢な被害者なのか?という視点もほしいところです。 そもそも、彼女は最初から実在していたのでしょうか。幾人もの「こういう人がいるだろう、かわいそうだ」という思いによって低ヒュームの塊に生まれた、「被害者女性」という偶像的存在である可能性などはないでしょうか?
「何かの悪意に晒されている女性」について、最近ではSCP-1045-JPという試みがありました。「かわいそうな状態そのものが願望の結果だった」というのも悪くはありませんが、もう少しその枠そのものからはみ出した方がいいかもしれません。
大変返信が遅れてしまい申し訳ないです。。
ご批評、誠にありがとうございました。