特殊オブジェクトクラスリスト-JP下書き

特殊オブジェクトクラス-JP早見表

オブジェクトクラス	指定対象	登場記事
Ain	SCP-1690-JP	SCP-1690-JP
Belial	SCP-001JP	AiHeの提言Ⅱ
Daath	SCP-411-JP	SCP-411-JP
Gevurah	SCP-001-JP	SCP-1714-JP
Malkuth	SCP-001-JP	Okaka_Onigiriの提言
Pantokratōr	SCP-001-JP	indonootokoの提言
Tantum	FCP-1018-JP	認識災害系オブジェクトの報告書記述例
Yesod	SCP-370Y SCP-001-JP	SCP-1370-JP amamielの提言

特殊オブジェクトクラス紹介

以下は、説明欄のテンプレートです。大体これに沿って紹介します。

オブジェクトクラス: CLASS

由来タイプ: セフィロト¹ / クリフォト² / ゼネラル³ / オリジナル⁴

説明: そのオブジェクトの概要を説明します。クラスの示す意味や、クラス指定に対する財団の意図、セフィロト等の元ネタの紹介、そのクラスをめぐるメタ的な推移などを記述します。

[記事]における使用例
記事における使用例を紹介します。この項目はクラスの使用が複数記事にまたがった場合に使用します。

登場記事:⁵

SCP-70000 - 僕はすっごくメタ、このタイトルさえも。

SCP-10000-JP - 先の無いリンク

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特殊オブジェクトクラス紹介 - 通常記事編

以下では、通常の報告書に用いられているオブジェクトクラスを紹介します。ここで言う"通常"とは、①ジョーク記事でなく ②基底世界の財団が作成したクラスであり ③"オブジェクトクラスに変質をもたらす"類のSCiPの影響を受けていないもの、ということを指します。

オブジェクトクラス: Ain

由来タイプ: セフィロト

説明: オブジェクトクラスAinは、将来的にも対処不可能な存在であり、YK-クラスシナリオ⁶を引き起こすことが確定的な存在に付与されるオブジェクトクラスです。財団はAinクラスの存在を確保することも収容することも出来ず、隠匿のうちに人類を保護することもできません。日本版Apollyonとも言えるオブジェクトクラスと言えるでしょう。

"Ain"という名前は、セフィロトの樹に由来します。厳密には、「Ain」という要素はセフィロトの樹には属していません。ですが「Ain」は、無と訳され、セフィロトの樹が表す世界が生まれる前の状態を表すようです。記事においては、この「無を表す」という性質を踏まえ、YK-クラスという「宇宙を無に帰す」事態を引き起こすオブジェクトに対するオブジェクトクラスに設定したと考えられます。

このオブジェクトクラスはSCP-1690-JPにて初めて使用されました。この記事におけるAinクラスの設定は、以下に示す引用の通りでした。

Ainクラスとして定義されているオブジェクトは将来的にも対処不能なYK-クラス事象を齎す脅威存在であり、通常分類とは区別されます。このクラスには現在██種類が定義されています。

要約すれば、SCP-1690-JPにおけるAinクラスとは"YK-クラスシナリオ"を確実に引き起こし、対処しようのない存在です。Ainクラスは「対処不可能」「手遅れ」であり「滅亡を必ずもたらすもの」と捉えることができるでしょう。

登場記事:

SCP-1690-JP - 犭貪トンあるいはウロボロス

オブジェクトクラス: Belial

由来タイプ: クリフォト

説明: オブジェクトクラスBelialは、

"Belial"という名前はクリフォトの樹に由来します。

登場記事:

AiHeの提言Ⅱ - 剥奪

オブジェクトクラス: Daath

由来タイプ: セフィロト

説明: オブジェクトクラスDaathは、財団世界における神の神意を伝道し、それを周囲に振りまく存在に付与されるオブジェクトクラスです。現在、このオブジェクトクラスは初出であるSCP-411-JPでのみ使用されています。

初出であるSCP-411-JPでは、このオブジェクトクラスについて以下のように言及されています。

貴方のお陰で我々は正しい道を歩めるようになりました。故に貴方には特例として神の真意……"Daath"のオブジェクトクラスが割り当てられているのです。

"Daath"という名前は、セフィロトの樹に由来します。セフィロトの樹における「Daath」は、知識と訳されます。また、このセフィラは隠された存在であるとされ、隠された意味が存在します。その隠された意味は、悟り・気づき・神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」というものです。"苦痛"を至高とし、苦痛を振りまくSCP-411-JPを信奉する団体になってしまった財団は、SCP-411-JPという信仰の御本尊と言える存在を"神の真意"と見なし、このオブジェクトクラスに措定したことが考えられます。

登場記事:

SCP-411-JP - 尊い犠牲

オブジェクトクラス: Gevrah

由来タイプ: セフィロト

説明: オブジェクトクラスGevrahは、財団の内部構造を危険にさらし、財団の機能を制限する存在に付与されるオブジェクトクラスです。現在、このオブジェクトクラスはJPではSCP-1714-JPでのみ、ENではSCP-3666でのみ使用されています。

"Gevrah"という名前は、セフィロトの樹に由来します。セフィロトの樹における"Gevrah"は急峻と訳され、

登場記事:

SCP-1714-JP - 腐食性幽霊 残されたモノたち
SCP-3666 - Repairing the Mask

オブジェクトクラス: Malkuth

由来タイプ: セフィロト

説明: オブジェクトクラスMalkuthは、地球（と思われていた惑星型生物）に対して付与されるオブジェクトクラスです。現在、このオブジェクトクラスは初出であるOkaka_Onigiriの提言でのみ使用されています。

初出であるOkaka_Onigiriの提言には、「Malkuth」という用語に対して以下のような言及が存在しています。

本調査で確認された存在には地球を表すMalkuthのコードネームが与えられ、引き続き調査が行われた。

"Malkuth"という名前は、セフィロトの樹に由来します。セフィロトの樹における"Malkuth"は"王国"とも訳され、物質的世界を表すとされています。また、このセフィラの象徴する惑星は地球です。このことが、地球を表すコードネームに「Malkuth」が選ばれた理由であると考えられます。

登場記事:

Okaka_Onigiriの提言 - PLANeT

オブジェクトクラス: Pantokratōr

由来タイプ: ゼネラル

説明: オブジェクトクラスPantokratōrは、対象が財団以上の規模に匹敵するため収容できず、かつ財団に対して強く干渉している場合に付与されるオブジェクトクラスです⁷。現在、このオブジェクトクラスは初出であるindonootokoの提言でのみ使用されています。

初出のindonootokoの提言では、"人類の生産"という神の領域に等しい分野に手を伸ばす、日本生類創研の一員である「凍霧陽」が登場します。メタタイトルが「現人神」であることも鑑みると、全体的なテーマとして"神"を連想させるため、この単語が選ばれたと考えられるでしょう。

登場記事:

indonootokoの提言 - 現人神

オブジェクトクラス: Tantum

由来タイプ: オリジナル

説明: オブジェクトクラスTantumは、

登場記事:

認識災害系オブジェクトの報告書記述例

オブジェクトクラス: Yesod

由来タイプ: セフィロト

説明: オブジェクトクラスYesodは複数の記事で使用されているため、その意味は記事により様々です。ですが、オブジェクトクラスYesodは「財団や財団世界など、何らかの存在の基礎となっているオブジェクトに割り当てられるクラスである。」という設定である傾向があります。

"Yesod"という名前は、セフィロトの樹に由来します。セフィロトの樹における"Yesod"は"基礎"と訳されます。記事における使用の際には、このことを踏まえた設定が作られていると考えることができるでしょう。

SCP-1370-JPにおける使用例

このオブジェクトクラスについて、同作品には以下の言及が存在します。

Yesod、セフィロトの樹で「基礎」を意味する。そう、奴は人類の敵じゃなかった。奴こそ、我々の基礎だ。

「奴」とは、作中に登場するSCP-370Yに指定された存在です。この存在は視認した人間に対して自身を盲信させる実体であり、その効果は"愛"という概念を持つ者に限られます。SCP-370Yは人類が現代社会を組み立てる上で基本としてきた"愛"に寄生して伝播する存在であり、このことを意識してオブジェクトクラス: Yesodの指定がなされたと考えられます。_{余談ですが、このオブジェクトクラスを制定したのは、あのジャック・ブライト博士です。彼のセンスも中々ですね。}

amamielの提言における使用例